12月8日(月) 曇り
当地は先週末、一時降雪で一面銀世界になりましたが、その後雨が降ってかなり融雪がすすみ、ホッとしています。
12月6日(土)は午前4時半に犬と共に起床し、自宅の除雪を行ってから5時過ぎに出勤、医院駐車場の除雪を行い、診療には支障が出ないように苦労しました。雪かきのおかげであちこちが筋肉痛です。
メディアでは例年よりも早くインフルエンザの流行期に突入したと報じていおり、先週までは当院ではまだインフルエンザ検査で陽性は出ていませんでしたが、本日立て続けに4人、A型が陽性となりました。いよいよ阿賀野市でもインフルエンザ流行が始まってしまいました…
。
まだインフルエンザの予防接種が済んでいない方もいらっしゃるようですが、そのような方には来シーズンは10月中の予防接種をお勧めしています。
さて、本日は久しぶりに書籍をご紹介いたします。
チベット旅行記 河口慧海 講談社学術文庫 1巻~5巻 です。
インドに発生した後、中国を経由して日本に伝来する間に修飾をうけた仏教の教義に疑問を抱いた明治時代の青年僧・河口慧海。
古代仏教の本来の姿を求めて、周到な準備を経て数々の困難を乗り越えて当時厳重な鎖国状態だったチベットに潜入。現地では中国からきた留学僧と身分を偽って修行する傍らにチベットの自然、動植物や風俗について知りえたことを書き綴った旅行記です。
購入した当初は、どうせ抹香臭い坊さんが仏教に陶酔して書いた宗教書だろう、と思って期待せずに読み始めましたが、予想に反してこれがまためっぽう面白い。
最初はインドの奥地で体を高地に馴らしつつ、チベット語を学び、チベットに関する入国情報を収集。熟慮の結果、チベット行ルートは、わざと遠回りをして、聖地カイラス山を回ってまんまと難関を突破。人並ならない情熱も会ったのでしょうが、この人は狡猾といってもいいくらい智慧が回ります。
慧海師は文才もあり、今はもう死語となってしまったであろう漢語を自在に駆使してヒマラヤの絶景や、命懸けのチベット潜入の経緯を独特の口調で語り、ついつい先を読んでしまうという体で、全5巻を3日で読んでしまいました。
3巻以降ではチベットでの暮らしや風俗、政治についての描写の際には、慧海師の辛辣な批判がならび、1巻、2巻のチベット潜入までの爽快な描写が少なくなってしまい残念でしたが、その代り身分を偽って入国したことがばれてからの迅速な撤退の描写も躍動感があり、そこらの三文小説よりははるかに面白い旅行譚でした。
忙しくて現実の旅にはなかなか行けない、インドアトラベラーにはお勧めだと思うです(ちょっと慧海チック)。
新潟県阿賀野市市野山の内科医院から (国道49号沿 サムズウオロク水原店ウラ) おもにお知らせを,たまに院長の近況などを掲載中. ホームページ: http://www.utida-naika.jp
2014年12月8日月曜日
2014年8月13日水曜日
働く女性の食生活、どこに注意? 疲れとるビタミンB1 なっとくくらしスタイル 朝日新聞平成25年7月6日(土) 2013年7月14日 記事
7月14日(日) 曇り
雨続きで久々に外に出られた犬は喜んで散歩しています。
ブログのカテゴリーに 「飲酒」 と 「女性」 の項目を追加しましたので、関連記事の検索にお役立て下さい。
小生の高校時代の同級生で画伯の、長沢明 氏 の絵画展「忘れていた絵」 が、7月17日(水) ~ 8月5日(月) まで東京日本橋 高島屋6階 美術画廊Ⅹ で開催されます。
7月20日(土) 午後3時には ギャラリートークで画伯本人も登場するとのこと。残念ながら野暮用で小生は行けませんが、ご興味のある方は、是非足を運んでいただきたいと思います。
この季節、夏バテに効く食べ物があればなあ、と思うことが時々あります。ふと朝日新聞を読むと、健康を保つための食事についての記事が載っていました。女性を対象にした食生活ガイドの内容でした。
*****************

働く女性の食生活、どこに注意? 疲れとるビタミンB1 なっとくくらしスタイル 朝日新聞平成25年7月6日(土)
いそがしさに追われる働く女性。
毎日、3食すべてを理想的な食事にするのは難しくても、健康を保つ食べ方をするにはどうしたらいいの? という問いに答えるべく、約3000人の調査をもとに解説した小冊子
「働く女性のための食生活ガイドブック」
が発行された。
製作スタッフは、各地の労災病院に併設する勤労者予防医療センターの管理栄養士たち。その一人、東京労災病院勤労者予防医療センターの平澤芳恵さんにポイントを聞いた。
調査で分かったのは

「働く女性にお菓子は欠かせない」
こと。半数以上が、ほぼ毎日か週4~5回食べている。でも食事とのバランスを考えると、1日200kcalまでにしたい。もなか1個程度が適量。平澤氏曰く
「デスクワーク中心、運動不足の人は100kcalまでがおすすめ。クッキーやビスケットで2枚程度です」
☆ ☆
食生活で気になること・知りたい情報に、半数の女性が 「疲れをとること」 を上げていた。
メタボや高コレステロールなど、将来生活習慣病につながる問題を抱える人は比較的少なく、漠然とした不調を感じながら働いている人が多い。
食事を抜かず、栄養バランスを整えるのが基本だが、特にビタミンB1が不足すると、糖質からのエネルギー生成がうまくいかず、疲労物質がたまりやすい。ビタミンB1が豊富な食品の一つが豚肉。ニンニク、タマネギなど香りの強い野菜と一緒に食べると、吸収が良くなるといわれる。
1日に350gの摂取が目安とされる野菜の重要性はよく知られている。
「食生活で気をつけていること」 の筆頭も 「野菜を食べる、増やす」 だった。
よく食べる野菜メニューで多いのは、サラダだが
「生野菜はかさの割りに重量は少なめ、スープや温野菜ならもっとたくさん食べられます」
と平澤さん。休日など時間のある時にまとめてゆでて冷蔵庫に入れておくと、簡単に和え物や付け合わせができる。
月経前にいらいらしたり、むくんだりする月経前症候群(PMS)に悩む人もいる。
食事の工夫では、甘い物や塩分、カフェインの多い食べ物を控えめに。ビタミンB6は月経前や最中の不快な症状を和らげるといわれる。ビタミンB6の豊富な食品にはマグロの赤身、サンマ、鮭、バナナなどがある。
「食生活ガイドブック」
ではライフステージ、勤務形態別にもアドバイスを掲載。105円(送料別)で
頒布している。申し込みは以下のサイトから(http://www.tokyoh-yobou.com) (大村美香)
働く女性の食生活、どこに注意? 疲れとるビタミンB1 なっとくくらしスタイル 朝日新聞平成25年7月6日(土)
いそがしさに追われる働く女性。
毎日、3食すべてを理想的な食事にするのは難しくても、健康を保つ食べ方をするにはどうしたらいいの? という問いに答えるべく、約3000人の調査をもとに解説した小冊子
「働く女性のための食生活ガイドブック」
が発行された。
製作スタッフは、各地の労災病院に併設する勤労者予防医療センターの管理栄養士たち。その一人、東京労災病院勤労者予防医療センターの平澤芳恵さんにポイントを聞いた。
調査で分かったのは
「働く女性にお菓子は欠かせない」
こと。半数以上が、ほぼ毎日か週4~5回食べている。でも食事とのバランスを考えると、1日200kcalまでにしたい。もなか1個程度が適量。平澤氏曰く
「デスクワーク中心、運動不足の人は100kcalまでがおすすめ。クッキーやビスケットで2枚程度です」
☆ ☆
食生活で気になること・知りたい情報に、半数の女性が 「疲れをとること」 を上げていた。
メタボや高コレステロールなど、将来生活習慣病につながる問題を抱える人は比較的少なく、漠然とした不調を感じながら働いている人が多い。
食事を抜かず、栄養バランスを整えるのが基本だが、特にビタミンB1が不足すると、糖質からのエネルギー生成がうまくいかず、疲労物質がたまりやすい。ビタミンB1が豊富な食品の一つが豚肉。ニンニク、タマネギなど香りの強い野菜と一緒に食べると、吸収が良くなるといわれる。
1日に350gの摂取が目安とされる野菜の重要性はよく知られている。
「食生活で気をつけていること」 の筆頭も 「野菜を食べる、増やす」 だった。
よく食べる野菜メニューで多いのは、サラダだが
「生野菜はかさの割りに重量は少なめ、スープや温野菜ならもっとたくさん食べられます」
と平澤さん。休日など時間のある時にまとめてゆでて冷蔵庫に入れておくと、簡単に和え物や付け合わせができる。
月経前にいらいらしたり、むくんだりする月経前症候群(PMS)に悩む人もいる。
食事の工夫では、甘い物や塩分、カフェインの多い食べ物を控えめに。ビタミンB6は月経前や最中の不快な症状を和らげるといわれる。ビタミンB6の豊富な食品にはマグロの赤身、サンマ、鮭、バナナなどがある。
「食生活ガイドブック」
ではライフステージ、勤務形態別にもアドバイスを掲載。105円(送料別)で
頒布している。申し込みは以下のサイトから(http://www.tokyoh-yobou.com) (大村美香)
2014年8月9日土曜日
シャーロック=ホームズ シリーズ 新潮文庫 コナン=ドイル作 延原謙 訳 ~ ビクトリア朝の大英帝国に思いをはせる 2013年2月11日 記事
2月11日(月) 建国記念日 吹雪

