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2014年8月3日日曜日

方言12 ふっとつ   2012年6月30日 記事

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6月30日(土) 晴


 日中は30℃になろうかという暑さですが、朝夕は20℃を割り込む涼しさで、風邪や喘息が悪化する方の来院が続きます。夜は寒かったらすぐくるまれるように、まだ薄手の夜具をそばにおいたほうがいいかもしれません。くれぐれも窓を開けてシャツ1枚で寝てしまったりはしないでくださいね。

 本日は看護学校で”講演(というよりも漫談)”をさせていただきました。聴講してくださったみなさま、お粗末様でした…<(_ _)>。

 帰りに ”オッチャホイ” という名物を食べてきました。

 当院の職員の間では、”高校の時に食べたことがある” 人がほとんどで、ほぼ鉄板のご当地B級グルメだったらしいのですが、うかつなことに小生はこの歳になるまでその存在を知りませんでした。

 是非食べてみなくてはと、いさんで食堂へ。

 おばちゃんに皿オッチャホイ(エビ) 850円 を頼みました。

 待つこと10分、きしめんの炒めそばといった呈の
オッチャホイが来ました。

120630occha 食べてみると、醤油味でトウガラシが後から辛くなってきます。結構いけるし、腹にたまりました。なるほど、これで職員のみんなと共通の話題が出来ました!


 またの機会に今度は 汁オッチャホイ を食べてみたいと思います。

120630cocoa 夕方、元気な犬と海岸を散歩してきました。今日は方言 ふっとつ についてです。

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ふっとつ は ”いっぱい、たくさん” という形容詞です。数ではなく、量を表す時につかいます。

※ ちなみに数が多い時は、 いっぺこと を用いると思われます。

”ばけつにふっとつ水を入れて運ぶ” 
”おらのカゴにふっとつトマトいれてくんなせや”

といった感じで使います。

 笑い話のようですが、ガソリンタンクのゲージ表示で F(full 満タン) を ふっとつ の F と勘違いしてた患者さんがいて、外来中に爆笑させてもらった記憶があります。

 今考えると、失礼だったかも知れませんが…その方も一緒になって笑ってくれてたので、まあいいかな、と。

方言は、いまだに奥が深い、ですね。



方言11 かっつぁばぐ   2012年6月18日 記事

20120617092549 6月18日(月) 曇

 一昨日は大学医局の同門会があり、同期の連中と旧交を温めました。

 みんないい歳になって、昔話を懐かしむようになってきています。酒が進むにつれて、医局時代のいろいろな珍事件を思いだし、久しぶりに腹を抱えて涙を流し、爆笑してきました。

 昨日は地域の野菜の直売店に行ってきました。あちこち広範囲に回って、優良食材ゲットだぜ、ってな感じでした。

 五泉市(旧村松町)の蛭野の野菜は新鮮でおいしくて安いので、ここ10年近く直売所に通っています。
 キャベツ、白菜もおいしいのですが、根菜類、なかでも里芋や大根がお店で買う物に比べ、同じ野菜か?と思うほど良質で、野菜嫌いの家族も蛭野の野菜はぱくぱく食べています。

 地元では有名な村杉(旧笹神)の川上とうふ店にも寄って、とうふを買っておからをいただいてきました。ここの豆腐も評判通り美味でしたし、おから料理も大豆の風味が残っていて売っている惣菜などとは別物でした。
 北区(旧・豊栄市)のトマトは値段が手頃で品質が良く、我が家の食卓には欠かせません。いっぱい食べてトマトに含まれるリコピンの抗酸化作用で体組織の 若返り を狙っています。

本日は方言 かっつぁばぐ について。”くっつまぐ” ときたら ”かっつぁばぐ” が対になるのでは?ということで取り上げてみました。

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 東北地方では かっつぁぐ とか かっちゃぐ などというようですが、「引っ掻く」 という意味の かっつぁばぐ という言葉が小生の田舎では使われていました。

