9月24日(火) 曇り
寒暖差に気をつければ、過ごしやすい季節になってきました。
この連休にご無沙汰していたバドミントンサークルの合宿練習にお邪魔してきました。メンバーは皆、社会人なので仕事や家族サービスの間隙をぬっての参加でしたが、仲間たちの元気な様子を確認できて、またやる気が湧いてきました。
でも左ふくらはぎの古傷を痛めてしまい、またしばらくは犬と散歩をして養生することになります…帰宅して年寄りの冷や水、家族にはせせら笑われました…悲しい。
さて、新聞で誤嚥防止の顔や口の運動の記事が載っていました。
自分の口から栄養をとることはとても大切です。ご存知のように日本は、待ったなしの超高齢者社会に向かっています。少子化もあり決してバラ色の未来が開けてはいません。せめて自分の老後は、ピンピンコロリで逝きたいなぁ、とボンヤリ思う小生です。
*******************
誤嚥の予防~元気のひけつ 口を大きく開けて10秒間 朝日新聞平成25年9月21日(土)
飲料水を飲んだ後に時々むせるようになりました。ひょっとしてこれは老化現象?と心配です。飲み込んだものが誤って気道に入ってむせてしまう 「誤嚥・ごえん」 を予防する方法を調べてみました。
☐ ☐
食べ物や飲み物は、口から食道に入り、胃まで運ばれる。誤って隣の気道の方に入ってしまうと、通常なら防御反応が起きて激しくむせ、入った食品などを気道から外に押し出そうとする。
しかし、加齢や病気でこの反応が鈍ると、食べたものが肺の中まで入ってしまい、誤嚥性肺炎といった病気の原因となってしまう。
「食べ物などを、そしゃくして飲み込む嚥下(えんげ)反射が、適切に起こるようにするため、口の中の感覚を研ぎ澄まして嚥下にかかわる筋肉を鍛えると、誤嚥が起きにくくなります。」
と慶応義塾大病院リハビリテーション科の言語聴覚士の坪井郁枝さんは説明する。
口の中の感覚を鈍らせないためには、歯磨きをしっかりして口内をいつも清潔に保つことが重要だ。
嚥下に関係する筋肉は、唇やほお、あごなど口に周辺や、舌やのどの周りに複数ある。それらの筋肉を鍛える体操を坪井さんに習った。上図イラスト参照
「しゃべる時も、物を食べるときと同じ筋肉を使います。高齢者の滑舌が悪くなってくるのは、入れ歯の問題だけでなく、口の周辺の筋肉の衰えも一因。誤嚥予防の体操は、滑舌が悪くなることを防ぐ効果もあります。」 と坪井さん。
☐ ☐
唇は、食品などをそしゃくしている最中や、飲み込む時にこぼさないために大切だ。舌やほおの筋肉は、食品を噛みやすい位置に移動するなど、噛む動作と協調して働く。
飲み込むときには、のど仏のあたりにある 「喉頭」 が上に移動して食道を開ける。年を取るとあごからのどにかけての筋肉が衰え、喉頭が下がり気味になる。さらにものを飲み込んでから喉頭が上がるまで時間もかかるようになり、誤嚥が起きやすくなる。
東京医科歯科大医歯学総合研究科の戸原玄准教授(高齢者歯科学)が、あごからのどの筋肉を鍛えるために勧めるのは、口を大きく開ける体操だ。口をできる限り空けた状態を10秒間維持する。5回1セットで1日に2セット行う。ただし、あごの関節が痛い人には向かない。
戸原さんは日本大学と共同で、嚥下障害の患者8人にこの体操を4週間続けてもらった。実施前に比べて、食道の開き方や喉頭の上がり方が3割以上大きくなった。飲み込むのにかかる時間も、平均0.98秒だったのが0.75秒に短縮した。
戸原さんは
「誤嚥予防には姿勢も大切です」
と強調する。前かがみの姿勢は、のどの前面が突っ張り、飲み込み動作がしにくくなる。背筋を伸ばして食事しよう。 (大岩ゆり)
インフォメーション
誤嚥予防に役立つ体操やケアの方法は、ネット内でいろいろ紹介されている。
たとえば、
慶応義塾大病院の医療・健康情報サイト
「KOMPAS」 の中にある 「摂食・嚥下障害のリハビリテーション」 http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000270.html や、
長寿科学振興財団の 「健康長寿ネット」 の中にある
「嚥下障害のリハビリテーション(基礎訓練)」 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000700/hpg000000611.htm といったホームページがある。