新潟の空はは晩秋からは厚く垂れ込めた鉛色の雲に覆われ、みぞれや雪に閉ざされるます。
晴れた日や、仕事で忙しい時には感じませんが、今日のような休日、自室で窓から見える灰色の空を眺めていると、子供の頃に読んだ、シャーロック=ホームズ 「バスカビル家の犬」 の舞台、ダートムアの風景を思いうかべます。
とはいえ海外にはほとんど行ったことがない小生、イギリスにも当然行ったことはありません。
たとえば ”ダートムア” という単語は、その語感から ”泥道の錯綜する荒野” であり、探偵譚中の風景の記述から、人気のない丘陵地帯が広がり、新潟の冬のようにたれこめた雲に覆われているのだろうと昔から想像していました
(具体的には、阿賀野市でいうと笹神地区の村杉や安田地区の大日が原付近に森と人家がなく、巨石がゴロゴロある状態かな?と…)
19世紀の霧の都、ロンドンの風景もよく夢想しましたが、きっとそれは彼の国の人々が ”Japan” と聞いて想像する フジヤマ サムライ ゲイシャガール に相通ずるステレオタイプな物なのかも知れません。
さて、産業革命が世界を変え、大英帝国の国力もピークに達した時期が舞台のホームズ譚。
覇権を手中にした大英帝国でしたが、急速に進んだ鉱工業による公害と都市化によってロンドンの自然環境は悪化。
また元々あった貴族・庶民の階級性に加え、雇用者・労働者間の貧富の格差も激化し、 ”切り裂きジャック事件” などの凶悪犯罪も頻発し、社会環境も劣悪。
ホームズ氏の言のとおり、その頃のロンドンは犯罪の都でもあったようです(その頃のロンドンに生まれなくて良かった(^_^;))
さて、医師でもあるコナン=ドイルが、自らの医学生時代に感銘を受けたベル教授の診察法
(患者の外見・振る舞いから病気のみならず、出身地や職業・経歴を推測する)を元に書いたこの探偵物語は、悪天候の休日に読書するにはもってこいです。
本日も物語の語り手 ”ワトソン君” のお話にしばし没頭してみるつもりです。
新潟の空はは晩秋からは厚く垂れ込めた鉛色の雲に覆われ、みぞれや雪に閉ざされるます。
晴れた日や、仕事で忙しい時には感じませんが、今日のような休日、自室で窓から見える灰色の空を眺めていると、子供の頃に読んだ、シャーロック=ホームズ 「バスカビル家の犬」 の舞台、ダートムアの風景を思いうかべます。
たとえば ”ダートムア” という単語は、その語感から ”泥道の錯綜する荒野” であり、探偵譚中の風景の記述から、人気のない丘陵地帯が広がり、新潟の冬のようにたれこめた雲に覆われているのだろうと昔から想像していました
(具体的には、阿賀野市でいうと笹神地区の村杉や安田地区の大日が原付近に森と人家がなく、巨石がゴロゴロある状態かな?と…)
19世紀の霧の都、ロンドンの風景もよく夢想しましたが、きっとそれは彼の国の人々が ”Japan” と聞いて想像する フジヤマ サムライ ゲイシャガール に相通ずるステレオタイプな物なのかも知れません。
さて、産業革命が世界を変え、大英帝国の国力もピークに達した時期が舞台のホームズ譚。
また元々あった貴族・庶民の階級性に加え、雇用者・労働者間の貧富の格差も激化し、 ”切り裂きジャック事件” などの凶悪犯罪も頻発し、社会環境も劣悪。
ホームズ氏の言のとおり、その頃のロンドンは犯罪の都でもあったようです(その頃のロンドンに生まれなくて良かった(^_^;))
さて、医師でもあるコナン=ドイルが、自らの医学生時代に感銘を受けたベル教授の診察法
(患者の外見・振る舞いから病気のみならず、出身地や職業・経歴を推測する)を元に書いたこの探偵物語は、悪天候の休日に読書するにはもってこいです。
本日も物語の語り手 ”ワトソン君” のお話にしばし没頭してみるつもりです。
2014年8月4日月曜日
『干飯(かれいい)ほとびにけり』 ギャグにして笑ったセリフ 古典・伊勢物語 「東下り」 2012年10月25日 記事
10月25日(木) 晴れ
秋分を過ぎて日が急に短くなり、今朝の気温が10℃と1か月で20℃近く下がり秋本番となってきました。
当院には2次検診目的の方や風邪ひきの患者さんのほかに、喘息が悪化した方も来院されます。インフルエンザの流行はまだ先ですが、手洗い・うがい・外出時のマスクは習慣にしていただきたいと思います。
さて、夜長に読書を楽しんでいる方も多いかと思います。今回は古典・伊勢物語(いせものがたり)にあった印象的なフレーズについて取り上げました。
*******************************
唐突ですが、干飯(かれいい)とは炊いた米飯を水で軽くさらした後、天日で乾燥させたもので古代の携行保存食です。現代では アルファ米 と呼ばれ、携帯・緊急食になっています。
高校生の頃、国語・古典の時間で伊勢物語を学びました。
伊勢物語の中の 「東下り」 の段で、在原業平 (ありわら の なりひら) が三河の国・八橋にて 「かきつばた」 を題に歌を詠み、それに感動した人々が、干飯の上に涙をこぼして飯がふやけてしまうというシーンに、「かれいいほとびにけり」 というフレーズが出てきます。
それをパロって、大学生の頃、期待外れでがっくりした時などに、いつもつるんでいた栃木出身のQ君と
「おいおい、これじゃ、『かれいいほとん』じゃうよ…なんとかしてよ」
などとぼやきながら、笑いあったことがよくありました。
娑婆では、自分の思い通りにならないのが当たり前、とはわかっていても気落ちしてしまうことも多々あります。そんなときは 『あーあ、「かれいいほとびにけり」…』 と、ひとりつぶやいて微苦笑しています (^_^;)。

図は以下から引用させていただきました。http://web.lib.kansai-u.ac.jp/library/etenji/isemonogatari/keityou/jokan/sj017.html
当院には2次検診目的の方や風邪ひきの患者さんのほかに、喘息が悪化した方も来院されます。インフルエンザの流行はまだ先ですが、手洗い・うがい・外出時のマスクは習慣にしていただきたいと思います。
さて、夜長に読書を楽しんでいる方も多いかと思います。今回は古典・伊勢物語(いせものがたり)にあった印象的なフレーズについて取り上げました。
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唐突ですが、干飯(かれいい)とは炊いた米飯を水で軽くさらした後、天日で乾燥させたもので古代の携行保存食です。現代では アルファ米 と呼ばれ、携帯・緊急食になっています。
高校生の頃、国語・古典の時間で伊勢物語を学びました。
伊勢物語の中の 「東下り」 の段で、在原業平 (ありわら の なりひら) が三河の国・八橋にて 「かきつばた」 を題に歌を詠み、それに感動した人々が、干飯の上に涙をこぼして飯がふやけてしまうというシーンに、「かれいいほとびにけり」 というフレーズが出てきます。
それをパロって、大学生の頃、期待外れでがっくりした時などに、いつもつるんでいた栃木出身のQ君と
「おいおい、これじゃ、『かれいいほとん』じゃうよ…なんとかしてよ」
などとぼやきながら、笑いあったことがよくありました。
娑婆では、自分の思い通りにならないのが当たり前、とはわかっていても気落ちしてしまうことも多々あります。そんなときは 『あーあ、「かれいいほとびにけり」…』 と、ひとりつぶやいて微苦笑しています (^_^;)。
図は以下から引用させていただきました。http://web.lib.kansai-u.ac.jp/library/etenji/isemonogatari/keityou/jokan/sj017.html
2014年8月3日日曜日
カヌー・リバーツーリングの聖典 「日本の川を旅する」 野田知佑 2012年7月26日 記事
7月26日(木) 曇
朝から蒸し暑く、今日も脱水・熱中症に注意が必要です。
夏バテ対策には血中のアルブミンというたんぱく質を増やすことが有効です。
そのためには良質の蛋白質(牛乳、ヨーグルト、大豆製品など)を摂取した後に、朝夕30分くらいの散歩など、軽い運動を行うことが推奨されます(昨年放映された NHKのためしてガッテンやクローズアップ現代の ”熱中症対策” の受け売りです。当ブログの ”熱中症” カテゴリに記事がありますのでご参考に願います)。
本日は本の紹介です。
**********************************
普段アウトドアになじみのない方も、夏になると海水浴のほかにも、屋外でキャンプやバーベキューなどに興じる機会があるのではないでしょうか。
小生は大学生の頃、キャンプしながらカヌーで川旅をしてみたい と熱望していた時期があり、カヌーの試乗会などにも行ったことがあります。
しかし、実際にカヌーに乗るには、まず20万円位はするカヌーを購入する必要がある他、時間のやりくりのほかある程度練習しなければ命にかかわることや、川に行くまでの交通手段の問題などから、結局沙汰やみしてしまいました。残念 orz。

「カヌーで川旅したいなあ…」
失意の中、繰り返して読んだのが 野田知佑 著 「日本の川を旅する」 (新潮文庫)です。
大学で競技ボート部に属していた筆者が若いころ、カヌーで世界各地の川を旅して回り、その後帰国して日本の川旅をした際の紀行エッセイです。
いま読み返すと、日本全国で公害問題たけなわだった最中の紀行文ですが、それでも現在の自然環境よりはましだったところが多いようです。
ついでに小生の ”川ガキ” 時代のことも思い出しました。
小生の小学生時代には、7月半ば~8月末までほぼ毎日川で遊んでいました。泳ぎは下手でもテトラポッドの周りにいるカジカやカニ、ウグイを獲っては楽しんでいました。
子供達は年長の子から危険について教わり、あるときには実際危ない目に遭いながらも、大人に管理されずに遊んだものです。
今ではその川は、周辺からの生活排水や産業排水が流れ込み、昔よりも水質は悪化してしまっているのではないか…そんな切ない気持ちになりました。
水遊びは危険もありますが、夏の定番のレジャーです。皆さまも気をつけて海に川に繰り出してください。

