6月24日(月) 晴れ
空梅雨で本日も晴天、日差しがじりじりと照りつけます。でも犬は元気です。
首都圏を中心に風疹が猛威をふるっているとニュースでも報道しています。自治体も風疹のワクチン接種に補助を出す動きがあります(現在、風疹ワクチンは払底しており、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを打つことになりますが…)。
風疹ワクチンの接種については、ご自分が優先すべき対象であるかどうか、受診の前にまず医療機関に問い合わせなさることをおすすめします。
ここのところ当院にも、妊娠希望の方や、妊婦さんの周囲の方からワクチン接種の問い合わせがありますが、厚労省からの通達があり、取り急ぎ必要な対象者から接種することとなりました。
当院では、来院いただいた上で、まず採血して風疹抗体価をチェックしてからワクチン接種へ、という流れになります。
さて、ちょっと運動しただけで肩や腰の痛みが3日間も続く、メタボ体形中年の小生にとって、ひょっとしたらこれで痛みとおさらばできるかも?という記事が載っていましたのでアップしました。
************
関節や筋肉に痛みを和らげるアイシング とけかけの氷で10分ほど 元気のひけつ 平成25年6月22日(土) 朝日新聞be
週末に走ったり、山歩きをしたりしていますが、よく筋肉痛に悩まされています。あるとき火照った脚を水シャワーで冷やしてみたら、翌日ずいぶん楽に感じました。スポーツで酷使した筋肉や関節を冷やすアイシングについて調べてみました。
□ □
野球の投手が、肩を氷袋で冷やしている光景はおなじみだ。アイシングは筋肉や関節に疲れを回復させたり、調子を整えたりするために行われる。ねんざや打撲などの痛みや腫れを摂る応急処置にも使われる。
「冷たさが最初はイヤだと感じるかも知れないが、効果を実感するにつれてクセになる」
と国際武道大の山本利春教授(コンディショニング科学)は言う。
激しい運動をすると、怪我ほどではないものの、細胞レベルで筋肉が傷つき、炎症を起こす。冷やすことで炎症細胞の活動を鈍くでき、炎症の広がりを抑えられる。冷たい刺激には麻酔のように、痛みや筋肉のこわばりを和らげる効果もある、と山本氏は解説する。
投球後にアイシングをした投手は、しなかった投手と比べて、翌日の肩の動かしにくさが統計的に有意に改善したという研究もあるという。
冷やす効果が高いのは氷。
専用の氷袋もあるが、ポリ袋に氷を入れて作っても良い。これを運動後すぐに痛みなど違和感のある部分に広めに当てるのが基本だ。
バケツなどの氷水を張って、患部を丸ごと浸すのも効果的。
氷がなければシャワーなどの流水や冷やしたおしぼりなどを使ってもいい。
皮膚表面が凍るような極端な低温は禁物だ。
とけかけの氷が丁度いい。
調子を整えるなら10~15分、応急処置なら20~30分程度が目安。
個人差もあるので、山本氏は
「感覚がなくなったら一度やめた方が無難」
とアドバイスする。循環器系の持病がある人や、冷たい刺激にアレルギー反応を起こす人は避けなければならない。
□ □
アイシングは気軽にできるが、心配な点もある。
東京大学の川田茂雄特任研究員(運動生理学)が国内外の研究論文を調べたところ、運動後の痛みを軽減する効果はあったが、傷ついた組織の修復を早めているかどうかは、はっきりしなかった。
そこで川田氏は筋肉を激しく損傷したラットにアイシングをする実験を行てみた。
すると損傷部に入り込む免疫細胞の活動が1日ほど遅くなるなど、修復に向けた身体の反応が遅れていた。
再生した筋肉の断面積を4週間後に比べたら、アイシングをした方が半分ほど小さかった。
身体本来が持っている回復力を、アイシングが邪魔してしまった可能性が考えられる。ただ回復が多少遅れても痛みの軽減を優先したいケースもあるだろう。川田氏曰く
「やり方や程度によって効果がどう変わるかまでは、基礎研究が追いついていない」
試行錯誤して自分に合ったさじ加減を見つけたい。 (須藤大輔)
インフォメーション
アイシングは熱中症にも有効だ。十分な水分補給などで予防するのが何より大切だが、首や脇の下などの太い血管の近くに氷袋を当てて全身を冷やすなどの方法がある。
日本体育協会(http://www.japan-sports.or.jp/default.aspx)は対処法も紹介した「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」を公開しているhttp://www.japan-sports.or.jp/publish/tabid/776/Default.aspx#guide01。