 犬は 「くっつまぐ」 し、猫は 「かっつぁばぐ」。

 使い方としてはやはり受け身の 「かっつぁばがった(引っ掻かれた)」というのが多かったようです。

 時代劇で、侍が責任を取って切腹する際 「お詫びにこの腹 かっさばいて…」 などというセリフがあったと記憶していますが、在郷で腹を ”かっつぁばい” ても死ぬことはありません。

 時間とともに意味が少し変わってしまったのかなと思います。写真は下記から引用させていただきました。 http://kotoneko.xsrv.jp/51/post_14.html
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方言10 くっつまぐ   2012年6月12日 記事

120612tsutsumi 6月12日(火) 曇

 先週末は金沢で開かれた学会に行ってきました。
 一泊して学会出席後とんぼ返り、その後学生さんの部活にお邪魔してシャトルを打ってきたので、正直疲れました。

 北陸に行ってくるといつも実感しますが、新潟県は南北に細長い県ですね。

 大雑把に4時間の乗車時間のうち、2時間が新潟県を出るまでにかかる時間ですから…。

120612kenroku 医学は日進月歩、数年前にわからなかったことやできなかったことが、優秀な人々の研究により解明され、可能になっていく。素晴らしいことですが、同時に空恐ろしくも感じました。

 先月は結構記事を立て続けに更新したため、6月はすこしペースを落とさせていただくかもしれません。

 さて本日は久々に方言についてアップしました。 「くっつまぐ」 という言葉についてです。
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 小生の田舎では 「くっつまぐ」  とは 「(おもに動物が)噛みつく」 という意味で、どちらかというと受け身で使われることが多かったと記憶しています。たとえば

「あの家の犬にくっつまがれた(くっつまがった)」 など。

ただ、ネットで調べると同じ新潟県内の方言でも 「くっつまぐ」 が 場合によっては目をつぶる という意味で使われていることもあるようで、多少のバリエーションはあるようです…
 
 愛犬ココアは、幼犬の頃はよく小生の手を 「くっつまい」て いましたが、最近は ペロペロ となめてくれるようになりました。

 親父エキス+加齢臭が好きな犬になってしまったようで、果たしていいことなのかどうか少々悩んでいます…(下の写真は他所の犬です)

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2014年8月2日土曜日

”おまづりあんにゃ” 田舎祭りのはしご 2012年4月28日 記事

120428taue4月28日(土) 朝濃霧、快晴

 今朝は阿賀野川付近~京ヶ瀬に濃霧が発生し、昔読んだホラー小説の舞台のようになっていました。

 100m先が見えない霧の中を安全運転で出勤しました。

 また駐車場には雑草がはびこり、草取が朝の仕事になりました。

 3か月前は雪掻でヒーコラしていたのが、これからは雑草と電灯に集まる羽虫との戦いになります…

 当院の裏では、田打ちされた田んぼに水が張られ、連休中に行われる田植えの準備が着々と進んで、カエルの鳴き声も聞こえます。米どころの春の風物詩です。

在郷で生まれ育った小生はこの季節になると 各部落で行われていた お祭り を思い出します。

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 ほぼ40年前、田舎では四季それぞれに地域のお祭りがありました。

 観光客が押しかけるようなものではなく、せいぜい露店が10件でる程度でしたが、それでも地域の人々は楽しみにしていました。

 小学生でも自転車で10分~30分程度の距離に、春は○○部落、梅雨頃には○○部落…といった具合に年中小規模なお祭りがあり、雨や雪が降っても小生は毎年かならず通い、家族からは ”おまずりあんにゃ(お祭り兄ちゃん)” と言われたものです。
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 昼間、白っぽい日の光に照らされると、色褪せてしまったものだったり、お世辞にもおいしそうではないものもあったりしますが、今でも夜の露店で裸電球の飴色の光に照らされたおもちゃや、駄菓子は独特の誘惑を感じます。