夏バテ対策には血中のアルブミンというたんぱく質を増やすことが有効です。
そのためには良質の蛋白質(牛乳、ヨーグルト、大豆製品など)を摂取した後に、朝夕30分くらいの散歩など、軽い運動を行うことが推奨されます(昨年放映された NHKのためしてガッテンやクローズアップ現代の ”熱中症対策” の受け売りです。当ブログの ”熱中症” カテゴリに記事がありますのでご参考に願います)。
本日は本の紹介です。
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普段アウトドアになじみのない方も、夏になると海水浴のほかにも、屋外でキャンプやバーベキューなどに興じる機会があるのではないでしょうか。
小生は大学生の頃、キャンプしながらカヌーで川旅をしてみたい と熱望していた時期があり、カヌーの試乗会などにも行ったことがあります。
しかし、実際にカヌーに乗るには、まず20万円位はするカヌーを購入する必要がある他、時間のやりくりのほかある程度練習しなければ命にかかわることや、川に行くまでの交通手段の問題などから、結局沙汰やみしてしまいました。残念 orz。
「カヌーで川旅したいなあ…」
失意の中、繰り返して読んだのが 野田知佑 著 「日本の川を旅する」 (新潮文庫)です。
大学で競技ボート部に属していた筆者が若いころ、カヌーで世界各地の川を旅して回り、その後帰国して日本の川旅をした際の紀行エッセイです。
いま読み返すと、日本全国で公害問題たけなわだった最中の紀行文ですが、それでも現在の自然環境よりはましだったところが多いようです。
ついでに小生の ”川ガキ” 時代のことも思い出しました。
小生の小学生時代には、7月半ば~8月末までほぼ毎日川で遊んでいました。泳ぎは下手でもテトラポッドの周りにいるカジカやカニ、ウグイを獲っては楽しんでいました。
子供達は年長の子から危険について教わり、あるときには実際危ない目に遭いながらも、大人に管理されずに遊んだものです。
今ではその川は、周辺からの生活排水や産業排水が流れ込み、昔よりも水質は悪化してしまっているのではないか…そんな切ない気持ちになりました。
水遊びは危険もありますが、夏の定番のレジャーです。皆さまも気をつけて海に川に繰り出してください。
2014年8月2日土曜日
今読んでもニヤリとしてしまう 〇会旬報のオススメ本 「唐獅子株式会社」 「唐獅子源氏物語」 小林信彦 新潮文庫 2012年5月31日 記事
5月31日(木) 晴
ここの所、ブログにアップするのは雑誌や新聞の記事が多くなり、有益ではあったと感じるものの、いまいち あそび がなくなっていたようです。
本日は久しぶりの書籍紹介です。
***********************
もう30年近くも昔、高校生だった小生は人づてに聞いて 「〇会」という 通信添削を受けていた時期がありました(〇にはアルファベットが入ります)。
難関大学の入試問題を元に精選された難問を前に脂汗を流しながらいくら考えても解放の糸口すら見えず、白紙に近い状態で提出することが多々ありました。
それが赤ペンで真っ赤になって返送されてくるのを見ては、誰がこんな難問を解けるんだ??と、
旬報という機関誌を開いて得点ランキングをみると、こんな小さな島国なのにいるわいるわ、満点を取る秀才達が…。
中学生にして超高校レベルの数学満点という人も…。
びっくりしたなあ、もう。在郷の高校生には、えらいカルチャーショックでした。
そんな中に紹介されていたのが 唐獅子株式会社 小林信彦 新潮文庫 でした。
昭和50年代、中堅どころのやくざの主人公が、流行に乗りやすい親分(西日本を牛耳る大物という設定でしたが)や、個性派ぞろいの部下・脇役たちとてんやわんやの大騒ぎを繰り広げるナンセンス小説でした。
今も覚えているのは、トレヴェニアンという作家の 「シブミ」 という小説に 渋み道=渋道(じゅうどう)と ビートルズの 「ヘイ=ジュード」を (それと ホモセクシャルの 「衆道」 を巴に:この部分は小生の思い違いでした)掛け合わせたギャグで、読んだときには声を出して笑ってしまいました。
続編の 唐獅子源氏物語 とともに、スター=ウォーズやスーパーマン、インディ=ジョーンズなどの昭和のエンターテイメントと世相を色濃く反映した短編からなる作品で、。電車などでの移動の際に時々読み返してはその頃の学生生活を思い出しています。日々の生活に追いたれられお疲れ気味で、たまにはリラックスしたい方にはお勧めです。

本日は久しぶりの書籍紹介です。
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もう30年近くも昔、高校生だった小生は人づてに聞いて 「〇会」という 通信添削を受けていた時期がありました(〇にはアルファベットが入ります)。
難関大学の入試問題を元に精選された難問を前に脂汗を流しながらいくら考えても解放の糸口すら見えず、白紙に近い状態で提出することが多々ありました。
それが赤ペンで真っ赤になって返送されてくるのを見ては、誰がこんな難問を解けるんだ??と、
旬報という機関誌を開いて得点ランキングをみると、こんな小さな島国なのにいるわいるわ、満点を取る秀才達が…。
中学生にして超高校レベルの数学満点という人も…。
びっくりしたなあ、もう。在郷の高校生には、えらいカルチャーショックでした。
そんな中に紹介されていたのが 唐獅子株式会社 小林信彦 新潮文庫 でした。
昭和50年代、中堅どころのやくざの主人公が、流行に乗りやすい親分(西日本を牛耳る大物という設定でしたが)や、個性派ぞろいの部下・脇役たちとてんやわんやの大騒ぎを繰り広げるナンセンス小説でした。
今も覚えているのは、トレヴェニアンという作家の 「シブミ」 という小説に 渋み道=渋道(じゅうどう)と ビートルズの 「ヘイ=ジュード」を (
続編の 唐獅子源氏物語 とともに、スター=ウォーズやスーパーマン、インディ=ジョーンズなどの昭和のエンターテイメントと世相を色濃く反映した短編からなる作品で、。電車などでの移動の際に時々読み返してはその頃の学生生活を思い出しています。日々の生活に追いたれられお疲れ気味で、たまにはリラックスしたい方にはお勧めです。
2014年7月30日水曜日
「糞尿博士・世界漫遊記」 明治生まれの微生物学者の誇大妄想的目標は 持続可能な宇宙船生活 2012年1月23日 記事
1月23日(月) 雨
今週からまた冷え込みが厳しくなり、北日本には大雪の恐れがあるとのこと。
雪搔きで悪くした腰がようやく落ち着いてきたのに、また雪搔きかといささかうんざりします。
さて、今回は書籍の紹介です。
40年前に出版されたもので、今では古書店にしか無いと思われます。
高3の時に購入、読んでみて仰天。
なるほどこのような ”バカ” のつくような情熱的な学者・研究者によって有史以来、発明や技術革新が行われてきたのかと、感銘を受けました。
**************************************

糞尿博士・世界漫遊記 中村浩
現代教養文庫 社会思想社
今では珍しくなくなった ”環境に優しい生活” とか ”持続可能な社会” といった文言に表される生活様式ですが、微生物学者の著者は、時代を50年先取りしていた人でした。
微生物を活用し、人類の ”糞尿” を再利用して、その延長線上に宇宙船内での食糧生産までもくろむという壮大な研究を、宇宙開発競争で米ソがしのぎを削る1960年代に行い、その研究成果をひっさげて2つの超大国とヨーロッパで講演旅行をした際の旅行記です。
明治生まれの著者は今で言う マルチリンガル で、和・漢・独・英・露語を駆使して地球を飛び回ります。
貧弱な装置や施設をものともせず、みずからを ”糞馬鹿” というほどの、糞尿のリサイクル研究に対する情熱を原動力に、超大国にもひけをとらない研究を行って、終戦後の日本から世界に情報を発信した記録でもあります。
最近読み直してみて、短期間とはいえ実験・研究を経験した小生も胸が熱くなりました。
中村博士の時代から半世紀経ち、コンピューターを初めとする機械は格段に進歩しましたが、温暖化現象や、化石燃料からクリーンエネルギーへの転換、そして放射線による環境汚染など問題は山積みで、希有壮大な夢を語るのが難しい時代になってしまいました…。
雪搔きで悪くした腰がようやく落ち着いてきたのに、また雪搔きかといささかうんざりします。
さて、今回は書籍の紹介です。
40年前に出版されたもので、今では古書店にしか無いと思われます。
高3の時に購入、読んでみて仰天。
なるほどこのような ”バカ” のつくような情熱的な学者・研究者によって有史以来、発明や技術革新が行われてきたのかと、感銘を受けました。
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糞尿博士・世界漫遊記 中村浩
現代教養文庫 社会思想社
今では珍しくなくなった ”環境に優しい生活” とか ”持続可能な社会” といった文言に表される生活様式ですが、微生物学者の著者は、時代を50年先取りしていた人でした。
微生物を活用し、人類の ”糞尿” を再利用して、その延長線上に宇宙船内での食糧生産までもくろむという壮大な研究を、宇宙開発競争で米ソがしのぎを削る1960年代に行い、その研究成果をひっさげて2つの超大国とヨーロッパで講演旅行をした際の旅行記です。
明治生まれの著者は今で言う マルチリンガル で、和・漢・独・英・露語を駆使して地球を飛び回ります。
貧弱な装置や施設をものともせず、みずからを ”糞馬鹿” というほどの、糞尿のリサイクル研究に対する情熱を原動力に、超大国にもひけをとらない研究を行って、終戦後の日本から世界に情報を発信した記録でもあります。
最近読み直してみて、短期間とはいえ実験・研究を経験した小生も胸が熱くなりました。
中村博士の時代から半世紀経ち、コンピューターを初めとする機械は格段に進歩しましたが、温暖化現象や、化石燃料からクリーンエネルギーへの転換、そして放射線による環境汚染など問題は山積みで、希有壮大な夢を語るのが難しい時代になってしまいました…。
爺臭い中学生だった頃 ~ 吉田兼好 徒然草 2011年12月1日 記事
12月1日(木) 雨
医院から見える五頭山も山頂の方から徐々に雪が目立つようになってきています。
今日は気温も10℃に至らないという予報です。
風邪症状で来院される方が目立ちますが、インフルエンザの方はまだいらっしゃいません。みなさま、マスク、手洗い、うがいを励行してください。
今日は 古典 吉田兼好 徒然草全釈(つれづれぐさぜんしゃく)(中道館) 秋末一郎著 について回想します。
*********************************

