6月14日(木) 晴
イヌは朝から元気です。
今朝の新聞で糖尿病の食事療法についての記事が載っていたので早速アップしました。
糖質制限食については、数年前、小生の体型を危惧した上司に勧められたことがあり、以後どんなものかと思い続けて半分忘れていました。
上司は夕食で炭水化物をとらないようにして(その代り晩酌は続けた)1年で15kg体重を減らしたとおっしゃっていました。
特に運動もせずに。小生も夕食の糖質制限をあまり熱心すぎない程度に試みてみようと思います。
なお、ここ1週間ほど内視鏡検査が行えない状態でしたが、6月15日(金)から通常業務が可能となりますので、胃カメラ・大腸ファイバー検査がご希望の方はどうぞご来院ください。
*****************
糖質制限食なら続けられる!主食控え 肉OK カロリー不問
糖尿病患者向けに食事の当分量を抑えた「糖質制限食」が注目されている。日本糖尿学会も平成24年5月、糖質制限食を治療法の一つとして初めて認めた。
従来のカロリー制限食に比べて取り組みやすいと、病院やレストラン、食品メーカーなどで糖質制限食を取り入れる動きが広がってきた。
糖尿病の治療に効果、血糖値改善、体重も減
糖質は炭水化物やイモ類などに多く含まれる。ごはん1膳=約55g、6枚きりパン1枚=40gの糖質が含まれる。砂糖やみりんなどの調味料にも含まれている。一方、一般的な食事療法であるカロリー制限食で制限される肉類・乳製品にはあまり含まれていない。
2009年から北里研究所病院(東京)ではカロリー制限食事療法がうまくいかない患者に2週間教育入院してもらい、治療用に糖質制限食を出していたが、2012年6月からは院内レストランでも提供を始めた。
糖質量の多い主食を抜く代わりに、主菜2品、副菜2品を出している。ある日のメニューは 黒ムツの田楽焼き 鶏肉と根菜の炒め煮 厚揚げと青菜の煮物 白菜のわさび和え だった。「味付けを薄くし主食を取らなくても満足できるように工夫している」と管理栄養士の内田氏は話した。
糖尿病では長年「カロリー制限食」が治療の基本とされてきたが、カロリー計算が面倒、量も少ないなどの理由で続けられないケースが多かったが、糖質制限食は糖質量を減らせばカロリーは気にしなくていい。
北里研究所病院ではカロリー制限がうまくいかなかった糖尿病患者24人を再度カロリー制限する群と糖質制限を試す群に分けて半年間観察したところ、糖質制限食群にのみ血糖の平均値、血中中性脂肪、最低血圧値が改善したという(同糖尿病センター長の山田悟医師による)。
京都市の高雄病院では入院患者だけでなく、予約すれば外来患者でも糖質制限食を食べられる。これまで入院患者600人、外来患者1500人が糖質制限食による治療を受けたという。
同院では飽きずに食べられるように外来患者にも院内食のレシピを渡すなど工夫をしている。
「アメリカの糖尿病学会もその有効性を認めており、患者さんの関心は高い。今後多くの医療機関で広がるだろう」(同院理事長 江部康二医師)。
このほか慶応大学病院や東海大学病院などでも治療の導入を検討している。
「今年の3月からカロリー制限できない患者に試したところ、血糖値や体重減に効果があった。今後さらに症例を増やして効果を見ていきたい」(東海大 鈴木大輔 准教授)。
レストランでも人気 材料工夫しコースで
日本糖尿病学会も2012年5月の学術集会で、130g/日の糖質量制限することを目安とすることで、糖尿病治療の選択肢の1つとして糖質制限食を認めた。「糖質以外に摂る蛋白質や脂肪の質も重要でこの療法を試す際には併せて考える必要がある」と金沢大内分泌代謝内科准教授 篁俊成 医師は話す。
東京都内のイタリアンレストラン「ボタニカ」は2008年から糖質制限メニューを提供しているが、口コミだけで毎月100人以上の予約が入る。
前菜2品、パスタ、メイン、デザート盛り合わせのコースの合計糖質量は20g台。フォアグラや肉も含まれ、パスタは小麦タンパクで、パンはふすま粉(小生注 ふすまは、お米でいうヌカの部分にあたり、小麦の外皮部分のこと)から作るなどの工夫をしている。
料理長の新井田氏も以前は糖尿病予備軍だったが、糖質制限食を試したところ3か月で体重が30kg減り、血糖値も正常に戻った。
日常の食事でも、糖質量を抑えるには主食を減らす、砂糖を人工甘味料にする、イモ類を他の野菜に置き換えるなどの方法があげられる。同様に糖質制限食メニューを用意している飲食店は、東京・京都・大阪などに約40軒ある。
食品業界にも糖質制限食を取り入れる動きが広がっており、日清製粉は都内のラーメン店「麺屋武蔵」と協力し、低糖質のラーメンやパン、ピザなどの開発を進めている。
ふすま粉を用いることでラーメン1杯の糖質量を80g→30g程度に抑えられるという。
「メタボな人でも気にせず粉ものを食べられる文化を作りたい」(麺屋武蔵店主 山田雄 氏談)。
大手乳製品メーカーも糖質量が1個あたり5g以下のアイスを開発中だ。
イヌは朝から元気です。
今朝の新聞で糖尿病の食事療法についての記事が載っていたので早速アップしました。
