本日は更新が遅くなりました。
昨夜の NHK 「ためしてガッテン」 では、痩せるための食事療法の際、よく言われる 「よく噛んで食べれば腹八分目」 現象を科学的に解明することを試みた、肥満医学の専門家 大分医科大学名誉教授の坂田利家 氏が登場しました。いわく、
個人差もあるでしょうが自分の一口の食事の分量を、30回で咀嚼~呑み込める量に経験的に決めて、あとはいつもの食事を食べるだけ。
ただ、適量の食事を口の中に含む練習することを目的に、最初のうちは一口ごとに 「ちょうど30回噛んでつるんとのどから落ちたか」を 〇☓でノートにつけることが必要。
食欲抑制のメカニズムは、咀嚼運動に連動して咀嚼筋からの情報が神経を経て脳に伝わり、脳内のヒスタミンを増やすことで満腹中枢を刺激し満腹感をもたらして食欲を抑制する、ということだそうです((^_^;) 難しいと感じる方は、よく噛んで食事すれば痩せられる、という結果だけ覚えていて下さい)。
また、おいしい食べ物は、大脳皮質の働きを弱める→ 意志の力で食欲を抑えるのは至難の業 ということを、脳の活動を見える化する実験でも実証されていました。
恥ずかしながら、論文の原典にあたっていないので、番組のダイジェストを受け売りするだけで恐縮ですが、確かに昔から「よく噛んで食べれば痩せられる」と言われていたことに科学的裏付けをもたらしたことで、小生も患者さんにダイエットの指導をしやすくなりました。
なにより忙しさを理由に食事をかっ込む癖がある小生の食習慣を見直すきっかけになりました。
試みに本日の昼と夕方、「一口30回咀嚼」を行ったところ、おかわりをせずに満腹になりました。なるほど!
特定の食物や薬に頼ったり、過度の運動をせずに安全に無理なく、お金もかけずにダイエットできるとは。昔の人の言うことには、真理が隠されているものですね。
早食いの癖のある、メタボ予備軍の方は、だまされたと思って 「一口30回法」 を試みてはいかがでしょうか。
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