在郷の中学生であった小生にとって、街の古い本屋にあった徒然草全釈(中道館)は、中学生には難解そうで、なんとなく 「大人が読むもの」 と感じていました。
古文の授業で、
清少納言・枕草子 「春はあけぼの」 や
松尾芭蕉・奥の細道 「月日は百代の過客にして」 など
の名文を習ううちに、
「つれづれなるままに~」 で始まる 吉田兼好・徒然草
を読んでみたい、と漠然と思い、意を決して渋いオレンジ色の徒然草を買い求め、坊主頭の中学時代、厳冬の頃にこたつに入りながら訳文を読みました。
徒然草は兼好法師の無常観から厭世的で懐古的な記述が続きますが、中には中学生にも印象的な場面があり、今思い起こしてもいくつかのエピソードはまだ覚えています。
他人の噂に惑わされる高僧・堀池の僧正の話、
木登り名人が本当に注意するのは地面に降り立つ直前という話、
賢い人のまねをしていれば賢くなれる(かも?)という話など。
現代でも処世術として成り立つ事柄もありました。
でも読んだ時期が悪かった。
血気盛んで理想に燃える中学生には早すぎたようで、徒然草で覚えた対処を日常的に心がけた結果、老け顔も手伝って友達には「明治の学生」のようだとよく笑われました。
医院から見える五頭山も山頂の方から徐々に雪が目立つようになってきています。
今日は気温も10℃に至らないという予報です。
風邪症状で来院される方が目立ちますが、インフルエンザの方はまだいらっしゃいません。みなさま、マスク、手洗い、うがいを励行してください。
今日は 古典 吉田兼好 徒然草全釈(つれづれぐさぜんしゃく)(中道館) 秋末一郎著 について回想します。
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在郷の中学生であった小生にとって、街の古い本屋にあった徒然草全釈(中道館)は、中学生には難解そうで、なんとなく 「大人が読むもの」 と感じていました。
古文の授業で、
清少納言・枕草子 「春はあけぼの」 や
松尾芭蕉・奥の細道 「月日は百代の過客にして」 など
の名文を習ううちに、
「つれづれなるままに~」 で始まる 吉田兼好・徒然草
を読んでみたい、と漠然と思い、意を決して渋いオレンジ色の徒然草を買い求め、坊主頭の中学時代、厳冬の頃にこたつに入りながら訳文を読みました。
徒然草は兼好法師の無常観から厭世的で懐古的な記述が続きますが、中には中学生にも印象的な場面があり、今思い起こしてもいくつかのエピソードはまだ覚えています。
木登り名人が本当に注意するのは地面に降り立つ直前という話、
賢い人のまねをしていれば賢くなれる(かも?)という話など。
現代でも処世術として成り立つ事柄もありました。
でも読んだ時期が悪かった。
血気盛んで理想に燃える中学生には早すぎたようで、徒然草で覚えた対処を日常的に心がけた結果、老け顔も手伝って友達には「明治の学生」のようだとよく笑われました。
ふすまの陰から見ていたゲゲゲの鬼太郎~わが道を貫き通す 水木しげる 先生 2011年10月22日 記事
今朝は雨で強風を伴っていますが、フェーン現象なのか生温かい風です。
先日の夕焼けを撮ってみました。これからお天気の日が徐々に減っていく裏日本は阿賀野市です。
ココアも散歩の後はお気に入りの段ボールベッドでくつろいでいました。うま辛カレーせんの犬です。
******************
水木しげる 先生といえば、昨年のNHKの朝の連続ドラマでも その人生が取り上げられた、今や押しも押されもせぬ漫画界の大御所です。
小生は子供のころ、白黒テレビでゲゲゲの鬼太郎を怖いもの見たさでよく見ていました。またソノシート(ビニール製レコード)のついた紙芝居も持っていました。
昭和40年代は、街でも一本路地に入ると薄暗く、 田舎では街灯もまばらで、商店は夕方7時ころに終わるため、まだ夜が長く闇が濃い時代で、妖怪が子供を物陰からうかがっているような、なにか神秘的な雰囲気が日常生活にも垣間見られました。
鬼太郎のTV放送の時には怖くてふすまの陰からちらちら覗き見していた臆病な小生でした。雑誌の付録で見た 河童の生活 のイラストを見て、ひょっとしたらいつも昼間遊んでいる沼にも河童がいて、人が寝静まってから夜な夜な遊んでいるのでは…?と想像をめぐらしたことも覚えています。
学生時代は妖怪漫画から遠ざかっていましたが、大学生のころから古本屋に置いてあった水木先生の自伝やご自分が体験したニューギニアの戦記を読み、子供のころとは別の意味で興味をひかれるようになりました。
水木先生は、もともと人に合わせることができない性質でかつ天性の凝り性だったため、進学も就職も不本意に終わったとのこと。
太平洋戦争で出征した戦地で片腕を失いながらも一命を取り留め、帰国してから紙芝居、貸本まんがなどを手掛けたものの、赤貧洗うがごとく日々の暮らし。それにも負けず漫画を描き続けていたところ、時代が妖怪を求めたのか、 ”ゲゲゲの鬼太郎” が大ヒット(マンガの神様 手塚治虫 先生が、水木先生への対抗心から ”どろろ” という漫画を描いたという噂です)。
ゲゲゲの鬼太郎は何度もテレビでアニメ化され、奥様が上梓した ”ゲゲゲの女房” も TV、映画、舞台で大ヒット。
大器晩成といいますか、齢(よわい)90歳に近づくにつれ、自らが妖怪化してきたような言動も、水木先生ならではです。
本からしか、巨匠のエキセントリックな思考や言動を、小生には知ることができませんが、もし家族や友人に水木先生タイプの人がいたらちょっと、いや、かなり困るかもしれませんね。
憧れではありますが、余人にはマネの到底できない、死屍累々たる戦場と極貧を生き延びてきた、凄味のある水木しげる先生 の生き方です。
2014年7月29日火曜日
男はみな龍馬かぶれです 「司馬遼太郎 竜馬がゆく 文春文庫」 2011年8月16日 記事
8月16日(火)
みなさま、お盆は有意義に過ごされましたでしょうか。
写真は日本海に沈む夕日です。家族と海に行った際のものです。
ここのところ、朝が涼しく秋の気配が感じられるようになりましたが、日中は酷暑による熱中症にご注意ください。
今回は 御存知 時代小説
「竜馬がゆく」 についてです。
中学時代、小生はフォークギターの練習に明け暮れました。
周囲で流行っていたのは松山千春、オフコース、チューリップなど。歌謡曲もありましたが、よくわからず。ツイストやゴダイゴ、サザンオールスターズも流行っていました。
海援隊の歌も好きで、「送る言葉」の弾き語りを練習したりしました。武田鉄矢氏が人生の師と仰ぐ坂本龍馬に興味を持ったのもこの頃でした。

文庫本で8冊の「竜馬がゆく」を読んだのは高1の夏でした。内容は割愛しますが、読み終わった時
”漢(おとこ)の人生はかくあるべし”
と身震いしたことを覚えています。
男はみんな龍馬かぶれ、とソフトバンクのCMでも武田氏が言い放っていましたが、全くその通り。
いつかは人生を賭して一事を成し遂げてみたい、と熱い思いを抱いていました。
しかし長ずるにつれて、己の玉にあらざるを悟り、小心翼々とした小生の人生は平々凡々、可もなく不可もなくという日々を重ね、もう折り返し点を過ぎてしまいました。
政治家ならば ”慙愧に堪えない” とでもいうところでしょう。
ただ、この年になると ”平凡を生き切ること” もある意味偉業なのかもしれない、と感じるようになりました(イソップの酸っぱいブドウのエピソードに相通じるものがあるかも知れませんが…)。
家庭を築き、子供を教育し(悪いことをした時には体罰も辞さず)、家族を守る。社会の歯車の一個に過ぎない仕事でも、与えられた職務を全うする。