 やはり、おもには”夜目・遠目・傘のうち”的な錯覚なのかもしれませんが、それだけではなく ”時代” の違いも無視できないと思います。

 現代には、デパートのほか、ショッピングモールやコンビニ、ゲームセンターなどがある上、インターネットが普及し、モノと情報、娯楽が当たり前のようにあふれてしまっていますが、それを直ちに幸せと感じられないような気がするのは小生だけでしょうか。

2014年7月30日水曜日

方言9 こにもん

12月24日(土) 昼は晴間あり

 クリスマスイブということでご家庭でもイベントを計画されている方もいらっしゃろうかと思います。

 ですがニュースで繰り返し報じられているように ” クリスマス寒波 ” が日本列島を覆っており、天候の急変にはご注意ください。

 今回は 郷土料理 こにもん について回想しました。

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 里芋、人参、糸こんにゃく、鳥肉、イクラ、ごぼう、れんこん、椎茸、タケノコ

 これらを醤油、酒、みりん、砂糖、出汁で煮たものが こにもん です。地域によっては のっぺ とも言います。

 幼少の頃は、よく祖母が作ってくれたものでした。

 成長期には、グラタンやフライなど、油脂の多い洋風のものが食べたい頃がありました。

 弁当のおかずにそういったものが入っていると、うらやましかったものです。

 でも人生の半ばを過ぎると、子供の頃食べた郷土食が無性に食べたくなることがあります。

 三つ子の魂百までというのか、遺伝子にその味を欲する味覚が組み込まれているといったらいいのか…

 自分で作っても、家族が作っても今ひとつ違う味にしかなりません。切って煮るだけの料理なのに難しいものですね。

写真は http://nbcjyouhou.exblog.jp/11500762/ より引用させていただきました。

方言8  ”じゃじゃもこ” って何?  2011年11月6日 記事

11月6日(日) 雨

 朝から一日雨でした。週末忙しかったので体を休めるにはいい天候でした。午後から村杉温泉の外湯に行ってみました。大人250円。あったまってきました。
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 昨日は地方学会のほか、卒業20周年の同級会が新潟市で開かれ、50人以上の同級生にあってきました。

 太った人あり、頭の薄くなった人あり…外見は小生も変わってしまい他人のことはいえません。

 教授・助教授など、組織の要職についている人もおり、人柄が変わっていないか心配でしたが、グラス片手に話せば20年の月日をたちまち飛び越え、学生時代の感覚で仕事や家族、健康のことを、気が付けば夕方から8時間もしゃべり続け、おかげで声がかれてしまいました。

 数年後の再開を楽しみにしていますよ、平成3年卒のみんな。

今回は方言 じゃじゃもこ についてです

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”じゃじゃもこ” 

 なにやら不思議な言葉ですが、みなさまご存知でしょうか?

 小生が保育園で砂場遊びをしていたころ(ああ、思い出しました、その頃の遊び仲間にはヨシ、ザヒ、マチャキ、ボネキ、ヒッサ、ケンボウなどがいましたっけ…みんなどうしてるかなあ)、砂山にトンネルを掘り、崩れないようにするときに ”じゃじゃもこ” を使いました。

 トンネルの耐久性をあげるためです。といっても ”じゃじゃもこ” は植物や器具ではなく、赤土のことなのです。

じゃじゃもこをネットで調べても出てませんので、ローカル中のローカル方言かもしれません。

いまも彼の地で、子供たちは ”じゃじゃもこ” を使って遊んでいるのかなあ…

2014年7月29日火曜日

方言7 ごっしゃぎる  2011年9月9日 記事

9月9日(金)

 台風12号は過ぎ去りましたが、被災地の被害は甚大で、いまだに孤立している地域があると報道されています。
 21世紀の日本でこんなことが起きるとは、高度成長時代には予測できなかったことでしょう。

