2014年8月4日月曜日

予防接種① 「同時」が世界標準 1分で知る豆医学 朝日新聞平成24年10月30日(火)   2012年10月30日 記事

10月30日(火) 曇

 肌寒い朝です。皆さま風邪にはご注意願います。
 (愛犬家の皆様、最近、ココアの写真の掲載がなくてすみません、彼女は相変わらず元気で家の中を駆け回っていますのでご心配なく…)

 インフルエンザの予防接種で来院される患者さんも、急増する季節です。朝日新聞の医療記事に予防接種に関する項目が載っていました。

 小児科領域の関連記事のため、当院では取扱いのないワクチンのことも書いてありますが、予防接種後の発熱や発疹は小生自身も体験しました。
 
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予防接種① 「同時」が世界標準 1分で知る豆医学

 「子供の予防接種は育休の1年間に終わらせたい」
 生後6か月の息子がいる友人(28歳)が意気込んでいた。受けるべき予防接種は数が多く大変なようだ。

 1歳までに必要なのは任意を含め約20回。2008年からヒブやロタなど6種類も増えた。川崎医科大学の中野貴司教授は

 「欧米並みにそろった」

と話す。

 接種機会を逃さないために、どうすればいいか。キーワードは 「同時接種」。

 1回で体の複数の場所に注射を打てば、医療機関に行く回数を減らせる。日本小児科学会はこの方法を勧め。スケジュール表を公開している。

 しかし昨春にヒブと小児用肺炎球菌ワクチンを同時接種した乳幼児の死亡例が相次ぎ、不安に思う人も少なくない。

 鹿児島大の調査では、ヒブを接種した1万人のうち単独で31人、同時で45人、肺炎球菌では3000人のうち単独で11人、同時で17人に熱や発心の反応があった。同時接種でも反応に大きな違いが見られなかった。

 中野さんは

 「世界標準はすでに同時接種。保護者が納得できるなら積極的にやってほしい」

と話している。    以上 記事

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 以下 小生

 ワクチン接種による疾病予防は、社会的にも重要です。

 ただ、メディアで報道されている通り、日本脳炎ワクチン接種後に急死した小児がいるなど、ごくまれにワクチン接種に関係した問題が生じることがあるため、やはり医療機関と相談の上、リスクを理解して受けることが大切です。

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