文字にしてたった2行のことですが、そのなんと難しいことか(そうじゃありませんか、ご同輩?)。
龍馬の生き様に胸を熱くした少年の頃をほほえましく思い出しながら、今日も娑婆であくせく生きています。
いつかはわかりませんが、お迎えが来るまでは精一杯生き抜きましょう。
以上オヤジのたわごとでした。
みなさま、お盆は有意義に過ごされましたでしょうか。
写真は日本海に沈む夕日です。家族と海に行った際のものです。
ここのところ、朝が涼しく秋の気配が感じられるようになりましたが、日中は酷暑による熱中症にご注意ください。
今回は 御存知 時代小説
「竜馬がゆく」 についてです。
中学時代、小生はフォークギターの練習に明け暮れました。
周囲で流行っていたのは松山千春、オフコース、チューリップなど。歌謡曲もありましたが、よくわからず。ツイストやゴダイゴ、サザンオールスターズも流行っていました。
海援隊の歌も好きで、「送る言葉」の弾き語りを練習したりしました。武田鉄矢氏が人生の師と仰ぐ坂本龍馬に興味を持ったのもこの頃でした。
文庫本で8冊の「竜馬がゆく」を読んだのは高1の夏でした。内容は割愛しますが、読み終わった時
”漢(おとこ)の人生はかくあるべし”
と身震いしたことを覚えています。
男はみんな龍馬かぶれ、とソフトバンクのCMでも武田氏が言い放っていましたが、全くその通り。
いつかは人生を賭して一事を成し遂げてみたい、と熱い思いを抱いていました。
しかし長ずるにつれて、己の玉にあらざるを悟り、小心翼々とした小生の人生は平々凡々、可もなく不可もなくという日々を重ね、もう折り返し点を過ぎてしまいました。
政治家ならば ”慙愧に堪えない” とでもいうところでしょう。
ただ、この年になると ”平凡を生き切ること” もある意味偉業なのかもしれない、と感じるようになりました(イソップの酸っぱいブドウのエピソードに相通じるものがあるかも知れませんが…)。
家庭を築き、子供を教育し(悪いことをした時には体罰も辞さず)、家族を守る。社会の歯車の一個に過ぎない仕事でも、与えられた職務を全うする。
文字にしてたった2行のことですが、そのなんと難しいことか(そうじゃありませんか、ご同輩?)。
龍馬の生き様に胸を熱くした少年の頃をほほえましく思い出しながら、今日も娑婆であくせく生きています。
いつかはわかりませんが、お迎えが来るまでは精一杯生き抜きましょう。
以上オヤジのたわごとでした。
2014年7月28日月曜日
高村光太郎の 「牛」 ゆっくりと大地を踏みしめ着実に前進する姿が理想 2011年8月11日 記事
8月11日(木)
昨夜から今朝にかけて雨が降り、阿賀野市の気温はやや過ごしやすくなったように感じましたが、やっぱり今朝から暑くて大汗をかいて診療しております。
昨日の新潟文理、優勝候補の日大三高に完敗でした。
新潟の高校がベスト8以上に残った、過去2年は夢を見ていたような気がします。自分が頑張っていても、ライバルたちはそれ以上に頑張っているという、当たり前のことを再認識させられました。挫折を糧にまた今日から頑張るべし、それなりの紆余曲折を経た小生はそう思い、高校球児にエールを送りたいと思います。
今回は 詩人 高村光太郎の 「牛」 について、小生が思うことを書いてみました。
***********************************
国語の副読本か、問題集で見かけた、この詩は一口で言って泥臭く、どんくさくて、かっこよくない牛を取り上げたものです。
中高生には敬遠されるような内容でしたが、作者の人生観や意志が語られているようで、冴えない高校生だった小生は自分への応援歌のように感じ、今でも壁を感じるごとに読み返しています。
スマートで素早く正確に。 時は金なり の 現代はどの場面でもそれが求められます。
でも本来、いきものとしての人間には肉体的・精神的なゆとり というか ハンドルのあそび みたいなものが、生きていくためには必須なのではないでしょうか。
日本人の国民性として わき目も振らずにがむしゃらに一点を目指すけれど、到達点は空虚ですがるものをなくす…経済最優先、地縁・血縁が希薄化し無宗教をよしとしてきた日本で昨今、国内の自殺者が年間3万人を下らない状態の遠因では?と感じることがあります。
これからお盆休みになりますが、どんなときにも 忙中閑あり といいます。一度じっくり 高村光太郎の 「牛」 をお読みになり、「牛」 に同化してください。お疲れ気味の方には特におすすめしたいと思います。
***********************************
高村光太郎 「 牛 」
牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まつすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない
がちり、がちりと
牛は砂を堀り土を掘り石をはねとばし
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐ事をしない
牛は力一ぱいに地面を頼つて行く
自分を載せている自然の力を信じ切って行く
ひと足、ひと足、牛は自分の道を味って行く
ふみ出す足は必然だ
うわの空の事ではない
是でも非でも
出さないではいられない足を出す
牛だ
出したが最後
牛は後へはかえらない
足が地面へめり込んでもかえらない
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛はがむしゃらではない
けれどもかなりがむしゃらだ
邪魔なものは二本の角にひっかける
牛は非道をしない
牛はただ為たい事をする
自然に為たくなる事をする
牛は判断をしない
けれども牛は正直だ
牛は為たくなって為た事に後悔をしない
牛の為た事は牛の自信を強くする
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
自然を信じ切って
自然に身を任して
がちりがちりと自然につっ込み食い込んで
遅れても、先になっても
自分の道を自分で行く
雲にものらない
雨をも呼ばない
水の上をも泳がない
堅い大地に蹄をつけて
牛は平凡な大地を行く
やくざな架空の地面にだまされない
ひとをうらやましいとも思わない
牛は自分の孤独をちやんと知っている
牛は喰べたものを又喰べ乍ら
ぢっと淋しさをふんごたえ
さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く
牛はもうと啼いて
その時自然によびかける
自然はやっぱりもうとこたへる
牛はそれにあやされる
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は馬鹿に大まかで、かなり無器用だ
思い立ってもやるまでが大変だ
やりはじめてもきびきびとは行かない
けれども牛は馬鹿に敏感だ
三里さきのけだものの声をききわける
最善最美を直覚する
未来を明らかに予感する
見よ
牛の眼は叡智にかがやく
その眼は自然の形と魂とを一緒に見ぬく
形のおもちゃを喜ばない
魂の影に魅せられない
うるおいのあるやさしい牛の眼
まつ毛の長い黒眼がちの牛の眼
永遠の日常によび生かす牛の眼
牛の眼は聖者の眼だ
牛は自然をその通りにぢっと見る
見つめる
きょろきょろときょろつかない
眼に角も立てない
牛が自然を見る事は牛が自分を見る事だ
外を見ると一緒に内が見え
内を見ると一緒に外が見える
これは牛にとっての努力ぢゃない
牛にとっての当然だ
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は随分強情だ
けれどもむやみとは争わない
争わなければならない時しか争わない
ふだんはすべてをただ聞いている
そして自分の仕事をしている
生命をくだいて力を出す
牛の力は強い
しかし牛の力は潜力だ
弾機ではない
ねぢだ
坂に車を引き上げるねぢの力だ
牛が邪魔物をつっかけてはねとばす時は
きれ離れのいい手際だが
牛の力はねばりっこい
邪悪な闘牛者の卑劣な刃にかかる時でも
十本二十本の槍を総身に立てられて
よろけながらもつっかける
つっかける
牛の力はこうも悲壮だ
牛の力はこうも偉大だ
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
歩き乍ら草を喰う
大地から生えている草を喰う
そして大きな身体を肥す
利口でやさしい眼と
なつこい舌と
かたい爪と
厳粛な二本の角と
愛情に満ちた啼声と
すばらしい筋肉と
正直な涎を持った大きな牛
牛はのろのろと歩く
牛は大地をふみしめて歩く
牛は平凡な大地を歩く
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昨夜から今朝にかけて雨が降り、阿賀野市の気温はやや過ごしやすくなったように感じましたが、やっぱり今朝から暑くて大汗をかいて診療しております。
昨日の新潟文理、優勝候補の日大三高に完敗でした。
新潟の高校がベスト8以上に残った、過去2年は夢を見ていたような気がします。自分が頑張っていても、ライバルたちはそれ以上に頑張っているという、当たり前のことを再認識させられました。挫折を糧にまた今日から頑張るべし、それなりの紆余曲折を経た小生はそう思い、高校球児にエールを送りたいと思います。
今回は 詩人 高村光太郎の 「牛」 について、小生が思うことを書いてみました。
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国語の副読本か、問題集で見かけた、この詩は一口で言って泥臭く、どんくさくて、かっこよくない牛を取り上げたものです。
中高生には敬遠されるような内容でしたが、作者の人生観や意志が語られているようで、冴えない高校生だった小生は自分への応援歌のように感じ、今でも壁を感じるごとに読み返しています。
スマートで素早く正確に。 時は金なり の 現代はどの場面でもそれが求められます。
でも本来、いきものとしての人間には肉体的・精神的なゆとり というか ハンドルのあそび みたいなものが、生きていくためには必須なのではないでしょうか。
日本人の国民性として わき目も振らずにがむしゃらに一点を目指すけれど、到達点は空虚ですがるものをなくす…経済最優先、地縁・血縁が希薄化し無宗教をよしとしてきた日本で昨今、国内の自殺者が年間3万人を下らない状態の遠因では?と感じることがあります。
これからお盆休みになりますが、どんなときにも 忙中閑あり といいます。一度じっくり 高村光太郎の 「牛」 をお読みになり、「牛」 に同化してください。お疲れ気味の方には特におすすめしたいと思います。
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高村光太郎 「 牛 」
牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まつすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない
がちり、がちりと
牛は砂を堀り土を掘り石をはねとばし
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐ事をしない
牛は力一ぱいに地面を頼つて行く
自分を載せている自然の力を信じ切って行く
ひと足、ひと足、牛は自分の道を味って行く
ふみ出す足は必然だ
うわの空の事ではない
是でも非でも
出さないではいられない足を出す
牛だ
出したが最後
牛は後へはかえらない
足が地面へめり込んでもかえらない
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛はがむしゃらではない
けれどもかなりがむしゃらだ
邪魔なものは二本の角にひっかける
牛は非道をしない
牛はただ為たい事をする
自然に為たくなる事をする
牛は判断をしない
けれども牛は正直だ
牛は為たくなって為た事に後悔をしない
牛の為た事は牛の自信を強くする
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
自然を信じ切って
自然に身を任して
がちりがちりと自然につっ込み食い込んで
遅れても、先になっても
自分の道を自分で行く
雲にものらない
雨をも呼ばない
水の上をも泳がない
堅い大地に蹄をつけて
牛は平凡な大地を行く
やくざな架空の地面にだまされない
ひとをうらやましいとも思わない
牛は自分の孤独をちやんと知っている
牛は喰べたものを又喰べ乍ら
ぢっと淋しさをふんごたえ
さらに深く、さらに大きい孤独の中にはいって行く
牛はもうと啼いて
その時自然によびかける
自然はやっぱりもうとこたへる
牛はそれにあやされる
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は馬鹿に大まかで、かなり無器用だ
思い立ってもやるまでが大変だ
やりはじめてもきびきびとは行かない
けれども牛は馬鹿に敏感だ
三里さきのけだものの声をききわける
最善最美を直覚する
未来を明らかに予感する
見よ
牛の眼は叡智にかがやく
その眼は自然の形と魂とを一緒に見ぬく
形のおもちゃを喜ばない
魂の影に魅せられない
うるおいのあるやさしい牛の眼
まつ毛の長い黒眼がちの牛の眼
永遠の日常によび生かす牛の眼
牛の眼は聖者の眼だ
牛は自然をその通りにぢっと見る
見つめる
きょろきょろときょろつかない
眼に角も立てない
牛が自然を見る事は牛が自分を見る事だ
外を見ると一緒に内が見え
内を見ると一緒に外が見える
これは牛にとっての努力ぢゃない
牛にとっての当然だ
そしてやっぱり牛はのろのろと歩く
牛は随分強情だ
けれどもむやみとは争わない
争わなければならない時しか争わない
ふだんはすべてをただ聞いている
そして自分の仕事をしている
生命をくだいて力を出す
牛の力は強い
しかし牛の力は潜力だ
弾機ではない
ねぢだ
坂に車を引き上げるねぢの力だ
牛が邪魔物をつっかけてはねとばす時は
きれ離れのいい手際だが
牛の力はねばりっこい
邪悪な闘牛者の卑劣な刃にかかる時でも
十本二十本の槍を総身に立てられて
よろけながらもつっかける
つっかける
牛の力はこうも悲壮だ
牛の力はこうも偉大だ
それでもやっぱり牛はのろのろと歩く
何処までも歩く
歩き乍ら草を喰う
大地から生えている草を喰う
そして大きな身体を肥す
利口でやさしい眼と
なつこい舌と
かたい爪と
厳粛な二本の角と
愛情に満ちた啼声と
すばらしい筋肉と
正直な涎を持った大きな牛
牛はのろのろと歩く
牛は大地をふみしめて歩く
牛は平凡な大地を歩く
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中島敦 「山月記」 引き締まった硬派の漢文体 2011年8月6日 記事
8月6日(土)
今日も朝から暑い阿賀野市です。みなさま、水分摂取、体温調節を怠らないようお願いいたします。
1週間前は大雨洪水でしたが、今度は沖縄に台風が…予想進路は中国大陸に上陸するようですが、昨今は温暖化の影響で勢力が衰えず、甚大な被害が起きないよう祈るばかりです。
今回は、中島敦の小説についてです(図は新潮文庫の 「李陵・山月記」です)。

