8月12日(金)
当地阿賀野市では朝から曇りのお天気で、猛暑も一休みか?と期待してしまいます。
明日からお盆、帰省した親族の方々と楽しくお過ごしください。
今回は女性の急病と妊娠についてのお話です。
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栄養状況や、女性の初潮の年齢は小学高学年のことも多いようです。未成年でも女性の腹痛は、妊娠の可能性を疑うべき、と研修医時代には叩き込まれました。
ケース 1
ある夏の休日の夜、病院の救急室に中学2年生の女の子が食思不振、吐き気で母親に連れてこられました。
見たところ健康で、特に異常なし。念のための採血も貧血、炎症なし。何気なしに、母親が席を外した時に、妊娠の可能性について尋ねたところ、どうも返答がはっきりしない。
尿を取って妊娠反応を見てみたら陽性でした。
母親同席でその結果をお話ししましたが、何とも気まずい雰囲気でした。その後のことは不詳です。
ケース 2
めまいと吐き気がここ1か月続くということで消化器内科を受診したアラサーの女性。
血液検査で貧血もなく、めまいと吐き気の薬を出して様子を見ようかなと思いましたが、最後に念のため妊娠について問診しました。
本人は妊娠しているはずがない、と否定的でしたが、検査に同意いただき尿を調べたところ、妊娠反応陽性…直後に紹介した産婦人科での超音波検査では妊娠6週だったそうです。
妊娠しているかどうかは、本人でもわからないことがあるのですね。
「女を見たら妊娠と思え」、日常診療においても大切な金言です。
小生、開業してからは、「妊娠の可能性] とマイルドに問診するのではなく、「過去2か月以内の性交の有無」についてズバリ質問するようになりました。
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