6月19日(水) 雨
先週までの空梅雨から一転、うっとうしい雨が降りむしむしじっとり肌が湿ってきます。ですが、今の時期に雨が降らないと、稲や農作物に甚大な被害が出かねません。慈雨と考え、きたるべき猛暑に備えたいと思います。
最近、毎週末、北区(旧豊栄市)の野菜直売店でトマトを買って来るようになりました。トマトは北
区の特産品ですが、確かにスーパーで買うトマトよりも甘くてジューシー、おいしく感じます。
今回は、夏に向けてトマトの特集記事をアップしました。
トマトを食べることによって、中性脂肪を下げたり、二日酔いの予防効果があったらありがたいなあ、と短絡的に期待してしまいます。
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リコピンだけじゃないトマトの健康成分 アルコールも早く分解 元気のひけつ 朝日新聞be 平成25年6月15日(土)
夏野菜の代表選手トマトを手っ取り早く摂取できるトマトジュース。はちみつ等を混ぜて飲みやすくした商品も登場してきました。トマトやトマトジュースの成分や効果について調べた研究報告も増えています。トマトの有用な成分は、抗酸化作用をもつリコピンだけではないようです。
□ □
「トマトジュースはもはや一過性のブームだけではなく、出荷量の全体が底上げされた状況」。
トマト加工メーカーのカゴメの担当者はそう話す。「ブーム」のきっかけは京都大の河田照雄教授らのチームが2012年2月に発表した論文だ。
河田教授らはトマトの中に、脂肪を燃やす酵素を作る遺伝子に作用する脂肪酸の一種が含まれていることを突き止めた。
その脂肪酸を混ぜたエサをマウス8匹に4週間与えたところ、脂肪酸を混ぜないエサのマウスに比べて、血液中の中性脂肪の量が減ったというのだ。
この論文の報道のおかげでトマトがダイエットに効くらしいと評判になり、その月からトマトジュースの出荷量が急増。1年経って落ち着きつつあるものの「多くの方に認知されて、継続して売れている。かつて飲んでいた方も再び飲むようになった」(キッコーマン飲料)という状況だ。
もっとも河田教授は
「あくまでマウスによる実験。人に同様の効果があるかどうかはわからない」
と控えめだ。
「人間にどう効果があるのか研究を進めて明らかにしたい」
と話す。
総務省統計局のまとめでは、2010年の国内のトマト生産量は約70万トン。全世界では1億5千万トンにものぼる。品種もさまざま。一般に生食用は「ピンク系」、ジュースなどの加工用は「赤系」と呼ばれ、皮の厚さや色などが異なる。
□ □
トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用を持ち、シミの元になるメラニンの生成を抑えるなどの効果を持つ。リコピンは生食用に比べ、加工用に多く含まれるという。塩分の摂りすぎは高血圧の原因となるが、塩化ナトリウムの排出に関わるカリウムも多く含んでいる。
カゴメは飲料メーカーのアサヒと共同で、トマトとアルコールとの関係も研究した。
12人を対象に、焼酎100mlを飲んだ場合の血中アルコール濃度などを調べた。
一緒に480mlのトマトジュースを飲んだ場合は、同量の水と一緒に飲酒した場合と比べ、血中アルコール濃度が3割減っていた。アルコールが抜けるまでの時間も、水では約5時間だったが、トマトジュースでは4時間あまりと短かったという。
ラットにトマトの上澄み成分を摂取させたら、アルコールの分解に関わる酵素の活性が高まっていたという。上澄み成分にはリコピンは含まれていないので、カゴメの担当者は
「トマトには、リコピン以外にも有効な成分が多い」
と説明する。 (木村俊介)
インフォメーション
とまとは生食用や加工用の他に、調理用トマトも出回っている。トマトムースで作るスープなど、トマトやトマト製品を使った料理方法は以下のウェブサイトでオススメレシピが検索できる。
カゴメ http://www.kagome.co.jp/recipe/search/index.html
日本デルモンテ http://www.delmonte.co.jp/recipe/recipe_index.html
(ついでに キッコーマン http://www.kikkoman.co.jp/homecook)