 今年は自然災害が猛威を振るっています。人間のせいで地球が病んでいるためでしょうか…

 窓を開けて寝ていたら、今朝方寒くて目が覚めました。風邪症状で来院される患者さんが急増しています。気温の変化にご注意ください。

 今日は方言 ごっしゃぎる について書いてみました。

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 小生の田舎では 「ごっしゃぎる」 でしたが、東北の地方によっては 「ごせやげる」 「ごっしゃあける」 ともいうようです。意味は 怒る、癇癪を起こす といったところでしょうか。

用法は下記

「やろに文句つけらって、ごっしゃぎる」 (あいつに文句をつけられて本当に腹が立つ)

 あんまりイライラ、怒ってばかりだと心身ともに悪影響が出ます。

 論語にあらわされる 「君子」のように、心穏やかに日々を送れたらこんなに素敵なことはありませんが、娑婆での生活は ごっしゃぎる 事ばかり多く、なかなかにストレスが多いものですよね。

 「小人」である小生は ごっしゃぎ たら、できるだけ怒りの感情を忘れるよう、心がけたいと思います。

方言6 とっぱづかい  2011年8月29日 記事

8月29日(月)

 この一週間ほど、風邪で来院される方が多く見受けられます。夏でもうがい手洗いの励行をお勧めします。

 先週末、夜散歩していたら、お祭りで明るくなっている町内を見かけました。

 古老にうかがうと、昔は各町内に夏祭りがあり、順々に1週間程の期間に開催されていたものが、水原祭りに統合されたとのこと。そうやってまとめられたお祭りが終わっても、自分の住む町内の祭りには捨てがたい愛着があるのでしょう、子供たちの歓声が横丁から響いていました。

 さて、今回は方言 とっぱずかい についてです。

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 とっぱづかい か とっぱずかい か かははっきりしません。

 意味は 「偶然、たまたま、はずみで、ふとしたひょうしに」 といったところです。
 用法は以下。

「かんべ、とっぱづかいでおらの手あだってしもだ」 
(ごめんなさい、はずみで私の手が当たってしまいました)

 医療の現場では偶発症という言葉があります。

 医師が最善を尽くしても、内視鏡や血管造影などの侵襲的検査や、手術などの治療において、患者さんが結果的に好ましくない状態に陥ってしまうことを意味します。

 偶発症は何千人~何万人に一人といった頻度で起きるといわれています。

 当然ですが、多くの患者さんに接すれば接するほど、医師が偶発症を体験する確率は高くなります。 願わくば、小生は致命的な偶発症を体験しないまま、キャリアを終えられたらといつも思います…

 そういえば、兄弟げんかをして叱られた時に、言い訳に よく とっぱづかい を使いました。

 最近、この言葉を使っている人を見かけませんが、この とっぱづかい、子供達は知っているのでしょうか。お祭りのときの人ごみの中ででも聞いてみたかった言葉です。

方言5 ちょす、ちょしこもっこ、ちょしぼっこす  2011年8月22日 記事

8月22日(月)

 今朝は涼しいのを通り越して寒いくらいの気温でした。長袖、長ズボンを着用するなどして体温調節を行ってください。 

 と書いていて、お昼を過ぎたらまたお日様が照りだして気温が上がってきました。今年の夏は(今年の夏も というべきでしょうか)、体調を崩しやすい異常気候です。こまめに衣服の脱ぎ着やエアコンで調節が必要ですね。
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 さて、旧水原町では夏祭りが始まっています。先週末、夜の旧街道筋を散歩したら、辻には提灯が掲げられ、家の前では紅白の垂れ幕と提灯が飾られていました。今日はメインストリートに夜店が出るそうです。もう夏も終わりですね。

今回は方言 「ちょす」 についてです。

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「ちょす」 とは 「いじる」 という言葉とほぼ同義と思われます。

