診察時に当院にご来院の患者さんに喫煙習慣についてうかがっていますが、少なく見積もっても4割の方が喫煙していると判明しました。
頭では喫煙がよくないことがわかっていても、なかなかやめられない、それはニコチン依存症だからではないでしょうか。
一定の条件を満たす喫煙者が禁煙を希望した場合に、保険で治療できる禁煙外来を行う医療機関も今ではかなり増えてきているようです。
今回は喫煙者本人の健康被害を直視していただきたいと考え、ネットでも調べてみました。
左図は喫煙数と肺がんによる死亡リスクのグラフです(ノバルティスファーマ社の禁煙支援のページからの引用です)。
1日一箱タバコを吸う人は、非喫煙者に比べ 5倍肺がんで死ぬ確率が高くなるということが読み取れます。
また、他の部位のがんの発生率にも影響があります。
大学の医局にいたころ、抄読会で取り上げた論文は
[肺がん・食道がん以外にも皮膚がん、前立せんがんや婦人科のがん、白血病など、全身に発生する癌も喫煙者のほうが、少なくとも2倍以上かかりやすい]と結論していました。
下図は喫煙者と非喫煙者の肺の外観です。上が喫煙者、下が非喫煙者の肺です。
ご覧のとおり、明らかに差がありますよね?
タバコを吸う行為は割に合わないということを自覚して頂きたいと切に思います(ノバルティスファーマ社の禁煙支援のページからの引用です)。
独力では禁煙に自信が無い、という方のお役に立てればと当院でも禁煙補助薬内服による禁煙外来を開設しております。 是非ご利用下さい。
うちだ内科医院 tel 0250-61-2020
0 件のコメント:
コメントを投稿