最近、毎週末、北区(旧豊栄市)の野菜直売店でトマトを買って来るようになりました。トマトは北
区の特産品ですが、確かにスーパーで買うトマトよりも甘くてジューシー、おいしく感じます。
今回は、夏に向けてトマトの特集記事をアップしました。
トマトを食べることによって、中性脂肪を下げたり、二日酔いの予防効果があったらありがたいなあ、と短絡的に期待してしまいます。
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リコピンだけじゃないトマトの健康成分 アルコールも早く分解 元気のひけつ 朝日新聞be 平成25年6月15日(土)
夏野菜の代表選手トマトを手っ取り早く摂取できるトマトジュース。はちみつ等を混ぜて飲みやすくした商品も登場してきました。トマトやトマトジュースの成分や効果について調べた研究報告も増えています。トマトの有用な成分は、抗酸化作用をもつリコピンだけではないようです。
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「トマトジュースはもはや一過性のブームだけではなく、出荷量の全体が底上げされた状況」。
トマト加工メーカーのカゴメの担当者はそう話す。「ブーム」のきっかけは京都大の河田照雄教授らのチームが2012年2月に発表した論文だ。
河田教授らはトマトの中に、脂肪を燃やす酵素を作る遺伝子に作用する脂肪酸の一種が含まれていることを突き止めた。
その脂肪酸を混ぜたエサをマウス8匹に4週間与えたところ、脂肪酸を混ぜないエサのマウスに比べて、血液中の中性脂肪の量が減ったというのだ。
この論文の報道のおかげでトマトがダイエットに効くらしいと評判になり、その月からトマトジュースの出荷量が急増。1年経って落ち着きつつあるものの「多くの方に認知されて、継続して売れている。かつて飲んでいた方も再び飲むようになった」(キッコーマン飲料)という状況だ。
もっとも河田教授は
「あくまでマウスによる実験。人に同様の効果があるかどうかはわからない」
と控えめだ。
「人間にどう効果があるのか研究を進めて明らかにしたい」
と話す。
総務省統計局のまとめでは、2010年の国内のトマト生産量は約70万トン。全世界では1億5千万トンにものぼる。品種もさまざま。一般に生食用は「ピンク系」、ジュースなどの加工用は「赤系」と呼ばれ、皮の厚さや色などが異なる。
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トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用を持ち、シミの元になるメラニンの生成を抑えるなどの効果を持つ。リコピンは生食用に比べ、加工用に多く含まれるという。塩分の摂りすぎは高血圧の原因となるが、塩化ナトリウムの排出に関わるカリウムも多く含んでいる。
カゴメは飲料メーカーのアサヒと共同で、トマトとアルコールとの関係も研究した。
12人を対象に、焼酎100mlを飲んだ場合の血中アルコール濃度などを調べた。
一緒に480mlのトマトジュースを飲んだ場合は、同量の水と一緒に飲酒した場合と比べ、血中アルコール濃度が3割減っていた。アルコールが抜けるまでの時間も、水では約5時間だったが、トマトジュースでは4時間あまりと短かったという。
ラットにトマトの上澄み成分を摂取させたら、アルコールの分解に関わる酵素の活性が高まっていたという。上澄み成分にはリコピンは含まれていないので、カゴメの担当者は
「トマトには、リコピン以外にも有効な成分が多い」
と説明する。 (木村俊介)
インフォメーション
とまとは生食用や加工用の他に、調理用トマトも出回っている。トマトムースで作るスープなど、トマトやトマト製品を使った料理方法は以下のウェブサイトでオススメレシピが検索できる。
カゴメ http://www.kagome.co.jp/recipe/search/index.html
日本デルモンテ http://www.delmonte.co.jp/recipe/recipe_index.html
(ついでに キッコーマン http://www.kikkoman.co.jp/homecook)
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