2014年8月13日水曜日

噛む ③ 認知症を防げるか 朝日新聞 医療 平成25年6月11日(火)   2013年6月13日 記事

6月13日(火) 晴れ

 季節外れの台風でここ数日新潟はフェーン現象が起き、毎日30℃を越える猛暑になっています。昨日は炎天下の屋外作業中に頭痛、吐き気を訴える方が来院、軽い熱中症と診断し補液と扇風機で身体を冷やしたところ、夕方には元気に帰宅されました。

 熱中症は予防が大切です。

夏に備えて乳製品を多く窃取し、血液中のアルブミンを増やして血管内脱水を予防し、大汗をかいた時には水分と一緒に食塩を少量摂るようにしましょう。

 熱中症対策に関しては 当ブログ 熱中症 カテゴリーをご参照下さい
念のため、以下 熱中症 関係 参考記事リンク

2012年8月: 高齢者を襲う「かくれ脱水」 平成24年8月8日(水) 朝日新聞朝刊 生活面 http://utida-naika.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/08/2488_d3f5.html

2011年7月: ためしてガッテン 7月13日(水) 夏場は塩分のとりすぎに注意
http://utida-naika.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/07/713_16e1.html

2011年7月: 目からウロコの熱中症対策 7月4日クローズアップ現代 どう防ぐ“節電熱中症”を見て
http://utida-naika.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/07/74_7d1b.html

 さて今回も朝日新聞連載中の医療記事 かむ についてアップしました。
 認知と咀嚼の関係について書いてありました。

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噛む ③ 認知症を防げるか 朝日新聞 医療 平成25年6月11日(火)

 よく噛むことは、脳にもいいといわれる。

 ガムを噛んでいるとき、脳がどうなっているか。
 画像診断装置を使って調べたら、前頭前野や小脳、視床といったあちこちの領域が活性化したという報告が複数出ている。日本からの研究が多い。
 
 一時的に保たれる記憶力などを見るテストの成績が、噛むことで高まったという報告もある。

 こうなると期待したくなるのは、よく噛むことで認知症を防げないか、ということだ。

 九州保健福祉大のチームが宮崎県に住む、認知症とそうでない65歳以上の女性44人ずつを調べたら、歯の本数やかみしめる力、摂取できる食品から見た咀嚼力のいずれも、認知症の人たちでは劣っていた。

 だがこの調査手法だと、噛めないから認知症になったのか、認知機能が下がったために噛む力も衰えたのかがはっきりせず、まだ結論は出ていない。

 動物実験では、咀嚼力が認知機能に影響していることはほぼ確実らしい。宮崎県での調査に携わり、今は国立保健医療科学院で統括研究官をしている三浦宏子さんは

 「人間でもさらに研究をしていかないといけない」

と話す。       (田村建二)

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