 用例としては 「おらのじでんしゃ(僕の自転車)ちょすなや(いじくるな)」といったところで、どうでしょうか。

 「ちょしこもっこする」 とは 「いじくりまわす」、「ちょしぼっこす」 とは 「いじくって壊してしまう」 と言い換えが可能です。

 小生が医師として一番注意しているのは、「患者さんをちょしぼっこしてしまわないように」ということです。

 良かれと思って、不要で苦痛の大きい検査や治療を行った結果、かえって寿命を縮めたり、生活に支障をきたしたり…そのような医師の独りよがりの診療行為は厳に慎むべきと考えます。

 検査結果や薬の情報、他の医療機関の情報を患者さんにわかるよう説明し、小生の医療の専門家としての意見を加味したうえで、患者さん本人の納得のいく解決法を選択していただく。

これが当院の診療スタンスです。ご周知のほど、よろしくお願いいたします。

2014年7月28日月曜日

方言 4 ”がん” について ついでに ”ばー” も  2011年8月9日 記事

8月9日(火)

 朝から猛暑です。みなさま、引き続き熱中症に注意願います。
 水分を取るだけでなく、牛乳やヨーグルトを採って血液中のアルブミンを増やし、血液の量を増やして身体が放熱しやすくなるようにしてください(NHKのためしてガッテンやクローズアップ現代の受け売り)。

 電力も供給限度の95%超の需要があり、供給は東京電力頼みで綱渡りだとのこと。大規模停電が起きなければいいのですが…

 今回は方言 ”がん” の話です。病気の がん ではありませんので念のため。

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 ネットの百科事典 WIkipediaの「新潟弁」の部分には下記のように書かれています。

 新潟弁に特徴的な形式名詞として「もの、こと、の」などの意を表す「がん」がある。「越後のガン(雁)は食われんガン」といわれ、越後方言の代名詞的な存在ともいえる。
  • ワカラネ ガンガ アッタラ キキニ キナセ。(分からないことがあったら聞きに来なさい)
  • コノ ガン オモッシェナー。(これ面白いなあ)
  • コレ オメノ ガンラカ。(これ、おまえのものか)
阿賀野市域でもポピュラーな代名詞 ”がん” ですが、高校に入学して小生は初めて知りました。旧豊栄や旧水原出身者が頻用していました。

 最初は ”そんげがん” ”そのがん” と言われても何のことかわからず聞き直していましたが、一度用法や意味を説明してもらって理解できました。

 そういえば旧水原町の子が語尾に ”ばー” をつけていたことも思い出しました。

 ”なんなんばー(それは何ですか)” ”どういんばー(どういうことですか)” という用法でしたが、最初は ”ばか” と言われているのかと勘違いして、むっとしたことを覚えています。

 かただか20kmくらいしか離れていない阿賀北地域同志でしかないのに、方言がかなり違っていて驚きました。

 今も がん は耳にしますが、ばー は聞かなくなりました。もう方言を使う人も少なくなってしまったのでしょうか…そうだとしたら悲しいことですね。

方言 その3 「じゃしじゃし」  2011年8月4日 記事

8月4日(木)

 朝から強い日射しです。屋外で働く方は熱中症にご注意ください。

 みなさま、もう海水浴には行きましたか?小生はまだです。

 お盆にはクラゲが出てくるので、行くなら今週末かなあと思っていますが…

 方言について、今回は 「じゃしじゃし」 をとりあげます。
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 学生時代、県外出身の友人と海に行った後、下宿に帰って廊下に砂がぱらぱら落ちた時に

 「うわ、廊下が じゃしじゃし じゃん!」

と叫んだところ

 「なにそれ?」

と不審な顔をされました。

 砂などの粒のざらざらした感触を言い表す言葉が 「じゃしじゃし」 。

 砂の浮いた体育館などを歩くと 確かに じゃし じゃし と音がしますよね?

