1月12日(木) 晴れ 気温 -6℃
昨日から冬型の気圧配置が強まり、昨夜、通勤で通った田んぼ道は凍結・地吹雪の状態でした。
一夜明け、西の空には有明の月が出ていましたが、路面はツルツル。車も人も注意が必要な状態です。
本日付 朝日新聞 朝刊のタイムリーな記事をピックアップ、補足・要約してみました。
小生のブログ 「生活習慣病」 の項にも 昨年から運動の効用をアップしてあり、重複するところも多々ありますので、ご興味のある方は以前の記事も併せてご覧ください。
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朝日新聞 1月12日(木) 21面 [be extra; LIFE; 冬に強くなる(上)]
心筋梗塞 脂質と連動
「魔の時間帯は ”午前9時―正午”」 寒冷前線通過に要注意
心筋梗塞には起きやすい天気があることを広島県医師会の松村誠医師らが突き止めた。
1993年から10年間、広島市で救急搬送された3700例あまりの心筋梗塞を分析し、気温が6℃以下、気圧が1013パスカル以下の際、多発傾向を認めた。
(※ 新潟県の場合、広島県に比べ、冬には上記の気象条件が多発しますので、あくまで瀬戸内の温暖な気候における気温、気圧ですので阿賀野市在住の方は参考にとどめてください)
天気図も照合したところ、ぐっと冷え込む寒冷前線の通過時の発症が目立った。
広島県医師会では気象条件、気圧配置をもとに ”心筋梗塞予報” や 場合によっては ”心筋梗塞警報” を同会ホームページのほか、各種メディアを通じて出しているとのこと。
気温や気圧の低下が引き金となり、血管壁に出来たこぶ状の悪玉コレステロールのかたまり(医学的にはプラークといいます)にひび割れが生じ、そこに血栓が発生して血管が詰まると考えられており、午前9時~正午が 「魔の時間」。心筋梗塞の前兆として胸が締め付けられる感じ(狭心痛)や冷や汗などに注意が必要。
動脈硬化は自覚症状がないままに進行するため、検診等で明らかになる血液検査の結果を見過ごさないことが重要。
男性なら45歳以降、女性なら閉経後(55歳以降)に
悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)が140以上、ならば要注意=医療機関受診を!。
その上、高血圧・糖尿病・喫煙・善玉コレステロール(HDLコレステロール)が40未満、血のつながった家族に狭心症や心筋梗塞の人がいる といった危険因子が重なれば、血中LDL-コレステロールをぐっと下げる必要が生じる。
「食」 大豆製品 積極的に取るせんぽ東京高輪病院 足立香代子 栄養管理室長 談
動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は、悪玉を増やすので以下の食品は接種を控えるべきとのこと:
脂身の多い肉類、チーズ・バター等の乳製品、牛乳も低脂肪でなければ200cc/日まで、レバーや卵も取りすぎない方がいい
一方、植物性脂肪に多い不飽和脂肪酸は悪玉や中性脂肪を低下させるので、以下の食品は積極的に取った方がいい:
豆腐や納豆、きなこ、豆乳などの大豆製品。
オリーブ油や菜種油。緑黄色野菜や海藻・キノコ類は食物繊維がコレステロールの腸からの吸収を抑える。
オランダでの研究から、コーヒー・緑茶・紅茶などに含まれるポリフェノールが冠動脈疾患の死亡率を低下させることが報告された。
「運動」 日常生活、こまめに動く 「便利な世の中に逆らうことが体には良い」 明治安田厚生事業団ウェルネス開発室の報告
平均年齢66歳の中高年男性17人が半年間ウォーキングや筋肉トレーニングを続けたところ、悪玉は減って善玉が増え、動脈硬化の指標となる数値が改善したとのこと。
運動するとエネルギー消費が増えて中性脂肪の分解が促進され、善玉が増え、血流が盛んになって血管の内側を刺激するため、血管が縮んで血圧が上がるのを抑える。
上記開発室長の朽木勤氏(米国スポーツ医学会認定ヘルスフィットネススペシャリスト)によれば、定期的な有酸素運動により動脈硬化の他、癌などの生活習慣病に効果があるとのこと。推奨の指針として
「1日30分の有酸素運動を週5日」 と語った。
しかし、運動のためのまとまった時間を取れない人も多いはず。
そんな場合はまずじっとしている時間を減らすことから始めること。
次の段階で通勤や家事、買い物、オフィスなどで「ながら運動」をして運動量を稼ぐようにした後、ストレッチやラジオ体操を経て定期的なスポーツへと進んでいくと無理がない。
日常での活動量のアップを図るには
・ 20分ほどの距離なら徒歩で移動
・ バス停は一つ手前で降りて歩く
・ 休日でも一度は外出する
・ 用事をまとめて済まそうとせず、その都度動く
・ 周りの人に追い越されないような速度で歩く。可能なら前の人を追い越す速度で歩くと運動強度 が高まる。
・ 階段を使う。一段一段太ももに力を入れて上ると効果が上がる。 以上記事より
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以下小生
当地では、広島の気象条件をそのまま当てはめることはできませんが、やはり寒冷前線が通過する際には注意が必要ですね(ひょっとして腸閉塞も?←小生の関連ブログ記事あり)。
北国の冬は血圧、血糖、血中脂質はどうしても上昇してしまいます。
積雪や、消雪パイプの水、路面が凍結したりなどの問題があり、当地で冬季に屋外で運動することは難しいので、こたつから出てこまめに家の中を行き来することぐらいしかできないかもしれません。でも何もしないよりはるかにましですので、ご一考ください。
