2014年8月4日月曜日

乳児は肌も注意 1分で知る豆医学アレルギー③ 朝日新聞平成24年10月9日(火)   2012年10月9日 記事

10月9日(火) 晴れ

 すでにインフルエンザの予防は済ませたのですが、お恥ずかしいことに鼻風邪をひいてしまいました。気温の変化にまだ体が順応できないためのようです。早く治さなくっちゃあ… 

 今朝はiPS細胞の研究でノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授が新聞の一面を飾っています。

 数々の失敗にめげず不屈の意志で研究をつづけた天才…これまでの受賞がほぼ30年以上前の業績に対してであったの比較して、論文発表からまだ6年しかたっていない事を考えると、破格の扱いです。同世代の医師として本当に凄いと思います。

 まだ臨床応用にはいくつもの障害が残っているようですが、これまで不治とされてきた難病を治せる日が、1日でもはやく実現してほしいと願っています。

 本日は、朝日新聞連載のアレルギーについての記事をアップしました。赤ちゃんの肌のあれがアレルギーに関係しているらしいということです。乳幼児のケアは大切なのですね。

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 「茶のしずく石鹸」 による小麦アレルギーが相次ぎ、社会問題になった。

 原因は小麦のたんぱく質を細かく分解した保湿成分。毎日使うことで肌から体内に侵入し、皮下の免疫細胞が「異物」と判断してアレルギーを起こした疑いがあると、、日本アレルギー学会は報告している。

 「赤ちゃんの場合も肌を通して食物アレルギーが起こることがある」 

と昭和大学医学部小児科の今井孝成さんは話す。

 腸の免疫細胞は、食べ物を栄養として取り込めるよう 「異物」 ではないと識別する

 だが生後間もない赤ちゃんは、腸で 「異物ではない」 と認識される前に、食べ物の成分が荒れた肌から侵入し、「異物」 と認識された結果、免疫が過剰に反応してアレルギーを起こすことがあるようだ。

 オーストラリアの研究者が12か国で失神のある幼児2000人を調べたところ、生後半年までに湿疹になった子は、半年から1年までになった子より、卵や牛乳アレルギーのリスクが2倍高かったという。

肌が傷つき、アレルギー物質が侵入しやすくなった疑いがある。

 今井さんは  

「アレルギー予防には肌のケアも大切」  
 と指摘する。                              (阿部彰芳)

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