11月23日(金) 勤労感謝の日 雨
PCでNHKラジオ第1の80年代洋楽特集を聞きながら記事を書いています。便利な世の中になりました。
ココアとの散歩コースにある林をおびただしい数のカラスがねぐらにしています。
夕方になり数百羽のカラスが空を舞う様は、さながら黒い竜巻のようで、傍目には不吉な感じがしますが、鳥自身のせいではないんですよね…ヒトの身の身勝手さを自重しようと思いました。
今日も新聞記事のアップです。
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元気のひけつ
ミカンを食べて健康で長生き!
毎日3~5個で効果
たくさんミカンを食べると、手のひらが黄色くなります。これはミカンの黄色い色素βクリプトキサンチンが体内の血液や皮下脂肪に多く取り込まれ、皮膚を通して透けて見えるからです。研究によると、毎日3~5個食べる人は健康で長生きしているらしいのです。
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βクリプトキサンチンは、ニンジンのβカロテン、ホウレンソウのルテインなどと同じカロテノイドの仲間だ。温州ミカンの果肉に多く含まれているが、オレンジにはその10分の1程度しか無く、レモンやグレープフルーツには全く含まれていない。
欧米では、がん予防効果の研究が盛んだ。βクリプトキサンチンを多く摂る人は、肺がんにかかるリスクが低いという研究結果が出ている。オランダでは、65~85歳の男女を約7年にわたって追跡調査し、血液中のβクリプトキサンチン濃度が濃い人は死亡率が低かった。
日本人ではどうだろう?
果樹研究所(本部・茨城県つくば市)の杉浦実主任研究員らは、03年から三ヶ日ミカンで知られる静岡県の旧三ヶ日町(浜松市)の住人約1000人を対象に、βクリプトキサンチンの血中濃度と健康状態の関連を調べる疫学調査を行っている。
調査からはミカンを毎日3~5個食べている人は、肝機能障害や動脈硬化、骨粗鬆症といった病気の割合が少ないことがわかってきた。
浜松市に合併する前の国勢調査では、三ヶ日町に住む女性の平均寿命は静岡県の平均より1年余り長かった。
ただし、今までの杉浦さんらの研究では 「ミカンを食べることで病気を予防できる」 とまでは言い切れない。
研究開始から10年を迎える来年に向けて、骨粗鬆症などの発症予防と、ミカンの関連を確かめるデータをまとめ発表していく予定とのこと。 「ミカンの健康効果の真価を示せる」 と意気込む杉浦さん自身も、毎日3~5個のミカンを食べている。
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下図はクリックで拡大します
研究成果は順調なミカンだが、食卓の人気は思わしくない。
消費は年々落ち込み、総務省家計調査によると、世帯当たりの年間消費量は、90年代の半分に。 「日本人が最も多く食べる果物」 首位の座も、04年からバナナに奪われたまま。
お茶の間からこたつが減ったから、皮をむくのが面倒だから---など原因は諸説あるが定かではない。
「こたつがダメなら、オフィスでミカンを!」 と売り込むのはNPO法人 「青果物健康増進協会」。
09年から大手企業4社で食育研修を行い、社員食堂などでミカンを販売、配布したところ好評だった。 「会議のコーヒー代わりにミカンを出したら雰囲気が和んだ」 という声もあったという。
事務局の近藤卓志さんは語る。
「誤解されているが、脂質はほとんどゼロ。手で皮がむけ、ぽんと口に放り込めるミカンは、オフィスのおやつに最適」 (冨岡志穂)
インフォメーション
ミカンの選び方は中央果実協会の 「くだもの辞典」で紹介されている。以下URL http://www.kudamono200.or.jp/dictionary/index.html
メタボが気になる方向けに、ミカン3個分のβクリプトキサンチンを含むジュース 「アシタノチカラ」 を、ポンジュースで知られる えひめ飲料(松山市) が発売を予定しているとの由。
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