この連休にご無沙汰していたバドミントンサークルの合宿練習にお邪魔してきました。メンバーは皆、社会人なので仕事や家族サービスの間隙をぬっての参加でしたが、仲間たちの元気な様子を確認できて、またやる気が湧いてきました。
でも左ふくらはぎの古傷を痛めてしまい、またしばらくは犬と散歩をして養生することになります…帰宅して年寄りの冷や水、家族にはせせら笑われました…悲しい。
さて、新聞で誤嚥防止の顔や口の運動の記事が載っていました。
自分の口から栄養をとることはとても大切です。ご存知のように日本は、待ったなしの超高齢者社会に向かっています。少子化もあり決してバラ色の未来が開けてはいません。せめて自分の老後は、ピンピンコロリで逝きたいなぁ、とボンヤリ思う小生です。
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誤嚥の予防~元気のひけつ 口を大きく開けて10秒間 朝日新聞平成25年9月21日(土)
飲料水を飲んだ後に時々むせるようになりました。ひょっとしてこれは老化現象?と心配です。飲み込んだものが誤って気道に入ってむせてしまう 「誤嚥・ごえん」 を予防する方法を調べてみました。
☐ ☐
食べ物や飲み物は、口から食道に入り、胃まで運ばれる。誤って隣の気道の方に入ってしまうと、通常なら防御反応が起きて激しくむせ、入った食品などを気道から外に押し出そうとする。
しかし、加齢や病気でこの反応が鈍ると、食べたものが肺の中まで入ってしまい、誤嚥性肺炎といった病気の原因となってしまう。
「食べ物などを、そしゃくして飲み込む嚥下(えんげ)反射が、適切に起こるようにするため、口の中の感覚を研ぎ澄まして嚥下にかかわる筋肉を鍛えると、誤嚥が起きにくくなります。」
と慶応義塾大病院リハビリテーション科の言語聴覚士の坪井郁枝さんは説明する。
口の中の感覚を鈍らせないためには、歯磨きをしっかりして口内をいつも清潔に保つことが重要だ。
嚥下に関係する筋肉は、唇やほお、あごなど口に周辺や、舌やのどの周りに複数ある。それらの筋肉を鍛える体操を坪井さんに習った。上図イラスト参照
「しゃべる時も、物を食べるときと同じ筋肉を使います。高齢者の滑舌が悪くなってくるのは、入れ歯の問題だけでなく、口の周辺の筋肉の衰えも一因。誤嚥予防の体操は、滑舌が悪くなることを防ぐ効果もあります。」 と坪井さん。
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唇は、食品などをそしゃくしている最中や、飲み込む時にこぼさないために大切だ。舌やほおの筋肉は、食品を噛みやすい位置に移動するなど、噛む動作と協調して働く。
飲み込むときには、のど仏のあたりにある 「喉頭」 が上に移動して食道を開ける。年を取るとあごからのどにかけての筋肉が衰え、喉頭が下がり気味になる。さらにものを飲み込んでから喉頭が上がるまで時間もかかるようになり、誤嚥が起きやすくなる。
東京医科歯科大医歯学総合研究科の戸原玄准教授(高齢者歯科学)が、あごからのどの筋肉を鍛えるために勧めるのは、口を大きく開ける体操だ。口をできる限り空けた状態を10秒間維持する。5回1セットで1日に2セット行う。ただし、あごの関節が痛い人には向かない。
戸原さんは日本大学と共同で、嚥下障害の患者8人にこの体操を4週間続けてもらった。実施前に比べて、食道の開き方や喉頭の上がり方が3割以上大きくなった。飲み込むのにかかる時間も、平均0.98秒だったのが0.75秒に短縮した。
戸原さんは
「誤嚥予防には姿勢も大切です」
と強調する。前かがみの姿勢は、のどの前面が突っ張り、飲み込み動作がしにくくなる。背筋を伸ばして食事しよう。 (大岩ゆり)
インフォメーション
誤嚥予防に役立つ体操やケアの方法は、ネット内でいろいろ紹介されている。
たとえば、
慶応義塾大病院の医療・健康情報サイト
「KOMPAS」 の中にある 「摂食・嚥下障害のリハビリテーション」 http://kompas.hosp.keio.ac.jp/contents/000270.html や、
長寿科学振興財団の 「健康長寿ネット」 の中にある
「嚥下障害のリハビリテーション(基礎訓練)」 http://www.tyojyu.or.jp/hp/page000000700/hpg000000611.htm といったホームページがある。
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