12月25日(水) 曇り
クリスマスの朝です。雪がちらつき、寒くなって体がちじこまってしまいます。
当院で電子カルテを導入し、会計時間が短縮されたことを目の当たりにしています。大挙して来院する風邪の患者さんの処方を出すときも、画面のボタンを数回タッチすれば事足りる故、いつもこの時期、お馴染みの右手首の腱鞘炎は全くありません。
しかし物事は表裏一体、いいことずくめではなく、小生に別の身体的負担を生じています。
その一つは眼精疲労。開業以来老眼がめっきりすすみ、元来の近眼と合わせて遠くのもの近くの
ものも、はっきり見えないことに加え、目がしょぼしょぼしまくりです。
もう一つは、肩こり。自分で触ってみても、肉の中に異物が埋まっているようなこり方になってしまっています。そういえばしばらくストレッチや体操をしていなかったなあ…。
ということで、新聞に載っていた肩こりの原因と対処法についてアップします(小生は速効性をもとめて、あんまさんにもかかってみようと思います)。
*************************
しつこい(首・肩)こりの原因と、ほぐす対策 ミルフィーユこりが原因 元気のひけつ 朝日新聞be 平成25年12月21日(土)
肩や首のこりが、マッサージで楽になってもまたすぐぶり返す。体のこりを自覚する人の多くが、そんなしつこいこりに悩まされているといいます。放っておくと、頭痛や腰痛、倦怠感などにつながることも。慢性的なこりの原因と対策について、専門家に聞いてみました。
☐ ☐
体の筋肉のほとんどは、二重、三重に重なっている。肩こりに関する筋肉で、こりを感じ、もんだ人ほぐしたりしているのは、僧帽筋と呼ばれる表層筋だ。
しかしその下には、大菱形筋や肩甲挙筋などの深層筋が幾重にも重なりあい、こりが深くまで及んでしまうと、ほぐれず慢性化する場合がある。
また筋肉は筋外膜などの薄い筋膜に覆われており、、この中にあるコラーゲンとエラスチンという線維が伸縮して、筋肉の動きを滑らかにしている。デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、コラーゲンが凝縮して固まり、他の部位にまでこりが広がる可能性があるという。
首都大学東京肩甲福祉学部の竹井仁教授(理学療法士)は
「こりが治らないのは、表層筋から深層筋までのこりがミルフィーユ状に重なっているため。この 『ミルフィーユこり』 が長く続くと、筋膜のよじれも加わり、別のところで体のバランスを取ろうとするため、こりが波及していく」
と説明する。
竹井さんらが6月に首都圏の25~74歳の女性425人を調べたところ、1週間に1度以上慢性的な肩こりに悩む人は、悩んでいない人に比べて4倍以上も深部のこりを自覚していた。そのうち7割近くが5年以上こりに悩み、ひざや足の裏に症状が及ぶ人もいた。さらに慢性肩こりのひとは、気分が晴れなかったり、だるいと感じたりする割合も高かった。
☐ ☐
改善するには専門医を受診し、筋膜がよじれた部分をしっかりほぐし、滞っている血液やリンパの流れなどを改善する必要がある。
よじれが集中する 「ながしポイント」 は全身に180か所以上。上半身だけでも50~60か所あり、それが分れば磁気治療機などもある程度は有効だという。
慢性化を防ぐには、生活習慣を根本から見直すことも重要だ。
千川篠田整形外科(東京都豊島区)の篠田瑞生院長は
「猫背やなで肩など、くせや体型のせいでこりが治りにくい人もいる。若いころから自分の身体の特徴を自覚し、こりにどう対処したらいいのかを知ることが、慢性化を防ぐ第一歩」
と話す。
竹井さんも
「いかり肩か、なで肩かによっても、伸ばしていい筋肉とよくない筋肉とがあり、効果的なストレッチの仕方は変わってくる」
という。
一度治っても、環境が変わればぶり返すこともある。自分の身体をよく知ったうえで、1日に3~4回は軽くストレッチするなど、筋肉の一部分に疲れをためない生活スタイルを心がけたい。 (高山敦子)
