2014年8月6日水曜日

呼吸① 布団や気温差注意 1分で知る豆医学 朝日新聞平成24年11月27日(火)    2012年11月27日 記事

11月27日(火) 嵐、雷

 風雨の強い荒れた朝です。

 風邪のほか、吐き下しの胃腸炎で来院される患者さんが増えています。マスク装着のほか、うがい・手洗いの励行をお勧めします。
 毎週火曜日の朝日新聞・豆医学コーナーをアップしました。

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 肌寒さを感じる季節になった。押入れにあった毛布や布団を引っ張り出して、一枚、また一枚と増やす。

 でもちょっと待って。

 ぜーぜーと呼吸が苦しくなることが多いぜんそく患者には、注意が必要です。

 日本アレルギー学会の指導医、村立東海病院(茨城県)の松井猛彦さんは以下のように語る。 

ぜんそく発作は9月末~11月下旬に増えるという報告があり、特に学童期に多い」

 毛布や布団は、ダニやカビの「たまり場」になっている。不用意に広げると夏の間に繁殖したダニの糞が飛び散る。使う前には洗濯が必須のようだ

 気温差が発症に関係するとの指摘もある。いわく

「前日比で平均気温が3℃以上下がると症状が悪化する」 とか

「小児では5時間以内に3ど以上の低下で受診患者が増える」 との報告も…。

 ぜんそくの発作は真冬は多くなく、子供や若者ではインフルエンザウイルスも大きなリスクではなさそうだという。

 しかし2009年に流行した新型インフルの「H1N1」は、小児ぜんそく患者に重い呼吸器障害を引き起こした。松井さんは

「まだ予防接種を受けていない小児は、早めに受けるように」 と呼びかけている。

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