2014年7月30日水曜日

新潟日報 12月6日(火) 健康欄 『冬場が危険 心筋梗塞・脳卒中』 抜粋  2011年12月7日 記事

12月7日(水)

 今週末には、平場にも雪が降るという予報です。
 ここ1週間は、急性胃腸炎で来院される患者さんが目立ちます。家族や職場で吐き下しの方がいらっしゃるようでしたら、先日当ブログにもアップした、ノロウイルス感染の予防対策をご参考ください。

 今回の内容はは12月6日(火)の新潟日報の健康記事からの抜粋です(下図も)。

 冬は血管が破れたり、詰まったりする病気脳出血、脳梗塞、心筋梗塞]に注意が必要という内容です。

 多少表現が 小生流 になっていますがご了承ください。話し手は「新大医学部の岡田正彦教授(予防医療学)」。

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1.心筋梗塞脳卒中の死亡率は、の方が夏に比べて1.5~2倍と高くなる
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 理由は寒くなると血管が収縮し血圧が上がり、血管にかかる負担が増して破れたり、血管の内腔を裏打ちする内皮細胞の機能が低下し、血栓が詰まりやすくなるため。
 また気温が低下すると血液中の赤血球などの細胞成分が増え、血液の「サラサラ度」が低下することも関係がある。

2.入浴起床時の寒さ注意 ~ 冬の朝夕の時間帯がデンジャーゾーン

 急激な温度変化で血管に過度の負担がかかり、病気が発症する危険が高まる。脱衣所や起床時の寝室は暖めておいたほうが良い。

 また、交感神経と副交感神経の働きが、朝夕の時間帯に切り替わることも病気に関与している。

 風呂に入って 「極楽、極楽」 等と言っている時間が実は一番危ない!ほどほどの温度のお湯に短時間入るのが一番安全

3.寝すぎに注意 推奨される睡眠時間は 7時間 程度

 寝過ぎが生活習慣病の原因になることが、最近の研究で明らかになったとのこと。

 長時間身体を動かさないと、血栓ができやすくなるので、睡眠は7時間が理想。

 暑さ寒さに耐えられるよう、普段から運動を心がけることが大切だが、急な運動、無理な運動は禁物。1分間の脈拍数で 165-「自分の歳」 (回/分)を越えない程度の運動が目安。
以上です。

 節電が叫ばれている最中、省エネと暖房の兼ね合いが難しいところですが、何事も無理は禁物です。

 血圧や血糖、血中脂質のコントロールは冬場に悪化しますので、かかりつけのお医者さんにご相談することをお勧めします。読者のみなさま、今年の冬も体調管理にお気をつけください。

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