祖母のいちじく煮 2011年10月19日 記事

１０月19日（水）

　今朝は今年一番の冷え込みだったそうで、温度計は5度を指していました。

　たかだか１か月前まで猛暑だったのがウソのようです。

　風邪から喘息発作を発症し来院されるかたも散見されます。「外出時はマスク、外出後は手洗い、うがい」を励行してください。


　先日、実家からイチジクをもらいました。

　最近はイチジクにも産地ブランドがあるようですが、昔は農家が畑の半端な土地を空けておかないために、植えておいたような「すきま利用」の作物だったような気がします。

　口が大きく開いて商品価値の無くなったイチジクを、今は亡き祖母がよく砂糖煮にしてくれました（今はコンポートというのでしょうか、横文字にするとちょっとおしゃれな感じですね）。

　ワインレッドの煮汁には甘酸っぱくてちょっととろみがあり、ケシの実のような種が歯にプチプチ当たり、小生の好物です。

　早速手で皮をむき、自分で砂糖煮を作ってみました。

　ソウルフードとでもいうのでしょうか。食べ進むうちに、ああ、あのころはあいつとけんかしていたっけ、自転車に乗って遊びに行ったあの川はもう埋め立てられたのかなあ、秋は日暮れが早くそろばん塾の帰りは真っ暗だったなあ…子供の頃の思い出が、つかの間蘇りました。

　当家庭内では人気のないイチジクですが、小生が一人で消費しています…カロリーに気を付けながら…