2014年8月4日月曜日

清潔すぎても… 1分で知る豆医学 アレルギー② 朝日新聞 平成24年10月2日(火) 生活医療   2012年10月2日 記事


10月2日(火)
 台風が過ぎて朝夕寒いぐらいの気候になり、風邪ひきの方の来院が多くなっています。寝冷えにご注意ください。

 10月に入り、インフルエンザワクチンの接種を開始しましたので、御用の方は
      うちだ内科医院  tel 0250-61-2020
                              までご連絡ください。

 朝日新聞のアレルギー連載記事の続きをアップします。

 小生を含め昭和生まれには 「小汚いガキ」 が多く、青っぱなは垂らしていたものの、花粉症の子はいませんでした。

 清潔すぎて、行き場をなくした体の免疫機構が暴動を起こしているのが昨今の過度のアレルギーなのかもしれませんが、バイ菌や寄生虫に感染することがいいとは思えません…

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以下記事

 花粉症にアトピー性皮膚炎、食物アレルギー。なぜアレルギーは増えたのか。大規模なスギの植林はもちろん、家の気密性が高まってダニが増えたことも原因のようだ。

 興味深いのは、英国の疫学者、ストラカン博士が1989年に唱えた 「衛生仮説」 だ。


(注: Hay fever, hygene, and household size.: Strachan DP, BMJ 1989; vol.299: pp1259-60)

 乳幼児期に過ごす環境が清潔でないほど、アレルギーになりにくいとの説だ。

 1万7千人を調べ、年上の兄弟が多いほど花粉症や湿疹が少なかった。

 別のスイスの調査では、花粉症とみられる鼻炎の子供の割合が、家畜を飼っている農家では2.6%だったのに、農家以外では8.9%だった。

 仮説の裏付けは分子レベルで進む。

 細菌に感染していると、アレルギーになりにくいことがわかってきた。花粉やダニの成分が体内で大腸菌などが出す毒素と一緒に免疫細胞を刺激するためのようだ。

 国立成育医療研究センターの齋藤博久さんによると、赤ちゃんの時に発症する食物アレルギーやアトピーには当てはまらないようだ。

 不潔な環境で育てればアレルギーは防げるのか? との問いに

 「感染症の危険もあり、勧められません」

と斎藤さん。                                      (阿部彰芳)
                                       記事以上

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