中島敦の「山月記」は高校の国語の教科書に載っていたと記憶しています。次のようなあらすじだったはずです。
人との交わりを絶って、己の臆病な自尊心を虎のように太らせてしまい、ついには虎になってしまった元 秀才。
彼が人食い虎となって跋扈している地方に、彼が人類だったころの数少ない旧友が栄達して通りかかったところに出くわした虎(元人間)が、こうなってしまった仔細を語る…。
小生も若いころは、もっと人見知りをするたちで、進んで知らない人と交わろうとはしませんでしたので、虎になってしまった男には、自身に重かさなる点が多々ありました。
中島敦は漢学者の家の生まれ。長ずるにつれて漢語を自在に操り、密度の濃い短文を重ねていく作風が印象的です。
彼の 「名人伝」 という短編も面白かったのが記憶に残っています。
確か弓の名人が最後に弓矢のことを忘れてしまう、というものだったはず(覚えが悪くスミマセン)。
文庫本もポケットに楽に入る厚さですので、公共機関で移動の際などにちょっと読むにはいいかもしれません。
グローバリズムの影響で、英語に押され気味の国語、時には漢文調の本を読んでみませんか。
今日も朝から暑い阿賀野市です。みなさま、水分摂取、体温調節を怠らないようお願いいたします。
1週間前は大雨洪水でしたが、今度は沖縄に台風が…予想進路は中国大陸に上陸するようですが、昨今は温暖化の影響で勢力が衰えず、甚大な被害が起きないよう祈るばかりです。
今回は、中島敦の小説についてです(図は新潮文庫の 「李陵・山月記」です)。
中島敦の「山月記」は高校の国語の教科書に載っていたと記憶しています。次のようなあらすじだったはずです。
人との交わりを絶って、己の臆病な自尊心を虎のように太らせてしまい、ついには虎になってしまった元 秀才。
彼が人食い虎となって跋扈している地方に、彼が人類だったころの数少ない旧友が栄達して通りかかったところに出くわした虎(元人間)が、こうなってしまった仔細を語る…。
小生も若いころは、もっと人見知りをするたちで、進んで知らない人と交わろうとはしませんでしたので、虎になってしまった男には、自身に重かさなる点が多々ありました。
中島敦は漢学者の家の生まれ。長ずるにつれて漢語を自在に操り、密度の濃い短文を重ねていく作風が印象的です。
彼の 「名人伝」 という短編も面白かったのが記憶に残っています。
確か弓の名人が最後に弓矢のことを忘れてしまう、というものだったはず(覚えが悪くスミマセン)。
文庫本もポケットに楽に入る厚さですので、公共機関で移動の際などにちょっと読むにはいいかもしれません。
グローバリズムの影響で、英語に押され気味の国語、時には漢文調の本を読んでみませんか。
ツツガムシ病 昔は阿賀野川流域も大流行地だった 2011年7月30日 記事
豪雨が中越地区を中心に猛威を振るい、水害が発生しているようですが被害の全貌は明らかになっていません。当地阿賀野市では雨は峠を越えましたがみなさま、河川の氾濫にはご注意下さい。
高校野球も日本文理が劇的なサヨナラで新潟明訓を下しました。いよいよ夏本番ですね。
**********************************
最近
「恙蟲研究夜話(つつがむしけんきゅうやわ) 宮村定男 著 (考古堂)」
という本を読みました。
「日出るところの天子 書を日を没するところの天子に致す つつがなきや」
聖徳太子が遣隋使として小野妹子を中国に派遣した際の手紙の文句は、ほとんどの方がご存知ではないでしょうか。
古代は日本全国で見られた病気だったという説がありますが、時代を下って江戸時代頃にはツツガムシ病は秋田・山形・新潟の大河川流域の風土病と考えられるようになったそうです。
明治30年代は、阿賀野川流域のツツガムシ病による死者が毎年200~300人にのぼり、横越の沢海、安田地区や五泉の巣本などで、我が国の細菌学者たちがツツガムシ病に感染することも辞さない決死の覚悟で研究していたとのことです。
ツツガムシ病はリケッチアという、ツツガムシの体内に寄生している病原体により引き起こされます。またツツガムシはネズミに寄生しており、河川敷にいるネズミがツツガムシ病を広げる仲介者になるそうです。
戦後に海外でクロラムフェニコールやテトラサイクリンといった抗生物質が開発されて、ようやく人々はツツガムシ病の死の恐怖から解放されたということが記されていました。
現在でも大河川流域で農作業中にツツガムシに刺されツツガムシ病を発症する方がいらっしゃいます。
陰部やわきの下などの柔らかい皮膚に見つかる、赤黒い刺し口が診断の手掛かりになります。下記にまとめサイトをリンクしておきます。刺し口の写真と症状はを引用させていただきました。http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_13/k02_13.html