 少なくとも新潟の下越地方の方は違和感なく使っていますよね?

 直感的な言葉なので、翌日から友人も、

 「海から帰ってきたら、車の中が じゃしじゃし で困る!」

と使い方を会得していました。

2014年7月27日日曜日

方言について 2 ”はやす”って何をどうするの?  2011年7月27日 記事

 夜半から雨が降り、ちょっと過ごしやすくなるかな?と思いましたが、思ったより気温が下がらず、朝から蒸し暑い中、大汗をかいて駐車場の草取りをしました。

 このような日は、みなさま、熱中症にご注意ください。

 4月から病気のことばかりアップしていたところ、ネタが尽きかけてきました。かといって自分の見たことのない病気について知ったかぶりしてよく勉強もせず掲載するのもどうかと思いますので、昨日に続いて方言について 2 ”はやす” についてを書いてみました。

 健康情報を期待していた方、スミマセンm(__)m。

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 小学生の小生が夏休みで家でゴロゴロしていたある日、今は亡き祖母が

「あんにゃにすいがはやしてもってきてやろがの」

と言って台所に消えました。

 その頃は、その ”はやす” という単語がわからずに混乱しましたが数分後、切られて大皿に盛られスイカが目の前にありました。

 「はやす」 とは 「(野菜や果物を)切って調理する」 という意味らしいと思われました。

 そこで今回ネットで検索したところ、以下のブログに なんと ”はやす” が載っていてびっくりしました!ご興味のある方はご一読ください。http://mojabieda.jugem.jp/?eid=471

 なるほど、田舎の方言 ”はやす” に お囃子や、はやし立てるなどから、切って増やすという意味まで網羅されていたとは、蒙を啓かれた思いがしました。

古代日本の豊かな言葉の名残を感じさせる方言 ”はやす” でした。

方言について 1 「一緒に あべ」 とは?  2011年7月26日 記事

 今朝は涼しい朝でした。

 あちこちの学校では夏休みが始まったようです。

 少年少女の諸君には、暑さに負けずよく遊びよく学んでいただきたいと思います。

 今回は新発田付近の方言についてよしなしごとを書いてみました。

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 方言と言えば、新潟放送でも 「方言アナウンサー」の やまもとさん が有名です。沼垂弁なのでしょうか、「らこてさ」などとディープな方言をラジオで聞くことが出来ます。

 小生の育った地域は東北弁の影響で日常会話には濁音が多く、また「シ」が「ス」と発音されていました。

例えば以下のようでした。

「おお、たがす(たかし;人名)、こんどのにぢようび(日曜日)、釣りに行ごで(釣りにいきましょう)」

「わーりども(悪いけど)、おらその日だめだでば(私はその日はだめですよ)。」

文字にすると如何にも東北奥地のなまりに感じますが、会話している本人としてはあたり前ながら違和感を感じていませんでした。

 亡くなった祖母が、よく小学校に上がる前の小生を畑に伴っていきました。畑でカエルやトンボ、カタツムリをみつけ、脇の小川でドジョウやカワニナを見つけては小生は遊んでいました。

小生を連れて行くとき、よく祖母は

「おれど(私と)あべ(ついっしょにいてこい)」

「いっしょにあいでくれ(きてくれ)」

と言っていました。

 「あべ」は「動詞あぶ」の命令形だったのかと、ネットを渉猟してみましたが「あぶ」という言葉はなく、代わりに古語の 「あゆぶ 歩ぶ」=現代語の 「歩む」 が見つかりました。

 京都や江戸といった中央から遠い地域から伝わり、中央では忘れられてしまった古代日本語が方言に変わったということなのだと納得しました。

 つまるところ 「あべ」 とは 「いっしょにあるいついてきてください」 ということでしょうか。

 短い言葉に凝縮された意味があり、方言は奥が深いですね。

 無形の財産として後世に是非残してほしいと思います。