4月12日(木) 晴
ようやく春めいた陽光が拝めるようになりました。
予報では当地の桜は4月16日開花予想とのことです。
この一週間、風邪症状で来院された方の約二割にインフルエンザの反応が出ています。人混みにゆく際にはマスク、帰ったらうがい手洗いを忘れずに行うようお願いします。
本日は高校時代を回想してみました。
************************************
小生が通った高校は地方の城下町にあり、旧制中学時代からバンカラで有名だったそうです。
その時代を忍ばせる遺物として、新入生歓迎時の応援練習がありました。

入学翌日から体育館に並ばされて、応援団に指導に合わせて歌を歌うのですが、
”一晩で校歌、応援歌第1,第2、凱歌の歌詞を覚えてこい!”
と上級生の応援団員に耳元でどやされて、必死に暗記した記憶があります。
入学後一週間は毎日上級生の応援団員の指導の下応援練習が行われ、体罰こそはないものの、
”声が小さい” ”腕の振りがなってない” ”ダメだ、ダメだ、全然ダメだー”
などと、ほぼ言いがかりのような指導をうけ、その前後に団員が眼前で叫ぶ大声に合わせながら
”オスッ!オス!オス!オス!…”
というかけ声を、10回近く出さなければなりませんでした…
無駄なことしやがって、先生方も何も口出ししないし、なんなんだ、この学校は?と心底思いました。
うんざりするような応援練習週間の一週間が経った最終日、よく意味のわからない応援練習が終わり、教室に帰ろうとした時に、応援団長が
「なーんちゃって」
という具合にタネを明しました。

伝統となっているこの応援練習、校歌などを覚えてもらって6月に控えた運動会に困らないようにする、というもっともらしい目的もあったそうですが、
結局、
なにも知らない新入生をおちょくり半分で歓迎するのが主目的、ということなんだそうな。
先生方は先刻ご承知で、拱手傍観していたというわけ。
人騒がせなことしやがって! その時新入生は全員そう思ったことでしょう。
ですが、自分が上級生になって応援練習を見てみると、必死に大声を出して、歌詞を覚えようとしている新入生の初々しくて可愛いこと!
応援団員も、同級生の中で強面だけど性格が穏やかな人や根が面白いやつが立候補したりしていたので、そいつらが大声を出して新入生をビビらせている場面は、自分が当事者で無ければ滑稽な風景であり、応援練習は春の風物詩として待ち遠しくもありました。
さて、世は平成となり20年、21世紀になり10年以上経ちました。
母校の応援練習はまだ受け継がれているのか、時々のぞいて、オスと声をかけてみたくなります。
”がんばれ、新入生!”
とも!。
いやあ、若いっていいですね、うらやましい。
あちこちにガタのきたオヤジは本当にそう思います。
予報では当地の桜は4月16日開花予想とのことです。
この一週間、風邪症状で来院された方の約二割にインフルエンザの反応が出ています。人混みにゆく際にはマスク、帰ったらうがい手洗いを忘れずに行うようお願いします。
本日は高校時代を回想してみました。
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小生が通った高校は地方の城下町にあり、旧制中学時代からバンカラで有名だったそうです。
その時代を忍ばせる遺物として、新入生歓迎時の応援練習がありました。

入学翌日から体育館に並ばされて、応援団に指導に合わせて歌を歌うのですが、
”一晩で校歌、応援歌第1,第2、凱歌の歌詞を覚えてこい!”
と上級生の応援団員に耳元でどやされて、必死に暗記した記憶があります。
入学後一週間は毎日上級生の応援団員の指導の下応援練習が行われ、体罰こそはないものの、
”声が小さい” ”腕の振りがなってない” ”ダメだ、ダメだ、全然ダメだー”
などと、ほぼ言いがかりのような指導をうけ、その前後に団員が眼前で叫ぶ大声に合わせながら
”オスッ!オス!オス!オス!…”
というかけ声を、10回近く出さなければなりませんでした…
無駄なことしやがって、先生方も何も口出ししないし、なんなんだ、この学校は?と心底思いました。
うんざりするような応援練習週間の一週間が経った最終日、よく意味のわからない応援練習が終わり、教室に帰ろうとした時に、応援団長が
「なーんちゃって」
という具合にタネを明しました。

伝統となっているこの応援練習、校歌などを覚えてもらって6月に控えた運動会に困らないようにする、というもっともらしい目的もあったそうですが、
結局、
なにも知らない新入生をおちょくり半分で歓迎するのが主目的、ということなんだそうな。
先生方は先刻ご承知で、拱手傍観していたというわけ。
人騒がせなことしやがって! その時新入生は全員そう思ったことでしょう。
ですが、自分が上級生になって応援練習を見てみると、必死に大声を出して、歌詞を覚えようとしている新入生の初々しくて可愛いこと!
応援団員も、同級生の中で強面だけど性格が穏やかな人や根が面白いやつが立候補したりしていたので、そいつらが大声を出して新入生をビビらせている場面は、自分が当事者で無ければ滑稽な風景であり、応援練習は春の風物詩として待ち遠しくもありました。
さて、世は平成となり20年、21世紀になり10年以上経ちました。
母校の応援練習はまだ受け継がれているのか、時々のぞいて、オスと声をかけてみたくなります。
”がんばれ、新入生!”
とも!。
いやあ、若いっていいですね、うらやましい。
あちこちにガタのきたオヤジは本当にそう思います。
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