昨日から冬型の気圧配置が強まり、昨夜、通勤で通った田んぼ道は凍結・地吹雪の状態でした。
一夜明け、西の空には有明の月が出ていましたが、路面はツルツル。車も人も注意が必要な状態です。
本日付 朝日新聞 朝刊のタイムリーな記事をピックアップ、補足・要約してみました。
小生のブログ 「生活習慣病」 の項にも 昨年から運動の効用をアップしてあり、重複するところも多々ありますので、ご興味のある方は以前の記事も併せてご覧ください。
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朝日新聞 1月12日(木) 21面 [be extra; LIFE; 冬に強くなる(上)]
心筋梗塞 脂質と連動
「魔の時間帯は ”午前9時―正午”」 寒冷前線通過に要注意
心筋梗塞には起きやすい天気があることを広島県医師会の松村誠医師らが突き止めた。
1993年から10年間、広島市で救急搬送された3700例あまりの心筋梗塞を分析し、気温が6℃以下、気圧が1013パスカル以下の際、多発傾向を認めた。
(※ 新潟県の場合、広島県に比べ、冬には上記の気象条件が多発しますので、あくまで瀬戸内の温暖な気候における気温、気圧ですので阿賀野市在住の方は参考にとどめてください)
天気図も照合したところ、ぐっと冷え込む寒冷前線の通過時の発症が目立った。
広島県医師会では気象条件、気圧配置をもとに ”心筋梗塞予報” や 場合によっては ”心筋梗塞警報” を同会ホームページのほか、各種メディアを通じて出しているとのこと。
気温や気圧の低下が引き金となり、血管壁に出来たこぶ状の悪玉コレステロールのかたまり(医学的にはプラークといいます)にひび割れが生じ、そこに血栓が発生して血管が詰まると考えられており、午前9時~正午が 「魔の時間」。心筋梗塞の前兆として胸が締め付けられる感じ(狭心痛)や冷や汗などに注意が必要。
動脈硬化は自覚症状がないままに進行するため、検診等で明らかになる血液検査の結果を見過ごさないことが重要。
男性なら45歳以降、女性なら閉経後(55歳以降)に
悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)が140以上、ならば要注意=医療機関受診を!。
その上、高血圧・糖尿病・喫煙・善玉コレステロール(HDLコレステロール)が40未満、血のつながった家族に狭心症や心筋梗塞の人がいる といった危険因子が重なれば、血中LDL-コレステロールをぐっと下げる必要が生じる。
「食」 大豆製品 積極的に取るせんぽ東京高輪病院 足立香代子 栄養管理室長 談
動物性脂肪に多い飽和脂肪酸は、悪玉を増やすので以下の食品は接種を控えるべきとのこと:
脂身の多い肉類、チーズ・バター等の乳製品、牛乳も低脂肪でなければ200cc/日まで、レバーや卵も取りすぎない方がいい
一方、植物性脂肪に多い不飽和脂肪酸は悪玉や中性脂肪を低下させるので、以下の食品は積極的に取った方がいい:
豆腐や納豆、きなこ、豆乳などの大豆製品。
オリーブ油や菜種油。緑黄色野菜や海藻・キノコ類は食物繊維がコレステロールの腸からの吸収を抑える。
オランダでの研究から、コーヒー・緑茶・紅茶などに含まれるポリフェノールが冠動脈疾患の死亡率を低下させることが報告された。
「運動」 日常生活、こまめに動く 「便利な世の中に逆らうことが体には良い」 明治安田厚生事業団ウェルネス開発室の報告
平均年齢66歳の中高年男性17人が半年間ウォーキングや筋肉トレーニングを続けたところ、悪玉は減って善玉が増え、動脈硬化の指標となる数値が改善したとのこと。
運動するとエネルギー消費が増えて中性脂肪の分解が促進され、善玉が増え、血流が盛んになって血管の内側を刺激するため、血管が縮んで血圧が上がるのを抑える。
上記開発室長の朽木勤氏(米国スポーツ医学会認定ヘルスフィットネススペシャリスト)によれば、定期的な有酸素運動により動脈硬化の他、癌などの生活習慣病に効果があるとのこと。推奨の指針として
「1日30分の有酸素運動を週5日」 と語った。
しかし、運動のためのまとまった時間を取れない人も多いはず。
そんな場合はまずじっとしている時間を減らすことから始めること。
次の段階で通勤や家事、買い物、オフィスなどで「ながら運動」をして運動量を稼ぐようにした後、ストレッチやラジオ体操を経て定期的なスポーツへと進んでいくと無理がない。
日常での活動量のアップを図るには
・ 20分ほどの距離なら徒歩で移動
・ バス停は一つ手前で降りて歩く
・ 休日でも一度は外出する
・ 用事をまとめて済まそうとせず、その都度動く
・ 周りの人に追い越されないような速度で歩く。可能なら前の人を追い越す速度で歩くと運動強度 が高まる。
・ 階段を使う。一段一段太ももに力を入れて上ると効果が上がる。 以上記事より
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以下小生
当地では、広島の気象条件をそのまま当てはめることはできませんが、やはり寒冷前線が通過する際には注意が必要ですね(ひょっとして腸閉塞も?←小生の関連ブログ記事あり)。
北国の冬は血圧、血糖、血中脂質はどうしても上昇してしまいます。
積雪や、消雪パイプの水、路面が凍結したりなどの問題があり、当地で冬季に屋外で運動することは難しいので、こたつから出てこまめに家の中を行き来することぐらいしかできないかもしれません。でも何もしないよりはるかにましですので、ご一考ください。
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