2014年8月11日月曜日

元気のひけつ 油断すると怖い夏のカビ・アレルギー 湿度と栄養を絶って退治 平成25年5月11日(土) 朝日新聞be   2013年5月13日 記事

5月13日(月) 晴れ
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 昨日の日曜、今日と気持ちのいい晴れが続いています。近隣の田んぼではやや遅めの田植えをしている農家の姿も見られました。今年も猛暑?になるのでしょうか。豊作だといいですね。

日曜日には学生さんのところでもんでもらっていますが、慣れない運動をして体の痛みが抜けません。新入生の親御さんと同世代の小生、老人力が上がってきているのを実感します。

 先日の新聞に 「カビによる肺炎」 の話が載っていました。高温多湿の日本の夏にはつきもののカビ、油断はできませんね、ということでアップしました。 

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以下記事

 元気のひけつ 油断すると怖い夏のカビ・アレルギー 湿度と栄養を絶って退治 平成25年5月11日(土) 朝日新聞be

 風薫る5月。スギ花粉の飛散も終わり、窓をいっぱいに開け放てるこの季節は、梅雨入り前のカビ退治にも最適です。カビは見た目だけでなく、健康にも悪さをする厄介者。夏風邪と間違えやすいアレルギー背の肺炎を起こすこともあります。

     ☐        ☐

 せき、発熱、寒気、体のだるさ…。毎年夏になると決まって風邪のような症状に悩まされるという人は 「夏型過敏性肺炎」 かもしれない。自宅を離れるといったん治まるのが、この病気の際だった特徴だ。

 原因は、家の中に繁殖した 「トリコスポロン」 というカビの仲間。卵形で菌糸を伸ばさない 「酵母」 の一種で、腐った木によく生える。畳やカーペット、寝具なども温床になる。

 東京医科歯科大教授(呼吸器内科)の宮崎泰成氏いわく

 「患者さんの自宅は、雨漏りや水漏れがあったり、日当たりが悪かったり、川が近くに遭ったりすることが多い」。

 高温多湿の環境下で増えて空中に舞いあがったトリコスポロンを吸い込むと、肺の奥まで達してアレルギー反応を引き起こす。肺全体が炎症を起こして呼吸困難になりやすい。
 発症には吸い続けた期間と量、それに体質が関係する。

 「何年も繰り返すうちに症状が悪化していきます」 

と宮崎氏。進行してしまうと肺が固くなり、元には戻らないので軽視はできない。治療は徹底的なカビの除去だ。

 トリコスポロン以外にもアレルギー性肺炎を引き起こす代表的なカビは下記のようにいくつかある。
  黒カビの一種 = クラドスポリウム
  青カビ      = ペニシリウム
  こうじカビ    =  アスペルギルス

 明治薬科大教授杉田隆(微生物学)氏によると
 「カビの仲間は約10万種。一説には100万種とも言われていますが、アレルギーの原因になるのはごく一部です」。

 「体にカビが生える感染症が問題になるのは、健康人では 水虫 = 白癬 くらいのもの。アレルギーは人間の身体が過剰反応しているだけなのですが…」

 と杉田氏は少しカビに同情的だ。
 
     ☐        ☐

 だが、カビが大量に繁殖して良いことはない。

 カビが育つ条件は、 適温 と 湿度 と 栄養

 気温は仕方がないので、後の2つを絶つことがカビ対策のキモ
 
腐った木などのほかにもホコリも栄養源になる。トリコスポロンもほかのカビも育ちやすい環境は似ているので、一般的なカビ対策の       
                             以下の画像はクリックで拡大します。
130510_asahi_kabi 掃除と除湿
が有効だ。

 ただ 湿気防止は換気を行えば十分 というのは誤解

と、李憲俊氏・衛生微生物研究センター所長(東京)は強調する。

 「カビの成長に直接的に影響するのは、物の表面の湿度であり、水けを拭きとるのが第一です」。

 雨漏りや結露をさがして元を絶ち、それが難しければ扇風機で乾かす。盲点は天井。うっすら茶色に見えてきたらカビが生えている可能性がある。

 「カビ取りスプレーを直接吹きかけると飛び散ってしまうので、薬液を浸した布で拭き取ること」

と李氏の助言。    (吉田晋)

インフォメーション

 日本呼吸器学会のサイトに、過敏性肺炎の一般向けの解説がある。

 [市民の皆様へ]をクリックして、次の画面で[アレルギー性疾患]の欄を探すこと → (http://www.jrs.or.jp/home/modules/citizen/index.php?content_id=16)。

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