2014年7月29日火曜日

男はみな龍馬かぶれです 「司馬遼太郎 竜馬がゆく 文春文庫」 2011年8月16日 記事

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 8月16日(火)

 みなさま、お盆は有意義に過ごされましたでしょうか。

 写真は日本海に沈む夕日です。家族と海に行った際のものです。

 ここのところ、朝が涼しく秋の気配が感じられるようになりましたが、日中は酷暑による熱中症にご注意ください。

 今回は 御存知 時代小説 
「竜馬がゆく」 についてです。


 中学時代、小生はフォークギターの練習に明け暮れました。

 周囲で流行っていたのは松山千春、オフコース、チューリップなど。歌謡曲もありましたが、よくわからず。ツイストやゴダイゴ、サザンオールスターズも流行っていました。

 海援隊の歌も好きで、「送る言葉」の弾き語りを練習したりしました。武田鉄矢氏が人生の師と仰ぐ坂本龍馬に興味を持ったのもこの頃でした。
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 文庫本で8冊の「竜馬がゆく」を読んだのは高1の夏でした。内容は割愛しますが、読み終わった時

 ”漢(おとこ)の人生はかくあるべし”

と身震いしたことを覚えています。

 男はみんな龍馬かぶれ、とソフトバンクのCMでも武田氏が言い放っていましたが、全くその通り。

 いつかは人生を賭して一事を成し遂げてみたい、と熱い思いを抱いていました。

 しかし長ずるにつれて、己の玉にあらざるを悟り、小心翼々とした小生の人生は平々凡々、可もなく不可もなくという日々を重ね、もう折り返し点を過ぎてしまいました。

 政治家ならば ”慙愧に堪えない” とでもいうところでしょう。

 ただ、この年になると ”平凡を生き切ること” もある意味偉業なのかもしれない、と感じるようになりました(イソップの酸っぱいブドウのエピソードに相通じるものがあるかも知れませんが…)。

 家庭を築き、子供を教育し(悪いことをした時には体罰も辞さず)、家族を守る。社会の歯車の一個に過ぎない仕事でも、与えられた職務を全うする。
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  文字にしてたった2行のことですが、そのなんと難しいことか(そうじゃありませんか、ご同輩?)。

 龍馬の生き様に胸を熱くした少年の頃をほほえましく思い出しながら、今日も娑婆であくせく生きています。

 いつかはわかりませんが、お迎えが来るまでは精一杯生き抜きましょう。

 以上オヤジのたわごとでした。 

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