2014年7月30日水曜日

平成24年2月3日(金)付 朝日新聞記事 老化を防ぐ食生活  2012年2月4日 記事

120203turara 2月4日(土) 大雪

 相変わらず冷え込んでいる阿賀野市です。

 今朝は雪が40cm積もっていました。早朝から1時間半も除雪作業をして、始業前にはもうへとへとでした。寄る年波には勝てませんね。

 当院の近くで大人の背丈をを超える(全長2m以上!)つららを見つけました。こんなに長いのは小学校以来、当地ではとんとお目にかかれませんでしたから、いやはや今年の冬は久しぶりに寒い、と「北方の醇地」に生まれた小生も感じます。

 今回は新聞記事抜粋を載せます。

 先日扱ったヨーグルトが、インフルエンザだけではなく、老化予防にも一役買うことになりそうです。また、三食きちんとよく噛んで食べるのは、ダイエットの基本でもあります。

 当ブログの「ダイエット」カテゴリもご参照ください。

*************************

朝日新聞 平成24年2月3日(金)12面 be Extra LIFE 老化を防ぐ食生活

 100歳以上の人口が5万人、介護が必要な人はその100倍の500万人いるという長寿国日本。「食」からのアンチエイジング(抗加齢)の実践法を専門家に伺った。

 その1 ヨーグルト !

 カルシウムや善玉菌補給のため (同志社大アンチエイジングリサーチセンター教授 米井嘉一氏)

 フランスのパスツール研究所(世界的に有名な微生物研究施設)と明治(乳業や製菓、製薬の大手)が、これから2年間の研究を行い、ヨーグルトが老化を遅らせる効果を持つかどうかを調査する予定。

 明治は先にマウスを用いた動物実験を行い、自社のヨーグルトを与えたマウスが長命だったことを確認したという。

ヨーグルトには以下の優れた性質がある。

1.日本食に不足しがちなカルシウムを補える
  カルシウムが不足すると骨や歯がもろくなる上に、副甲状腺ホルモンの異常をきたし
  溶けだしたカルシウムが血管に沈着して動脈硬化や腎臓の石灰化といった臓器老化を  
  起こす。
 
   牛乳で下痢する人でも、ヨーグルト内には下痢の原因の乳糖が分解・減少しているので安心 
  とのこと。

2.ビフィズス菌などの善玉腸内細菌を補充できる
  年齢と共に腸内に悪玉菌(ウェルシュ菌など)が増えてくるが、ヨーグルトに含まれる善玉菌を増  やして腸内環境を整えれば糖や脂質の代謝が改善し老化防止につながる。悪玉菌による便秘  や消化不良で活性酸素が生じ、細胞を傷つける老化危険因子「酸化ストレス」が高まる。
 
   体を錆びさせないために食物繊維やポリフェノール、αカロテンの摂取が大事とのこと。
 
   老化危険因子となるストレスの中でも、タンパク質が糖化する「糖化ストレス」に注意が必要で  あり、糖化を防ぐ食生活(糖分摂取を制限?)を心がけるように米井氏は唱えている。 
  
   糖化ストレスを抑えるには、(糖分の過剰摂取に気をつけるほかに)規則正しい食生活、とり
  わけ朝食をきちんととることが重要である

その2 三食 朝食重視、早食いに注意して生活習慣病にならない健康長寿のための食生活を!(女子栄養大教授 香川靖雄氏) 

「朝食をしっかり食べないと、脂肪をためやすい他の時間帯に栄養を摂りすぎ肥満につながりやすい」

 沖縄で長寿の調査にかかわった経験を持ち、テロメア(染色体の一部)と細胞老化の関係を研究する、香川氏も食事を三食きちんと摂ることが重要だと説く。
 また栄養のバランスも細胞組織の協調を保つために大切である。

① 卵・牛乳・乳製品

② 肉・魚・豆

③ 野菜・果物・芋

④ 穀類・砂糖・油

 ①②③からは毎日3点ずつ取り、④は適正体重を保つように調節して摂取する。

早食いも要注意で、急いで食べると血糖値が急激に上がる結果、肥満を招く。

「よく噛んでゆっくり食べることを習慣づけることが大切」

 活性酸素を抑える栄養素は赤ワインやお茶に含まれるポリフェノール、ピーマンに多いビタミンC、アーモンド・ピーナツに豊富なビタミンEがある。葉酸は脳梗塞の予防に効果があるといわれ、ホウレン草やお茶、海苔に含まれる。
 ビタミンと食物繊維の多い野菜は350g/日をとりたい。


和食は理想的な健康長寿食 (食文化史研究家 永山久夫氏)

 旬の食材は季節の理にかなった栄養効果が得られ、江戸時代の食事が現代の理想的な健康食だと永山氏(ただし日本の伝統食には塩分が多く、カルシウムが不足気味なので工夫が必要)。

 一汁三菜で肉は少なく、穀類と野菜を中心に少量の魚を食べる 「江戸めし」。味噌汁は脳を活性化するアミノ酸が豊富で、サプリいらずの天然アミノ酸スープである。サンマやサバといった青魚には脳の老化を予防するDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(イコサペンタエン酸)が多い。

※ 料理愛好家の平野レミさんの 「元気を作るスープ」 2人分

 水5カップと骨に沿って切れ込みを入れた鶏手羽先300gを強火にかけアクしっかり取って煮立たせ、その後肉厚の生しいたけ6枚とニンニク1株分を加え、フタをして弱火でコトコト煮込む。
 具が柔らかくなったらオイスターソースと塩をそれぞれ小さじ2分の1ずつ加え、コショウで味を調え万能ネギを散らしてできあがり。

 以下 レミさんのコメント 「鶏はコラーゲンたっぷりで低カロリー高たんぱく。にんにくは血行を改善し体を温める良い子。まるごといけるわよ。シイタケはビタミンや食物繊維いっぱい。」

120204asahi2_3

0 件のコメント:

コメントを投稿