2014年8月18日月曜日

Q 体に無理のないお酒の飲み方は? なっとくくらしスタイル 朝日新聞 平成25年12月21日(土)   2013年12月21日 記事

12月22日(日)

 本日は休日当番のため、朝から医院におります。鼻風邪を引いてしまい体がしゃっきりしません。

 人生の半分が終わり、来し方を振り返る人々が多くなったせいか、高校や大学時代の知り合いから飲み会に誘われることが多くなりました。それと反比例して、お酒に弱くなったことを実感します。やはり老化は小生にも確実に訪れています。おっと、ゴマとヨーグルトを摂らなきゃ。

 新聞に上手なお酒の飲み方についての記事が載っていました。ドリンク剤やシジミ、牛乳などによる対策が載っていましたが、一番確かなのは 「飲み過ぎないこと」 だそうです…

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Q 体に無理のないお酒の飲み方は? なっとくくらしスタイル 朝日新聞 平成25年12月21日(土)

ドリンク過信せず、適量を

 職場の仲間や家庭でお酒を飲む機会が増える時期。体に負担をかけない飲み方の基本を国立病院機構久里浜医療センター精神科診療部長の木村充氏にうかがった。

 アルコールは胃や小腸で吸収され、肝臓でアセトアルデヒドに分解、さらに酢酸になる。酢酸や、処理しきれなかったアセトアルデヒドとアルコールは血中から全身をめぐる。アルコールが脳の理性をつかさどる部分に働き、感情や本能が表に出るのが酔った状態。頭痛や吐き気、顔が赤くなるのはアセトアルデヒドによる。

 木村さんによると、日本人など東アジア人の場合、アセトアルデヒドを分解する酵素は遺伝によって、よく働く人58%、働きが弱い人36%、働かない人6%にだいたい分けられる。10人に4人は酒に弱いか飲めないということだ。

131221_asahi_sake 飲酒量と、病気や事故を含めた全死亡率との関係は 「J」 の形になる(左図)。

厚生労働省が 「節度ある適度な飲酒」 とする1日平均アルコール量約20gは J の底にあたる。女性はこの半分が目安だとのこと。

じゃあ、量を守れば休肝日は必要ない?と木村氏に伺うと
 「やはりもうけた方がいい」



との返答。

 飲酒後のサウナや運動はアルコールの脱水作用を加速し、心臓や血管に負担をかける。木村さんは飲み過ぎ防止に以下のように助言する。
 「他人に酒を勧めない。休みだからといって昼間から飲まない。飲む時は食事をとりながら」
         △         △
 では 「ウコン入り」 などが売りの清涼飲料水は、どの程度役立つのだろうか。国立 健康・栄養研究所 健康食品情報研究室長 千葉剛氏に伺った。

 ウコンは、動物実験で成分のクルクミンに肝臓のダメージを予防する効果が出ているという。人にも効果がある可能性はあるが

 「有効性について信頼できるデータは見当たらない」

 製品によっては鉄分が多く、肝機能に障害がある人などには逆に悪影響を与える心配がある。

 シジミの成分ではタウリンがアルコール分解を早め、オルニチンが肝臓の働きをよくする結果が出ているが、それらは動物実験が中心。

 「サプリメントよりシジミ汁として飲んだ方が、ビタミンB群など他の栄養素も摂取でき、肝臓の状態を良くするといわれる」

 飲む前の牛乳は?アルコールは約2割が胃から、約8割が小腸から吸収される。

 「牛乳に限らず何か食べ物を胃に入れておくと、急な吸収を抑える」

 最後に千葉氏から。


 「ドリンクに頼るより、お酒自体を控えた方が健康的です」 
                                       (佐藤実千秋)    

記事 以上

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