「発熱、刺し口、発疹は主要3徴候とよばれ、およそ90%以上の患者にみられる。
また、患者の多くは倦怠感、頭痛を訴え、患者の半数には刺し口近傍のリンパ節、あるいは全身のリンパ節の腫脹がみられる。
臨床検査ではCRP強陽性、ASTおよびASL などの肝酵素の上昇がおよそ90%の患者にみられる。また、治療が遅れると播種性血管内凝固をおこすことがあり、致死率が高い。」
小生も1例だけツツガムシ病疑いの患者さんを受け持ったことがありますが、テトラサイクリンという薬を点滴したところ、発熱、肝障害などの症状が早期に軽快、退院することができました。
ツツガムシ病にはワクチンがないため、予防法はまず河川敷のやぶなどに近づかないこと、もし用事があるのであれば、皮膚を露出しないように長袖、長ズボン、手袋などで防護することだそうです。
別名 「洪水熱」とも言われていますので、今回の水害の後で、河川敷の耕作地で作業する方は、熱中症とともにツツガムシ病の予防対策にもご留意ください。
高校野球も日本文理が劇的なサヨナラで新潟明訓を下しました。いよいよ夏本番ですね。
**********************************
最近
「恙蟲研究夜話(つつがむしけんきゅうやわ) 宮村定男 著 (考古堂)」
という本を読みました。
「日出るところの天子 書を日を没するところの天子に致す つつがなきや」
聖徳太子が遣隋使として小野妹子を中国に派遣した際の手紙の文句は、ほとんどの方がご存知ではないでしょうか。
古代は日本全国で見られた病気だったという説がありますが、時代を下って江戸時代頃にはツツガムシ病は秋田・山形・新潟の大河川流域の風土病と考えられるようになったそうです。
明治30年代は、阿賀野川流域のツツガムシ病による死者が毎年200~300人にのぼり、横越の沢海、安田地区や五泉の巣本などで、我が国の細菌学者たちがツツガムシ病に感染することも辞さない決死の覚悟で研究していたとのことです。
ツツガムシ病はリケッチアという、ツツガムシの体内に寄生している病原体により引き起こされます。またツツガムシはネズミに寄生しており、河川敷にいるネズミがツツガムシ病を広げる仲介者になるそうです。
戦後に海外でクロラムフェニコールやテトラサイクリンといった抗生物質が開発されて、ようやく人々はツツガムシ病の死の恐怖から解放されたということが記されていました。
現在でも大河川流域で農作業中にツツガムシに刺されツツガムシ病を発症する方がいらっしゃいます。
陰部やわきの下などの柔らかい皮膚に見つかる、赤黒い刺し口が診断の手掛かりになります。下記にまとめサイトをリンクしておきます。刺し口の写真と症状はを引用させていただきました。http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_13/k02_13.html
「発熱、刺し口、発疹は主要3徴候とよばれ、およそ90%以上の患者にみられる。
また、患者の多くは倦怠感、頭痛を訴え、患者の半数には刺し口近傍のリンパ節、あるいは全身のリンパ節の腫脹がみられる。
臨床検査ではCRP強陽性、ASTおよびASL などの肝酵素の上昇がおよそ90%の患者にみられる。また、治療が遅れると播種性血管内凝固をおこすことがあり、致死率が高い。」
小生も1例だけツツガムシ病疑いの患者さんを受け持ったことがありますが、テトラサイクリンという薬を点滴したところ、発熱、肝障害などの症状が早期に軽快、退院することができました。
ツツガムシ病にはワクチンがないため、予防法はまず河川敷のやぶなどに近づかないこと、もし用事があるのであれば、皮膚を露出しないように長袖、長ズボン、手袋などで防護することだそうです。
別名 「洪水熱」とも言われていますので、今回の水害の後で、河川敷の耕作地で作業する方は、熱中症とともにツツガムシ病の予防対策にもご留意ください。
2014年7月27日日曜日
年内に通読できるか? 文庫 ローマ人の物語 全40巻 塩野七生 著 2011年7月16日 記事
暑い毎日が続いております。でも朝夕は少し涼しく盛夏にも秋の息遣いが感じられるような気がします。
本日は 塩野七生著 ローマ人の物語 文庫全40巻 について書きました。まだ半分も読んでいませんが (^_^;) …
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高校時代は理系クラスでしたが、世界史、それもギリシア、ローマ時代の授業が楽しみでした。理由ははっきりわかりませんが、担当の先生の巧みな弁舌によるところが大きかったのかもしれません。
小生の愛読する開高健のエッセイにもきらりと光るラテン語の成句がちりばめてあったりして、成人してからもNHKのドキュメンタリー番組で海外の博物館の特集などがあると、ついつい見てしまいますし、ギリシア=ローマ時代(レスリングのグレコローマンの語源だそうです)の遺産の考古学写真集なども一時持っていました。
先日古本屋で 以前から欲しかった 「塩野七生 著 文庫版 ローマ人の物語 全40巻」 を発見、即 大人買いしてしまいました。
ことわざにも ”ローマは一日にしてならず” ”全ての道はローマに通ず” ”郷に入らば郷に従え” などローマ帝国関係には有名なものがすぐ思いつきます

仕事と家事の合間にちょっとずつ読んでいますが、ギリシアとローマの歴史を交錯させたり、アレキサンダー大王とハンニバル、そしてカエサルなどの描写が活劇を見るように生き生きとしていて、かつ塩野流の脚色もあり、読みやすくそれでいてわかりやすい。
ページを繰るごとに 「教養」 に直接触れているような知的満足感があります。
ただ、英雄の活躍する古代はいろいろ楽しい想像も膨らみますが、ローマ帝国が全盛期を過ぎ徐々に衰亡に向かっていくところは面白いのかどうか。急がず焦らず年内に全巻通読し味わってみたいと思っています。
本日は 塩野七生著 ローマ人の物語 文庫全40巻 について書きました。まだ半分も読んでいませんが (^_^;) …
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高校時代は理系クラスでしたが、世界史、それもギリシア、ローマ時代の授業が楽しみでした。理由ははっきりわかりませんが、担当の先生の巧みな弁舌によるところが大きかったのかもしれません。
小生の愛読する開高健のエッセイにもきらりと光るラテン語の成句がちりばめてあったりして、成人してからもNHKのドキュメンタリー番組で海外の博物館の特集などがあると、ついつい見てしまいますし、ギリシア=ローマ時代(レスリングのグレコローマンの語源だそうです)の遺産の考古学写真集なども一時持っていました。
先日古本屋で 以前から欲しかった 「塩野七生 著 文庫版 ローマ人の物語 全40巻」 を発見、即 大人買いしてしまいました。
ことわざにも ”ローマは一日にしてならず” ”全ての道はローマに通ず” ”郷に入らば郷に従え” などローマ帝国関係には有名なものがすぐ思いつきます
仕事と家事の合間にちょっとずつ読んでいますが、ギリシアとローマの歴史を交錯させたり、アレキサンダー大王とハンニバル、そしてカエサルなどの描写が活劇を見るように生き生きとしていて、かつ塩野流の脚色もあり、読みやすくそれでいてわかりやすい。
ページを繰るごとに 「教養」 に直接触れているような知的満足感があります。
ただ、英雄の活躍する古代はいろいろ楽しい想像も膨らみますが、ローマ帝国が全盛期を過ぎ徐々に衰亡に向かっていくところは面白いのかどうか。急がず焦らず年内に全巻通読し味わってみたいと思っています。
2014年7月25日金曜日
作家開高健 その豪華絢爛な日本語表現と豊富な外国語知識に圧倒される 2011年6月18日記事
今朝は夜半の雨があがり、道もしっとりと濡れてました。散歩しやすい気温ではありましたが、窓を開けっぱなしにして寝ると、夏風邪をひくことになりますのでご注意ください。