糖質制限食については、数年前、小生の体型を危惧した上司に勧められたことがあり、以後どんなものかと思い続けて半分忘れていました。
上司は夕食で炭水化物をとらないようにして(その代り晩酌は続けた)1年で15kg体重を減らしたとおっしゃっていました。
特に運動もせずに。小生も夕食の糖質制限をあまり熱心すぎない程度に試みてみようと思います。
なお、ここ1週間ほど内視鏡検査が行えない状態でしたが、6月15日(金)から通常業務が可能となりますので、胃カメラ・大腸ファイバー検査がご希望の方はどうぞご来院ください。
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糖質制限食なら続けられる!主食控え 肉OK カロリー不問
糖尿病患者向けに食事の当分量を抑えた「糖質制限食」が注目されている。日本糖尿学会も平成24年5月、糖質制限食を治療法の一つとして初めて認めた。
従来のカロリー制限食に比べて取り組みやすいと、病院やレストラン、食品メーカーなどで糖質制限食を取り入れる動きが広がってきた。
糖尿病の治療に効果、血糖値改善、体重も減
糖質は炭水化物やイモ類などに多く含まれる。ごはん1膳=約55g、6枚きりパン1枚=40gの糖質が含まれる。砂糖やみりんなどの調味料にも含まれている。一方、一般的な食事療法であるカロリー制限食で制限される肉類・乳製品にはあまり含まれていない。
2009年から北里研究所病院(東京)ではカロリー制限食事療法がうまくいかない患者に2週間教育入院してもらい、治療用に糖質制限食を出していたが、2012年6月からは院内レストランでも提供を始めた。
糖質量の多い主食を抜く代わりに、主菜2品、副菜2品を出している。ある日のメニューは 黒ムツの田楽焼き 鶏肉と根菜の炒め煮 厚揚げと青菜の煮物 白菜のわさび和え だった。「味付けを薄くし主食を取らなくても満足できるように工夫している」と管理栄養士の内田氏は話した。
糖尿病では長年「カロリー制限食」が治療の基本とされてきたが、カロリー計算が面倒、量も少ないなどの理由で続けられないケースが多かったが、糖質制限食は糖質量を減らせばカロリーは気にしなくていい。
北里研究所病院ではカロリー制限がうまくいかなかった糖尿病患者24人を再度カロリー制限する群と糖質制限を試す群に分けて半年間観察したところ、糖質制限食群にのみ血糖の平均値、血中中性脂肪、最低血圧値が改善したという(同糖尿病センター長の山田悟医師による)。
京都市の高雄病院では入院患者だけでなく、予約すれば外来患者でも糖質制限食を食べられる。これまで入院患者600人、外来患者1500人が糖質制限食による治療を受けたという。
同院では飽きずに食べられるように外来患者にも院内食のレシピを渡すなど工夫をしている。
「アメリカの糖尿病学会もその有効性を認めており、患者さんの関心は高い。今後多くの医療機関で広がるだろう」(同院理事長 江部康二医師)。
このほか慶応大学病院や東海大学病院などでも治療の導入を検討している。
「今年の3月からカロリー制限できない患者に試したところ、血糖値や体重減に効果があった。今後さらに症例を増やして効果を見ていきたい」(東海大 鈴木大輔 准教授)。
レストランでも人気 材料工夫しコースで
日本糖尿病学会も2012年5月の学術集会で、130g/日の糖質量制限することを目安とすることで、糖尿病治療の選択肢の1つとして糖質制限食を認めた。「糖質以外に摂る蛋白質や脂肪の質も重要でこの療法を試す際には併せて考える必要がある」と金沢大内分泌代謝内科准教授 篁俊成 医師は話す。
東京都内のイタリアンレストラン「ボタニカ」は2008年から糖質制限メニューを提供しているが、口コミだけで毎月100人以上の予約が入る。
前菜2品、パスタ、メイン、デザート盛り合わせのコースの合計糖質量は20g台。フォアグラや肉も含まれ、パスタは小麦タンパクで、パンはふすま粉(小生注 ふすまは、お米でいうヌカの部分にあたり、小麦の外皮部分のこと)から作るなどの工夫をしている。
料理長の新井田氏も以前は糖尿病予備軍だったが、糖質制限食を試したところ3か月で体重が30kg減り、血糖値も正常に戻った。
日常の食事でも、糖質量を抑えるには主食を減らす、砂糖を人工甘味料にする、イモ類を他の野菜に置き換えるなどの方法があげられる。同様に糖質制限食メニューを用意している飲食店は、東京・京都・大阪などに約40軒ある。
食品業界にも糖質制限食を取り入れる動きが広がっており、日清製粉は都内のラーメン店「麺屋武蔵」と協力し、低糖質のラーメンやパン、ピザなどの開発を進めている。
ふすま粉を用いることでラーメン1杯の糖質量を80g→30g程度に抑えられるという。
「メタボな人でも気にせず粉ものを食べられる文化を作りたい」(麺屋武蔵店主 山田雄 氏談)。
大手乳製品メーカーも糖質量が1個あたり5g以下のアイスを開発中だ。
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