記事以上
当院で電子カルテを導入し、会計時間が短縮されたことを目の当たりにしています。大挙して来院する風邪の患者さんの処方を出すときも、画面のボタンを数回タッチすれば事足りる故、いつもこの時期、お馴染みの右手首の腱鞘炎は全くありません。
しかし物事は表裏一体、いいことずくめではなく、小生に別の身体的負担を生じています。
その一つは眼精疲労。開業以来老眼がめっきりすすみ、元来の近眼と合わせて遠くのもの近くの
ものも、はっきり見えないことに加え、目がしょぼしょぼしまくりです。
もう一つは、肩こり。自分で触ってみても、肉の中に異物が埋まっているようなこり方になってしまっています。そういえばしばらくストレッチや体操をしていなかったなあ…。
ということで、新聞に載っていた肩こりの原因と対処法についてアップします(小生は速効性をもとめて、あんまさんにもかかってみようと思います)。
*************************
しつこい(首・肩)こりの原因と、ほぐす対策 ミルフィーユこりが原因 元気のひけつ 朝日新聞be 平成25年12月21日(土)
肩や首のこりが、マッサージで楽になってもまたすぐぶり返す。体のこりを自覚する人の多くが、そんなしつこいこりに悩まされているといいます。放っておくと、頭痛や腰痛、倦怠感などにつながることも。慢性的なこりの原因と対策について、専門家に聞いてみました。
☐ ☐
体の筋肉のほとんどは、二重、三重に重なっている。肩こりに関する筋肉で、こりを感じ、もんだ人ほぐしたりしているのは、僧帽筋と呼ばれる表層筋だ。
しかしその下には、大菱形筋や肩甲挙筋などの深層筋が幾重にも重なりあい、こりが深くまで及んでしまうと、ほぐれず慢性化する場合がある。
また筋肉は筋外膜などの薄い筋膜に覆われており、、この中にあるコラーゲンとエラスチンという線維が伸縮して、筋肉の動きを滑らかにしている。デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、コラーゲンが凝縮して固まり、他の部位にまでこりが広がる可能性があるという。
首都大学東京肩甲福祉学部の竹井仁教授(理学療法士)は
「こりが治らないのは、表層筋から深層筋までのこりがミルフィーユ状に重なっているため。この 『ミルフィーユこり』 が長く続くと、筋膜のよじれも加わり、別のところで体のバランスを取ろうとするため、こりが波及していく」
と説明する。
竹井さんらが6月に首都圏の25~74歳の女性425人を調べたところ、1週間に1度以上慢性的な肩こりに悩む人は、悩んでいない人に比べて4倍以上も深部のこりを自覚していた。そのうち7割近くが5年以上こりに悩み、ひざや足の裏に症状が及ぶ人もいた。さらに慢性肩こりのひとは、気分が晴れなかったり、だるいと感じたりする割合も高かった。
☐ ☐
改善するには専門医を受診し、筋膜がよじれた部分をしっかりほぐし、滞っている血液やリンパの流れなどを改善する必要がある。
よじれが集中する 「ながしポイント」 は全身に180か所以上。上半身だけでも50~60か所あり、それが分れば磁気治療機などもある程度は有効だという。
慢性化を防ぐには、生活習慣を根本から見直すことも重要だ。
千川篠田整形外科(東京都豊島区)の篠田瑞生院長は
「猫背やなで肩など、くせや体型のせいでこりが治りにくい人もいる。若いころから自分の身体の特徴を自覚し、こりにどう対処したらいいのかを知ることが、慢性化を防ぐ第一歩」
と話す。
竹井さんも
「いかり肩か、なで肩かによっても、伸ばしていい筋肉とよくない筋肉とがあり、効果的なストレッチの仕方は変わってくる」
という。
一度治っても、環境が変わればぶり返すこともある。自分の身体をよく知ったうえで、1日に3~4回は軽くストレッチするなど、筋肉の一部分に疲れをためない生活スタイルを心がけたい。 (高山敦子)
記事以上
0 件のコメント:
コメントを投稿