空梅雨で本日も晴天、日差しがじりじりと照りつけます。でも犬は元気です。
首都圏を中心に風疹が猛威をふるっているとニュースでも報道しています。自治体も風疹のワクチン接種に補助を出す動きがあります(現在、風疹ワクチンは払底しており、MR(麻疹・風疹混合)ワクチンを打つことになりますが…)。
風疹ワクチンの接種については、ご自分が優先すべき対象であるかどうか、受診の前にまず医療機関に問い合わせなさることをおすすめします。
ここのところ当院にも、妊娠希望の方や、妊婦さんの周囲の方からワクチン接種の問い合わせがありますが、厚労省からの通達があり、取り急ぎ必要な対象者から接種することとなりました。
当院では、来院いただいた上で、まず採血して風疹抗体価をチェックしてからワクチン接種へ、という流れになります。
************
関節や筋肉に痛みを和らげるアイシング とけかけの氷で10分ほど 元気のひけつ 平成25年6月22日(土) 朝日新聞be
週末に走ったり、山歩きをしたりしていますが、よく筋肉痛に悩まされています。あるとき火照った脚を水シャワーで冷やしてみたら、翌日ずいぶん楽に感じました。スポーツで酷使した筋肉や関節を冷やすアイシングについて調べてみました。
□ □
野球の投手が、肩を氷袋で冷やしている光景はおなじみだ。アイシングは筋肉や関節に疲れを回復させたり、調子を整えたりするために行われる。ねんざや打撲などの痛みや腫れを摂る応急処置にも使われる。
「冷たさが最初はイヤだと感じるかも知れないが、効果を実感するにつれてクセになる」
と国際武道大の山本利春教授(コンディショニング科学)は言う。
激しい運動をすると、怪我ほどではないものの、細胞レベルで筋肉が傷つき、炎症を起こす。冷やすことで炎症細胞の活動を鈍くでき、炎症の広がりを抑えられる。冷たい刺激には麻酔のように、痛みや筋肉のこわばりを和らげる効果もある、と山本氏は解説する。
投球後にアイシングをした投手は、しなかった投手と比べて、翌日の肩の動かしにくさが統計的に有意に改善したという研究もあるという。
冷やす効果が高いのは氷。
専用の氷袋もあるが、ポリ袋に氷を入れて作っても良い。これを運動後すぐに痛みなど違和感のある部分に広めに当てるのが基本だ。
バケツなどの氷水を張って、患部を丸ごと浸すのも効果的。
氷がなければシャワーなどの流水や冷やしたおしぼりなどを使ってもいい。
皮膚表面が凍るような極端な低温は禁物だ。
とけかけの氷が丁度いい。
調子を整えるなら10~15分、応急処置なら20~30分程度が目安。
個人差もあるので、山本氏は
「感覚がなくなったら一度やめた方が無難」
とアドバイスする。循環器系の持病がある人や、冷たい刺激にアレルギー反応を起こす人は避けなければならない。
□ □
アイシングは気軽にできるが、心配な点もある。
東京大学の川田茂雄特任研究員(運動生理学)が国内外の研究論文を調べたところ、運動後の痛みを軽減する効果はあったが、傷ついた組織の修復を早めているかどうかは、はっきりしなかった。
そこで川田氏は筋肉を激しく損傷したラットにアイシングをする実験を行てみた。
すると損傷部に入り込む免疫細胞の活動が1日ほど遅くなるなど、修復に向けた身体の反応が遅れていた。
再生した筋肉の断面積を4週間後に比べたら、アイシングをした方が半分ほど小さかった。
身体本来が持っている回復力を、アイシングが邪魔してしまった可能性が考えられる。ただ回復が多少遅れても痛みの軽減を優先したいケースもあるだろう。川田氏曰く
「やり方や程度によって効果がどう変わるかまでは、基礎研究が追いついていない」
試行錯誤して自分に合ったさじ加減を見つけたい。 (須藤大輔)
インフォメーション
アイシングは熱中症にも有効だ。十分な水分補給などで予防するのが何より大切だが、首や脇の下などの太い血管の近くに氷袋を当てて全身を冷やすなどの方法がある。
日本体育協会(http://www.japan-sports.or.jp/default.aspx)は対処法も紹介した「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」を公開しているhttp://www.japan-sports.or.jp/publish/tabid/776/Default.aspx#guide01。
0 件のコメント:
コメントを投稿