どうでもいい話で恐縮ですが、愛犬ココアの町内パトロール=散歩コースには猫くんのテリトリーがあります。
彼はいつも一段高くなった、日当たりのよい植込みに寝そべり、あたりににらみを利かしています。
飼い猫でも猫には、独立独歩というか、飼い主からは餌だけもらえばいいやというような野生が感じられますが、同じ愛玩動物でも、少なくとも人にべったりなうちの犬にはそんな雰囲気は皆無です。なんだか、いいような、わるいような…
さて、本日は病気のお話はお休みにして、小生が昔から愛読している作家、開高健 氏について語らせていただきます。
小学生のころ、ブラジルのアマゾン川で釣りをしたという作家の写真集が売り出され、そのころ釣好きだった小生は、一も二もなく欲しくなって家の手伝いをすることを条件に、ようやく買ってもらいました。
開高健 著 「オーパ!」 がその写真集でした。
見慣れない魚や動物と南国の極彩色の風物の写真には、小学生には難解な、でもどこかきらりと光る言葉が添えてありました。
長ずるにつれて、彼の小説や、ベトナム戦争のルポルタージュ、人生相談などをつぎつぎに読みましたが、その表現の巧みさだけでなく、物事の本質を見抜く見識に舌を巻き、勝手に人生の師と仰いだ時期もありました。
残念ながら、タバコの吸いすぎ+酒の飲みすぎからと思われる食道がんで平成元年12月に世を去りましたが、不世出の作家だと小生は、やはり勝手に確信しています。
日々の生活に追われ、倦んだ時間を過ごしている最中に、時々彼の目の覚めるような日本語表現やエスプリに富んだ外国語(洋語・漢語を問わず)の一言半句に接すると、不思議に落ち着く気がします。
これからの梅雨の季節、雨に降りこめられた読書好きの方に 開高健の本をお勧めしたいと思います。
開高健記念館 http://kaiko.jp/kinenkan/より
どうでもいい話で恐縮ですが、愛犬ココアの町内パトロール=散歩コースには猫くんのテリトリーがあります。
彼はいつも一段高くなった、日当たりのよい植込みに寝そべり、あたりににらみを利かしています。
飼い猫でも猫には、独立独歩というか、飼い主からは餌だけもらえばいいやというような野生が感じられますが、同じ愛玩動物でも、少なくとも人にべったりなうちの犬にはそんな雰囲気は皆無です。なんだか、いいような、わるいような…
さて、本日は病気のお話はお休みにして、小生が昔から愛読している作家、開高健 氏について語らせていただきます。
小学生のころ、ブラジルのアマゾン川で釣りをしたという作家の写真集が売り出され、そのころ釣好きだった小生は、一も二もなく欲しくなって家の手伝いをすることを条件に、ようやく買ってもらいました。
開高健 著 「オーパ!」 がその写真集でした。
見慣れない魚や動物と南国の極彩色の風物の写真には、小学生には難解な、でもどこかきらりと光る言葉が添えてありました。
長ずるにつれて、彼の小説や、ベトナム戦争のルポルタージュ、人生相談などをつぎつぎに読みましたが、その表現の巧みさだけでなく、物事の本質を見抜く見識に舌を巻き、勝手に人生の師と仰いだ時期もありました。
残念ながら、タバコの吸いすぎ+酒の飲みすぎからと思われる食道がんで平成元年12月に世を去りましたが、不世出の作家だと小生は、やはり勝手に確信しています。
日々の生活に追われ、倦んだ時間を過ごしている最中に、時々彼の目の覚めるような日本語表現やエスプリに富んだ外国語(洋語・漢語を問わず)の一言半句に接すると、不思議に落ち着く気がします。
これからの梅雨の季節、雨に降りこめられた読書好きの方に 開高健の本をお勧めしたいと思います。
開高健記念館 http://kaiko.jp/kinenkan/より
2014年7月19日土曜日
書籍 「医師がすすめるウオーキング」 2011年5月7日記事
先日 ”健康維持目的に散歩を!” との記事をアップしましたがその元ネタはコレです。
数年前、左の書籍を読んで自分でも散歩を始めてから、体調が極端に悪化しなくなり、これならと思い今回おすすめしました。
[医師がすすめるウオーキング 泉嗣彦 集英社新書]
非常におおざっぱに要約すると、自分で月に何万歩あるくかを決め、万歩計をつけて散歩することが、結果的に生活習慣病を予防する、ということになりましょうか。
私は月30万歩、年間360万歩を目標に一日の歩数を測定しています。雨の日や冬、疲れて気分の乗らない日には散歩しませんので5000歩/日程度のこともありますが、そのかわりお天気の良い日には朝夕散歩したりして歩数を稼ぎます。
一時期、上昇傾向にあった肝機能や中性脂肪、総コレステロール値はここ数年正常範囲で経過しています。血糖、尿糖も問題なしです。
書店はもちろん、古書店にも並んでいますので、ご興味のある方はご一読ください。
数年前、左の書籍を読んで自分でも散歩を始めてから、体調が極端に悪化しなくなり、これならと思い今回おすすめしました。
[医師がすすめるウオーキング 泉嗣彦 集英社新書]
非常におおざっぱに要約すると、自分で月に何万歩あるくかを決め、万歩計をつけて散歩することが、結果的に生活習慣病を予防する、ということになりましょうか。
私は月30万歩、年間360万歩を目標に一日の歩数を測定しています。雨の日や冬、疲れて気分の乗らない日には散歩しませんので5000歩/日程度のこともありますが、そのかわりお天気の良い日には朝夕散歩したりして歩数を稼ぎます。
一時期、上昇傾向にあった肝機能や中性脂肪、総コレステロール値はここ数年正常範囲で経過しています。血糖、尿糖も問題なしです。
書店はもちろん、古書店にも並んでいますので、ご興味のある方はご一読ください。
書籍紹介 「身体のいいなり 内澤旬子」 2011年5月14日記事
5月半ばに差し掛かったものの、天候が不順でまだまだ風邪や胃腸炎の症状の方が多く来院されます。皆様ご自愛ください。
さて今回紹介いたします書籍は、これまでと違ってハウトゥー本ではなく、闘病エッセイ?(本人は闘病している意識などさらさらないようですが)です。
「身体のいいなり 内澤旬子 朝日新聞出版」 です。
著者は”イラストルポライター”とでもいうのでしょうか。
食肉を食べても普段あまり目にしない屠畜や、旅行しても余り話題にのぼらない各国固有の便所事情など、かなりマニアックなテーマを掲げて世界中を旅していろいろ見聞したことをイラストにまとめ、出版することを仕事にしている方です。
彼女は幼少時から虚弱体質で、重症のアトピーで化粧品が使えず、腰痛がひどいためまともに熟睡できた夜は数えるほど。
あまつさえ30歳を過ぎて乳がんを発症し治療に苦しんだものの、あるときヨガを始めたらどんどん健康になってしまった…という顛末を淡々と、醒めた文体で綴っています。
現実には事にあたって頑張らなければ成し遂げられないことがほとんどですが、力(リキ)が入りすぎているとうまくいかない事も時に経験します。
世の健康志向の方の中には、度が過ぎて
”健康のためなら、命を懸けてもいい”
という人がいるという笑い話がありますが、そんな”健康教信者”もいかがなものか…
今まで、そしてこれからの自分の身体とのつきあい方を考えさせられる1冊でした。
さて今回紹介いたします書籍は、これまでと違ってハウトゥー本ではなく、闘病エッセイ?(本人は闘病している意識などさらさらないようですが)です。
「身体のいいなり 内澤旬子 朝日新聞出版」 です。
食肉を食べても普段あまり目にしない屠畜や、旅行しても余り話題にのぼらない各国固有の便所事情など、かなりマニアックなテーマを掲げて世界中を旅していろいろ見聞したことをイラストにまとめ、出版することを仕事にしている方です。
彼女は幼少時から虚弱体質で、重症のアトピーで化粧品が使えず、腰痛がひどいためまともに熟睡できた夜は数えるほど。
あまつさえ30歳を過ぎて乳がんを発症し治療に苦しんだものの、あるときヨガを始めたらどんどん健康になってしまった…という顛末を淡々と、醒めた文体で綴っています。
現実には事にあたって頑張らなければ成し遂げられないことがほとんどですが、力(リキ)が入りすぎているとうまくいかない事も時に経験します。
世の健康志向の方の中には、度が過ぎて
”健康のためなら、命を懸けてもいい”
という人がいるという笑い話がありますが、そんな”健康教信者”もいかがなものか…
今まで、そしてこれからの自分の身体とのつきあい方を考えさせられる1冊でした。
健康の貯金: 食事制限について 書籍「いつまでもデブと思うなよ」 2011年5月10日記事
生活習慣病で体重をなかなか減らせない患者さんの中には”私は水を飲んでも太る体質”とおっしゃる方が時々いらっしゃいます。
確かに肝臓、心臓、腎臓の病気でむくんで体重が増えることはありますが、ちょっと待ってください。
人間は体内に葉緑素を持っていないので、水と光と二酸化炭素で光合成はできません。我々太めの人々の体重が落ちないのは、食事量が運動量を上回るからです。
それに40歳を過ぎて体の成長に使われるエネルギーはほとんどないため、中年に差し掛かり、若い頃と同じような食事を摂っていると、どんどん脂肪として内臓に蓄積されていきます。その結果が”たいこ腹”や”ビール腹”というわけです。
しかし食べすぎが肥満の原因というのはわかっていても、過食を改めるのは禁煙と同じく簡単ではありません。現代は、いろいろなダイエット法が提唱され、百家争鳴の観を呈しています。
そんな中で私が注目したのは”レコーディングダイエット”でした。
「いつまでもデブと思うなよ」新潮新書
オタクの重鎮、岡田斗司夫氏の著作でなんともストレートな題名です。100㎏を超す巨漢が1年で50㎏ダイエットした、その方法が書いてあります。
単に飲み喰いした物の名前とカロリーを時間ごとに記録するだけ、と何とも地味な方法です。
小生には岡田氏のようにおやつで食べた”ポテチ1枚”を記録することはできませんでしたが、ここ3年ほど、朝昼晩の食事の献立とカロリーの概算を毎日の歩数と一緒にエクセルに記録しています。
最初は本を調べながらつけていたカロリーですが、今は大体100kcal毎、見た目でおおざっぱに記入しています。そんないい加減なやり方でも、飲み会で大食いしたときや、悪天候で散歩しなかった時などを後で見直し、反省するときには役に立っています。
食事も運動も自分が主体的に調節しているという自覚が、健康管理には大切だと実感しました。
食べたものをいちいち記録するなんて、なんだか面倒くさいと感じますが、急がば回れ、地味な方法が一番効果的なのかもしれません。
いろいろなダイエット法を試してみた方にも、原点に回帰するという意味でご一読いただきたいと思います。
確かに肝臓、心臓、腎臓の病気でむくんで体重が増えることはありますが、ちょっと待ってください。
人間は体内に葉緑素を持っていないので、水と光と二酸化炭素で光合成はできません。我々太めの人々の体重が落ちないのは、食事量が運動量を上回るからです。
それに40歳を過ぎて体の成長に使われるエネルギーはほとんどないため、中年に差し掛かり、若い頃と同じような食事を摂っていると、どんどん脂肪として内臓に蓄積されていきます。その結果が”たいこ腹”や”ビール腹”というわけです。
しかし食べすぎが肥満の原因というのはわかっていても、過食を改めるのは禁煙と同じく簡単ではありません。現代は、いろいろなダイエット法が提唱され、百家争鳴の観を呈しています。
そんな中で私が注目したのは”レコーディングダイエット”でした。
オタクの重鎮、岡田斗司夫氏の著作でなんともストレートな題名です。100㎏を超す巨漢が1年で50㎏ダイエットした、その方法が書いてあります。
単に飲み喰いした物の名前とカロリーを時間ごとに記録するだけ、と何とも地味な方法です。
小生には岡田氏のようにおやつで食べた”ポテチ1枚”を記録することはできませんでしたが、ここ3年ほど、朝昼晩の食事の献立とカロリーの概算を毎日の歩数と一緒にエクセルに記録しています。
最初は本を調べながらつけていたカロリーですが、今は大体100kcal毎、見た目でおおざっぱに記入しています。そんないい加減なやり方でも、飲み会で大食いしたときや、悪天候で散歩しなかった時などを後で見直し、反省するときには役に立っています。
食事も運動も自分が主体的に調節しているという自覚が、健康管理には大切だと実感しました。
食べたものをいちいち記録するなんて、なんだか面倒くさいと感じますが、急がば回れ、地味な方法が一番効果的なのかもしれません。
いろいろなダイエット法を試してみた方にも、原点に回帰するという意味でご一読いただきたいと思います。
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