2014年7月30日水曜日

超ハードなノルディック クロスカントリースキー… でも楽しかった冬山合宿の思い出  2012年1月28日 記事

1月28日(土) 晴

 現在、日本列島は寒気に覆われ、来週まで大雪や低温が続くそうです。

 インフルエンザも全国的な流行期に入ったとみられ、外出時のマスク、帰宅後の手洗い、うがいを励行していただきたいと思います。

 ちなみ当院ではA型インフルエンザ陽性の方はまだいらっしゃいません。
 B型疑いの方に抗インフルエンザ薬を処方しましたが解熱せず、結局検査結果は偽陽性だったようです。

 当院の駐車場には消雪パイプが設置されていますが、均等に消雪できず30㎝位の積雪が島状に残る部分があります。そういった部分をスノーダンプで崩し、地下水が出ているところに運び、また除雪車が通った後に出来る、医院敷地入口の雪の壁を崩す作業で、早朝から1時間半ほど雪掻きをしました。

 腰痛持ちで運動不足の中年オヤジには結構こたえる作業でした。まあ運動不足にはちょうどいいか。

 今は 大雪だあ、といって騒いでいる小生ですが、学生時代は冬にクロスカントリースキー競技(XCスキーと略; 札幌国際スキーマラソンなどで有名な屋外コースを周回する競技で冬季オリンピックの正式種目)をかじったこともありました。

 冬合宿をしていた野沢温泉や白馬は、当たり前ですが毎年大雪でした。

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 バブルの終わり頃、小生が学生の頃はユーミンの曲を聞きながら楽しく滑るゲレンデスキーが大流行しました。

 小生も友達に誘われ何度かゲレンデに出かけましたが、雪国生まれながら、スキーをしたことが無かった小生には、パラレルターンなぞはとうてい無理で、せいぜいシュテムターンが出来た程度でした。

 ゲレンデスキーにいまいち物足りなさを感じていた時、 ” 冬場の体力増進に最適で かつ アウトドアライフに役に立つ ” という、友人の勧誘にまんまと引っかかってしまい、XCスキー部に入部してしまいました。
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 スキーとは高いところから低いところに滑降するもの、と普通は考えますが、XCスキー競技は坂を登る事も辞さない、文字通り ” 野山を駆けずりまわる ” スキーです(XCスキーには、山スキーやツアースキーなどもありますが、小生は ” スキー競技 ” を体験することになりました)。
 
 当たり前のことですが、雪面を自由に滑走するには体力だけでは無く、スキーを操作する高い技術も必要でした。

 XCスキーのクラシカルスタイルという、高度な技術を要する滑り方は小生には到底無理でしたので、比較的易しいというフリースタール(スケーティング)という滑り方を練習しました。

 野沢温泉スキー場での冬合宿、小学校の校庭のような平らなところの周回コースを、先輩はすいすい滑って見せますが、自分でやってみるとその難しいこと。

 XCのスキー板は、軽くて幅が狭く金属エッジがありません。歩くこともままならず立つのがやっとで、ペンギンみたいに ぱたぱた…ずでん!と数日間転びまくっていました。

 また小生の体重では簡単にスキーが折れてしまい、シーズンで3本以上壊してしまいました。痛いやら情けないやら。

一方、スキーの操作が巧みな先輩方は、急な上り坂を繰り返し登り、極限まで自分を追い込むためコースに嘔吐しながら練習していました(下手ならへたで、上手ければうまいで超ハードなXCスキーでした)。

 練習はハードでしたが、俗世間と隔絶された雪山の民宿で過ごした合宿の楽しさは今も覚えています(飯もうまかったなあ)。

 午前午後の練習の合間、試験の勉強もせず、先輩後輩方と うだうだと菓子を食べながら四方山話に花を咲かせた、あの無駄な時間。

今考えると贅沢な時間を過ごしたなあと思います。あの頃があったから、時間に追われる 夜討ち朝駆け的な勤務医の生活を20年近く続けられたとのだと思っています。

 XCスキーは3シーズン続けましたが、結局へたくそのママで、大会ではビリから数えた方が早い状態でした。でも別の世界をのぞくことができました。
 
 大雪の中、冬も元気だった学生時代に思いをはせる今日この頃です。

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