2014年8月17日日曜日

元気のひけつ 男女とも長寿日本一となった長野県の秘密 朝日新聞be 平成25年11月23日(土)    2013年11月23日 記事

131117inu11月23日(土) 勤労感謝の日 くもり

 今日はお休みです。裏日本特有の時雨れる季節の狭間で今日は寒いながらも晴れ間がありました。

 寒くなると愛犬ココアは散歩をいやがるようになります。でもひなたぼっこが出来ればご機嫌です。

 新聞に、お隣長野県の長寿の秘密をさぐる特集が載っていました。

 ”ぴんぴんころり”、お迎えが来る前の日まで普通の生活というのは、小生の理想でもあります。

 隣の県の生活と何が違うのか興味津々でした。減煙、野菜の摂取と今時”おせっかい”にもみえそうな隣近所の関係 がカギとありました。

 記事を読んでいて約30年ほど前の代表的長寿県、”沖縄県”の今がどうなっているのか、同時に少し気になりました。

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元気のひけつ 
男女とも長寿日本一となった長野県の秘密 
朝日新聞be 平成25年11月23日(土)


食改善や社会参加が大切

 男性80.88歳、女性87.18歳。厚生労働省が今年2月に発表した2010年の都道府県別平均寿命で、長野県が男女ともに全国1位となりました。男女とも47位の青森県と比べると、約3歳の開きがあります。長野県の長寿の秘密は何処にあるのか、探ってみました。
 
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 医師で長野県健康長寿課長を務める小林良清さんは、長寿県となった理由を

「がんや心疾患による死亡率が低いため」

と説明する。2010年の長野県のがん死亡率は、男性が全国47位で女性は46位。心疾患も男性46位、女性45位と確かに低い。

 この低さを支えているのが、生活に根付いた予防運動だ。今でこそ長寿県となったが、半世紀前の1958年には、長野県の脳卒中死亡率は全国1位だった。高血圧を防ぐ 「減塩運動」 が始まり、長寿県作りのきっかけとなった。

 生活改善を支えているのが戦後普及した保健師の活動を補助する保健補導員と食生活改善推進員(食改)だ。

「『ほっぺたまわし』と言われ、自治会役員のように順番にやる。勉強会に参加し、近所の人に働きかけることで知識や経験が蓄積されていく」(小林課長)

 保健補導員の経験者はのべ20万人。女性の5人に1人の割合だ。関心のある人だけが取り組むのではなく、地域の役割として交代に行うことがポイント。隣近所の関係を利用することで、引きこもりがちな人にも声をかけやすい。おかげで肥満者や喫煙者の割合が低くなり、野菜摂取量は全国1位となった。

 野菜摂取量が多い理由を松本大学大学院の廣田直子教授(健康栄養学)は次に様に見ている。

「お焼きやぶっ込みうどん、とうじそば、ふかしなす、みそ汁といったように野菜を多く使う長野の食文化のおかげ」


野菜を多く入れることで、汁の量を少なくし、蒸すことで油の使用を抑える。

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(右図はクリックで拡大します)

 食生活の改善や普及を担う食改の推進員は、県内に4700人。特に熱心な地域の一つの佐久市には186人もいる。毎月、七つの地区ごとに集まり、栄養士が考えた新しいレシピでおかずを作り、学んでいく。

 佐久市が2013年10月に実施した 「ぴんころ弁当料理コンテスト」 の応募条件は、600~700キロカロリーでご飯150g、塩分3~4gと低めに抑えられている。

 食改代表の土屋さん(66)は自宅で 「酢じょうゆ」 を使う。酢3 に しょうゆ7 か、4対6の割合。佐久市健康づくり推進課の本田さん(栄養士)は 「だしじょうゆ」 だ。だしとしょうゆと酢が 5対3対2の割合。このような小さな取り組みが根付く。

 今長野県が注目するのは高齢者の有業率だ。2011年は男性38.5%、女性19.7%で、5年前より下がったものの、ともに全国1位。

 「人生二毛作。高齢者が健康を害さないためには、いつまでも社会参加が出来るようにすることが大切だから」(小林課長・談)だ。    (岩崎賢一)

インフォメーション

 佐久市が取り組む 「ぴんころ御膳」 のレシピや料理の写真は、インターネットで 「佐久市」 のホームページを開き、画面右上の検索で 「ぴんころ」 と入力してクリックすると出てくる。(リンク: http://www.city.saku.nagano.jp/cms/html/entry/7060/4.html)
長野県の健康・生活習慣病などに関する取り組みを知るには、「長野県健康長寿課」のホームページを開くと調べることが出来る。


記事以上

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